野村萬斎演出の、「まちがいの狂言」を観にいってきました。
「狂言」を観るのはもちろん今回が初めて。
そもそも「狂言」がなんなのかさえよく知りません(笑)
この「まちがいの狂言」は、
NHK教育の「にほんごであそぼ」の中で
萬斎さんが「ややこしや~」と踊っているコーナーの基になるものだそうです。
そうと知ったらなんだか入り込みやすそうな気がして(笑)
それに、シェイクスピアの「間違いの喜劇」をもとにつくられたものだから、
古典的な狂言よりもわかりやすそうだし。
実際に観てみてどうだったかというと、
話はとってもわかりやすいし全てが新鮮な感じがしてとてもよかったです♪
まず、音楽は太鼓と笛のみ(ちゃんとした呼び名はわかりませんが。。。)
この二つの楽器のみで場の雰囲気を盛り上げます。
劇団四季の「ライオンキング」や「オペラ座の怪人」のように、
オーケストラで鳥肌がたつような音楽とともに味わうものももちろん素敵だけど、
今回のようにシンプルに二つの楽器のみというのも、
なかなかいいものでした。
日本の伝統芸能といわれるものは初めてだったので、
私にとってはとっても新鮮でした。
それと、狂言師(っていうのかな?)の動きがなめらか、
かつ滑稽でおもしろかったです。
バレエやフラダンスなどの「踊り系」を始めるようになってから、
背筋のピンとした姿勢やなめらかな動きに目がいくようになりました(笑)
狂言独特の話し方(?)も、
始めはちゃんと聞き取れるかどうか不安だったけどまったく問題なく
楽しめました。
開演までの待ち時間には、
会場内に「ややこし隊」と言われる黒い布をかぶって面を付けた人がウロウロしていて
(「千と千尋の神隠し」のカオナシみたいな人)、
お客さんにちょっかいを出したりいたずらしたり。。。
そんなちょっとした演出も楽しかったです。
ちなみに
「狂言」:能と同様に猿楽から発展した伝統芸能で、
猿楽の滑稽味を洗練させた笑劇。(Wikipediaより)
だそうです。
席が端だったのであまりよく見えませんでしたが、
萬斎さんもかっこよかったです☆