■小学生から新聞を読む子は大きく伸びる!/池上 彰
自分が新聞好きなものでつい読んでしまいました
自分のことを振り返ってみても、
小学生から新聞は読まないだろうなーとは思うんだけど(笑)
レビューを見てみると、
「今時の新聞なんて読む価値なし。それを、教育に利用しようなんて間違ってる」
みたいな意見がたくさんありました。
そうかな?
新聞に価値がなかったとして、じゃぁテレビは?
価値があるかどうかを判断するのは情報を受け取る本人の問題。
メディアによって特性も違うし、
同じメディアの中でも視点や思想が様々だからこそ、
いろんなメディアを利用しないと公平公正な情報は得られないと思うし。
ひとつの情報源としてやっぱり新聞は利用する価値大。
何よりも受け取った情報から自分なりに何かを考えられる子になって欲しいので、
やっぱり新聞も上手に利用できる子になって欲しい
今は実家の読売新聞に載ってるポケモンにだけ興味があるようだけど、
今はそれで十分だね(笑)
テレビは流れてるものをひたすら受け取るだけ
新聞は載ってるものを自分で取捨選択
ネットは興味のあるものをより深くっていうところかな?
新聞&ネット派の私としては、テレビの評価がちょっと低い(笑)
速報性は抜群だと思うけど。
本への感想とは離れてしまったけれど(笑)
池上さんがおすすめしている「新聞の利用の仕方、楽しみ方」は参考になりました
興味を持たせるために4コマ漫画を利用したり、子供をお天気係りに任命したり、
写真を利用したり。
何がなんでも新聞!ということではなく、
「ひとつの情報源としてもっと新聞を利用しよう」くらいの軽い気持ちで読めば
参考になる本だと思います
■日本は世界4位の海洋大国/山田 吉彦
もっと恵まれた日本の海を活用しよう!という本。
「海」というと海産物を思い浮かべる程度でしたが、
日本の海に眠る資源の豊富さと可能性には驚きました
一番興味深かったのは「海に眠るエネルギーと鉱物資源」
原発事故が起きたばかりでなんですが、
海からウランがとれるとは知らなかった
しかも、年間原発500年分の量。
もちろん、それだけのウランが日本の海中を漂っているという話で、
それを採取、利活用にまわすのはまだまだこれからの話。
エネルギー調達のほとんどを海外に依存している日本だけれど、
次世代エネルギーとして期待されている「メタンハイドレート」も
豊富に埋蔵されている可能性があるらしい
そして、今回の震災では電力のありがたみを十分に感じさせられたけれど、
同時に原発に頼ることの怖さも感じました。
この本で紹介されてる「洋上風力発電」「波力発電」「海洋温度差発電」「潮位差発電」。
太陽光発電と同じく、
自然エネルギーを利用するために自然の影響を受けやすい。
送電技術の確立が必要。
とまだまだ実用化には遠いようだけれど、
なるべく安全で、環境にやさしく、かつ長期に渡って安定利用できるような
発電システムが早く確立されるといいなと思います
「国土が小さく資源が乏しい」と言われ、
自国の力だけでは成り立たない部分が多いと思っていたけれど、
「海ってすごいんだ、日本にはすごい海があるんだ」と
少し元気をもらえた本でした
■子どもに薬を飲ませる前に読む本/山田 真
今までは病院でもらうがままに子供たちに薬を飲ませてきたけれど、
知識としてこの本を読んでおいてよかったと思いました
ぷんぴーの場合、小さいころは中耳炎になりやすかったこともあり、
鼻水が出ると耳鼻科に行っては抗生物質を頂いていました
自宅から近く、ネット予約が可能という便利さもあり。。。
抗生物質をたくさん飲むのはよくないよなとは思いつつ、
中耳炎の不快さを長く感じるよりはとついつい。
でも、引っ越してからは近場でよさそうな病院をまだみつけられていないので、
鼻水くらいならまぁいいかなぁと、
よほどのことがなければ病院にも行かなくなりました。
ほっぴーも同じく。
この本は、薬の功罪がわかりやすく説明してあります
子供がかかりやすい病気や症状(風邪、胃腸炎、ぜんそく、アトピー性皮膚炎等)に合わせて
説明してあるので、
実際に飲んだことのある薬の名前もたくさん出てきました
薬局で薬の説明書はもらうけれど、
読んでも「ふーん」っていう感じでね。
抗生物質の強さの説明もあって、
「あれ?これは子供にはあまり使わないって書いてあるけど、
以前飲んだことあるぞ!!」なんてこともあり、
親として医者に質問できるくらいの基礎知識は必要だと改めて感じました
ちなみに、皮膚がかさかさしがちなほっぴーが現在使用している薬も登場。
2種類あるけれど、なんとなくひどいとこっち、今はこっち?くらいの使い分けをしてました。
でも、この本を読んでからは
「これで十分なんだ。こっちの薬がなくなったらまたもらいに行こう」
と思えるようになりました。
大人にも、お子さんがいる方にもおすすめの本です
■きことわ/朝吹 真理子
■苦役列車/西村 賢太
今回の芥川賞は受賞者が二人、しかもタイプが真逆!
と話題になっていたので掲載されている文芸春秋を買ってみました
文芸春秋なんて初めて買った(笑)
スタバで読みながら「知り合いに見られたらひかれそう」なんて思っちゃった
読み終わってから時間がたってしまったので記憶も薄いんだけれど、
「きことわ」はパステル画のような淡い印象
「苦役列車」は暗い色・・?
「きことわ」はひとつひとつの描写が繊細で、
さらさらとした川の流れのような読みやすさ。
比べることではないけれど同時受賞で同時掲載だからどうしても比べてしまう。
「きことわ」のあとに読んだ「苦役列車」は、
現実味があすぎてドロドロとした印象。
「私小説」というもの自体あまり読んだことがないんだけれど、
最初からあまりのギャップに驚き(笑)
読んでいてあまりいい感じのしない言い回しもでてきたりしたけれど(女性に対するくだりとか)、
言葉づかいが乱暴な割には自分のことを「僕」と呼んでいて、
そこはなぜか「ん?」と笑ってしまいました
話題になった作品だし、
興味のある方がいたらお貸しします
ちなみに、初めて買った文芸春秋ですが、
読んでみると結構おもしろいんですよね~
いろんな人が寄稿したりしていて。
新聞の投書欄の著名人版といった感じ。
テーマはなく、今書きたいことを書くといった風。
思わぬ発見でした
あとは時間がたって忘れてしまったけど。
■ボクは坊さん。/白川 密成
■空気の教育/外山 滋比古
■幼稚園では遅すぎる/井深 大
■惑星探査機 はやぶさの大冒険/山根 一眞