■歴史が面白くなる東大のディープな日本史
学生の頃は、人名がややこしい日本史が苦手で世界史を選択していたけど、
時代小説を読むようになってから日本史に興味が湧いてきました
ちょうど読む本がなくなってしまったので、たまたま駅の本屋で購入してみた一冊。
基礎知識がないので内容は難しく感じたけど、
授業で習った歴史的な出来事の点と点が、線でつながるような楽しさがありました。
歴史の背景を知りながら時代小説を読めば、理解と楽しみが深く広くなりそう。
続編が出ればいいのにな。
■広辞苑の中の掘り出し日本語
まじめな本かと思ったらそうでもなかった。
なんと言ってもイラストがちょっと卑猥で、くだらなすぎて思わず「ぷぷっ」っと笑ってしまいます
広辞苑を読んだ筆者が、
「これは」と思った言葉を抜粋し(この本では「からだ」と「こころ」に関する言葉)、
言葉と意味の下段に筆者の思うところが綴ってあります。
正直、ちょっとくだらないことも多い(笑)
普通は心で思っておしまい!というようなことを、
そのまま文字にしてしまったようなところもあり。
電車で読んでると思わず「ニヤっ」としてしまうし、
イラストがお下品でかなり恥ずかしかった。
■原発・放射能 子どもが危ない
事故後1年以上経ち、気にはしていたけれど、正直危機感は薄れてきていた放射能の問題。
「過敏になりすぎると何もできなくなる」と思っていたけど、
子どものことを考えたらやっぱり知識と情報収集はきちんとしておかないと。
今更だけど、明日よりは今日読んだ方がいい。
正直、出勤前の通勤時に読むような内容ではなかったです。
気持ちが朝から沈みました。
放射能は出したらおしまい。
完全に消えることはないし、大気や海の循環で地球全体に広がっているので
程度の差はあれ「絶対に安全な場所」は既にない。
食物や呼気から体に吸収された放射能による内部被ばくの怖さ。
国と東電、原発利権者、マスコミへの不信感がつのりました。
「東京で使う電力を、どうして東北電力管内の福島で作っているのか」
事故で疑問に思った人も多いはず。
原発の立地やそこで働く孫請け、ひ孫請け会社の労働者、廃棄物処理の場所等々、
「原発は弱者を犠牲にして成り立っている」という言葉が響きました
あれだけの事故を起こしたら、普通は「原発をなくそう」と思うんじゃないのかな。
そう思えないくらい、原発推進国の圧力が大きいのか、お金の問題なのか。
それとも、「いまさら戻れない」ような状況にまで進んでしまっているのか。
どちらにしても電気代が上がるなら、安全な電気を望む人が多いんじゃないのかな。
いろんなしがらみで目の曇った少数の人たちにこの先の日本を託していることが、とても不安になりました。