■江/田渕 久美子
ドラマは観てないけど、今年の大河なので読んでみました。
戦国時代が舞台とはいえ、文章が平易でとても読みやすいです
女性の視点からみた戦国ものは初めて読んだのでとても新鮮。
ただ、「テレビドラマ」ありきの本で、小説として読むには物足りない。
何よりも、主人公の「江」のキャラクター設定が時代背景に合わず、
さらにコミカルすぎてちょっとひいてしまう部分もありました
「こういう話なのか」と知る程度ならいいかもしれません
ただ、他の方のレビューを見ると史実とはかなり違っているみたいだけど。。。
■運命の人/山崎 豊子
やっと図書館で4冊すべて借りて読み終わったけれど。
うーん
ちょっといまいち(生意気・笑)
今回は過去に起こった「外務省機密漏えい事件」をもとにした小説。
テーマは大きいものの、ちょっと物足りなさを感じてしまいました
小説の後半、主人公が沖縄に移り住んでテーマが「沖縄の戦後」にうつるのだけれど、
根深い問題だけにさらっと触れる程度だととっても物足りない。
モデルとなった主人公も本当に沖縄に移り住んでいたのかな?
なんだか話をまとめるために無理やり沖縄の話につなげていったような気がしてしまい、
あまり読後感はすっきりしなかった
小説だからしょうがないけれど、
今までの作品を考えるとなんだか残念。
同じ作者の小説を何冊か読んでいると、
ベースになる話は違ってもなんとなく同じようなところが気になるようにもなってしまって。
今回感じたのは登場する女性のタイプ。
ちょっと不毛地帯の時と女性のタイプが似すぎじゃないかなぁ
主人公の奥さんもどこかの作品で出てきたようなタイプ...
ただ、沖縄が戦争でどれほどの犠牲を強いられてきたのか、
改めて考えるきっかけになりました
■脳を鍛えるには運動しかない!/ジョンJ・レイティ
運動が脳に与える影響について、
脳のしくみからシナプス、伝達物質、ラットの実験結果から人間の事例まで細かく詳しく書かれている本。
脳のしくみの話になると正直眠くなってしまうけれど、
要するに運動は学習、ストレス、加齢、ホルモン異常、うつなど多くの症状改善に役立つということ。
中でも有酸素運動が効果的なんだそう。
これを読んでから、
なんとなく疲れてて仕事行くのいやだなーという時は(超短時間なのに・笑)、
朝4:30からコアリズムをやってみたり

影響されやすいもので、なんとなく朝からやる気が出てくるから不思議。
■自分の中に毒をもて/岡本 太郎
「岡本太郎氏生誕100年」ということで展示会に行くつもりが、
入院騒ぎ等で行けなくなってしまったので本を読みました
時間がたったのであまり覚えてないけど、
「○○は△△なんだ!」っていう口調だけが妙に印象に残ってる。
そんなことしか覚えてないのかって感じだけど(笑)
■子どもを生活習慣病にしない食卓/北川 博敏
ぷんぴーがすくすく育ってます
とっても喜ばしいことなんだけれど、ちょっと体重が心配で(笑)
タイトルに「子ども」とついているけれど、
中身は広く一般にあてはまること。
油を控えて魚と野菜を食べよう
食物繊維をとろう
あとはなんだっけな(笑)
この本に載ってる計算式によると、
ぷんぴーの身長から計算して太っていいのはあと1キロくらい。
1キロなんてあっという間じゃない

もっと動こう。
もっと身長伸びますように。
これって「食卓」の話とはちょっと違うね(笑)
■ひと晩5冊の本が速読できる方法
■本当に頭がよくなる1分間勉強法
読書時間があまりとれなくなってくると、
どうしても「速読」やら「短時間」やらの文字にひかれてしまい読んだ本。
「ひと晩~」はそれなりに視線の動かし方について参考になりました
問題は「本当に頭が~」の方。
これ、ほんとにベストセラーなのかな?
文字はスカスカ。
元アナウンサーというTV関係者だからなのか、
「次はいよいよ~!」
「さぁ、お待ちかねの~」
「心の準備はいいでか?!」
的な引き伸ばし満載。
肝心の勉強法もいまいち。。。。?
これ、ほんとにほんとにベストセラーなのかな??
■はやぶさ、そうまでして君は/川口 淳一郎
以前、はやぶさ関連の本を1冊読んだけれど、
それははやぶさプロジェクトに直接関わった人ではなかったので
是非プロジェクトリーダーの川口さんの本が読みたいと思っていました
普通の人にもわかりやすいことばで、
プロジェクトの立ち上げや舞台裏、NASAとのかけひき、日本の宇宙開発への思いなどがつづられています
技術者だけれど「はやぶさ」に思いっきり感情移入してしまうところが
とても日本人らしいと思ったし、私もちょっとウルっとしてしまった(笑)
最終章のタイトル「高い塔を建てなければ 新な水平線は見えてこない」
なんだか素敵なことば。
帰還したカプセルには、はやぶさとつながっていた「へその緒」のような部分が残っていたのだそう。
大気圏突入と同時に焼けてなくなるはずのものが残っていた。
跡形もなく消え去ったはやぶさの一部が残っていた。
こういうちょっとしたエピソードを知っていたら、
科博でカプセルを見た時の感動具合も違っていたんだろうな
残念。
■競争の作法/齋藤 誠
タイトルと内容があまり合わないような気がしました。。。
ただ、ここ数年の日本経済のおおまかな状況はわかりました
なんてうっすい感想(笑)
ざーっと見ると、生意気にも批判的な感想ばっかり(笑)
だけど新たな発見ももちろんたくさんあるし、
やっぱり読書は楽しいな