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2023 8/12の拝観報告4 最終(西陣 古武邸当主と、乱世が生んだ織物の街へ 西陣の商家レクチャー付き まいまい京都)

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写真は、離れの座敷。

藤野家住宅を出て、またkiさんと車で移動。
本隆寺前のコインパーキングに駐車。
15:00前にやって来たのが、京都市考古資料館です。
この日は15時からまいまい京都の「西陣 古武邸当主と、乱世が生んだ織物の街へ 西陣の商家レクチャー付き」がありました。
参加者は15名ほど、参加費は3,500円でした。

この日も猛暑日だったので考古資料館で集合はしましたが、すぐに大宮通を北上して古武邸へ。
大正時代の帯問屋の町屋を、古武さんが購入して維持管理されているようです。
ここもまた面白い町屋で、特に店の間が変わっていますね。
この辺りはまた今後の本編で述べます。

奥座敷で古武さんのごあいさつの後、早速奥の離れで古武さんの講義です。
平安京の成り立ちから、西陣の商家のお話も。
手作りのパネルや小道具も面白かったです。

1時間弱のお話の後、邸内の自由見学もあり、16:10頃にこちらを出ました。

古武邸の後は、東へ向かって山名宗全邸跡。
堀川通に出て、上立売通を西へ進み元西陣小学校。
そして紋屋町。
紋屋町には朝廷や大名の高級紋織物を織っていた西陣織り六家が軒を連ねていたそうです。
その1つ三上家の三上家路地には今も長屋が残っています。
最後はさらに西に進み、雨宝院から織成館の前で終了。
17:25頃でした。

西陣エリアの特に今出川より北のエリアがよく分かるツアーでした。
もちろん古武邸にもお邪魔できるチャンスですしね。

kiさんはこのあと千本釈迦堂に行かれたので、僕はこのまま帰宅しました。

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ザ・プリンス 京都宝ヶ池2 宿泊者限定 館内ツアー・茶寮のお茶席

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写真は、茶寮の16畳の間

プリンスホテルでは宿泊者限定(デイユースでもOK)で月に2回日曜日の11:00~12:30まで、館内ツアーを無料で2022年の夏ごろからしています。
またまいまい京都でも平日にランチをプラスして、このツアーを募集しています(11,000円)。
また茶寮での呈茶も月2回日曜日に開催しています(1人2,000円)。
第3日曜日だと両方開催しています。

チェックインカウンターの前に集合します。
まずはホテルのエレベーターホールとロビーから階段を下りて地下2階へ。
この辺りは通常でも入れるとことで、解説は前述です。
そしてゴールドルームの中へ。
ホワイエを経て中に入ると、楕円形のホールです。
壁面に森林をイメージしており、側面はガラスモザイクが施されています。
床は木組みなので、ダンスフロアとしてもいいそうです。

地下2階のフロアのカーペットは改修時に新調していますが、このフロアの控室に入ると、薄紫の元の落ち着いたカーペットが残っています。
こちらも通常非公開です。

そしてエレベーターで客室へ。
客室は2階から8階の7フロア。
元々G7を京都国際会議場で行うことを想定して造られたので7フロアあり、各階にスイートルームがあります。
ホテルがドーナツ状ですので廊下も弧状になっており、先が見通せません。
これはプライバシー保護にもなっているそうです。
お部屋は1番小さなデラックスフロアでも40㎡弱あるので、十分な広さです。

3階のスイートルームへ。
居間とベッドルームがあり、机、テレビ台や照明も村野藤吾の設計。
天板は重く見えないように周囲は薄くしていますが、中央部分は厚く重厚。
内装も白く明るい基調で、角が少なく湾曲しています。
窓からモニュメントまでの屋上が見えますが、一面芝生になっているんですね。

ここまでは毎回同じようです。
ここらは通常茶寮へ行くことが多いようですが、僕の会は6階の西陣スイートと1階のバー アスコットでした。

まずは6階の西陣スイートへ。
こちらは2007年の改修時に造られました。
西陣の町屋をイメージしています。
入った正面にクローゼットがあり室中が見えません。
そしてその土間はベッドルームにも続き、ベッドは1段高いですが土間は部屋の最奥まで続いています。
通り庭をイメージしているようです。
室内はグレーで暗め、窓側の縁との境には低い袖壁があります。

 1階に降りて、バー・アスコット
こちらも創業当初からほぼ改修されていないそうです。
窓がないL字の室内で、イングランド調。
バーカウンターもソファーもすべて曲線です。
バーカウンターの手前には肘置きがあり、座って肘をついても楽でした。

茶寮
以前は外部参加も可能なお茶席があったりしたそうですが、最近は見かけません。
今回は2022/5/15と5/29の14:00~16:30に30分毎に開催された宿泊者限定のお茶席(1人2,000円)にホテルをデイユース(下限1室15,000円、2名利用可)して参加しました。

茶寮のアプローチを進むと、苔のきれいな露地の飛び石を歩き玄関へ。
玄関間の右手に廊下があります。
廊下に向かって右手に4畳半の小間の茶室があります。
化粧屋根と葦の天井ですが、葦の奥にライトがあるので明るいです。
この手前には水屋が、廊下正面の外には腰掛待合があります。

廊下を左手に進むと、ほぼ正面に8畳の広間があります。
化粧屋根と竿縁天井ですが、天井がもみじと桜型に繰りぬかれている部分があります。

廊下は左手にクランクし、さらに奥の右手に大きな16畳間があります。
中央は堀り席になっており、付書院、床の間があり、写真のように天井も凝っています。
隣に池のある露地庭園もきれいです。


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