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2023 8/5の拝観報告1(京都府庁旧館 正庁)
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写真は、京都府庁旧館の正庁内部。
連日の猛暑日にも慣れてきた土曜日です。
この日は朝から少し出かけます。
9:50頃に自転車で自宅を出て、10時頃にやって来たのが京都府庁旧館です。
以前から火曜日から金曜日および第1、第3、第5土曜日の10:00~17:00に
旧知事室、旧食堂と旧議場が見学出来ました。
しかしどうやら4月ぐらいから上記に加えて正庁も見学できるようになったみたいなので、来てみました。
土曜日は正門が閉まっているので、新町通沿いの通用門から入ります。
正門側に向かい正面から入ると、正面に2階への階段があります。
これを登った廊下の左手に旧書記官室があり、ここに府庁の職員さんがおられます。
この旧書記官室の左手にある旧食堂と旧知事室はい以前から公開されていたのですが、この右手に旧応接間と正庁が並んでありました。
正庁は正面外観のバルコニーがある部屋です。
見どころは本編に追記しています。
あとは北側の旧議場も見れました。
さて11月の京都モダン建築祭を迎えるにあたって、
このように建築祭じゃなくても見れるものを先に見ておくメリットは2つあると思います。
・他の場所に時間を使えるので、日程が楽になる。
・人が少ない(場合によっては、ほぼいない)ので、無人写真が撮りやすい
ので、モダン建築祭までに行っておくのも手でしょう。
府庁の職員さんの説明もい聞いたので、10:35頃までおり帰宅しました。
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工房チェリ(旧徳力彦之助邸)
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写真は、外観。
工房チェリは太秦広隆寺の近くにある徳力彦之助の邸宅で、今は金唐革(きんからかわ)の工房兼ギャラリーです。
チューダー・ゴシックの洋館が印象的な、国の登録有形文化財です。
アクセス
嵐電の太秦広隆寺前駅で下車します。
右手前方に広隆寺の表門が見えますが、この正面にある道に左折します。
約200m直進したら右手に太秦小学校、左手に工房チェリの赤レンガの表門があります。
昭和初期に活躍した漆芸家の徳力彦之助が、解体することになった英国の豪華客船の調度品を購入したそうです。
そしてそれらを使って昭和12年にこの邸宅を造ったそうです。
外観は表門は赤レンガ、本館はハーフティンバー様式。
2階の3つの窓はキャンドル型で、ステンドグラスが入っています。
また装飾のついた煙突が非対称に付いています。
玄関から入ります。
左手に2階への階段があり、吹き抜けになっています。
右手は金唐革のギャラリーです。
金唐革はなめした仔牛の皮に銀箔を張り、ワニスを塗ります。
それに型押しで模様を表現し、彩色したものです。
ルネッサンス期のイタリアで主に壁紙として使われたのが最終的に剥がされ、
それが江戸時代に日本で作品の材料として流行したそうです。
ギャラリーの右手奥にある暖炉も船舶の調度品です。
2階に上がります。
階段親柱にはアールヌーヴォーの様な植物の模様が彫り込まれています。
2階廊下正面の窓はゴシックアーチ。
2階右手の部屋が、写真でよく見るお部屋です。
窓枠、黄色いステンドグラス、暖炉や細かな三角形の組み合わせから成る木組みの床など、見所がいっぱいです。
3階に上がる階段は幅をいっぱいにせず、左側を少し開けて吹き抜け空間を広くしていることで開放感が高まります。
2階と3階の間の踊り場には、外からも見えた3つのキャンドル型の窓が見え教会の様です。
まいまい京都の「工房チェリ300年前の豪華客船の内装、英国チューダー様式の洋館を拝見」では2班に分かれ、1班は奥の作業場でオーナーの徳力さんから説明、もう1班は講師の二村さんから建物の説明でした。
作業場では当代の竜生さんはガラス作家で、最初はその製法など。
続いて先代がされていた金唐革の技術についてのお話がありました。
制作の工程や苦労話が面白かったです。
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