今年春先に植えた朝倉山椒の木が元気がなくなって来ている。
植えた直後
最近
葉の数がかなり少なくなっている。
水やり不足かなと思いかなり気にかけて水やりをしていたつもりだった。
ところが9月14日に見たらほとんどの葉が無い状態になっている。
よく見るとなんとアゲハ蝶の幼虫が一匹いるではないか。
しまった。全く油断をしていた。
春先にナミアゲハを我が家の庭で目撃していて、当時は撮影の被写体に良いなと思い
来訪を期待し待ち構えていた。いつの間にか姿も見なくなりすっかりその事も忘れていた。
ナミアゲハ
それが6月10日頃の事だった。当時は朝倉山椒と関連付けてはみていたのだが。。
その後まさか山椒に本当に産卵されるとは思いもつかなかった
ナミアゲハの卵
ナミアゲハは春先、6月、8月上旬、10月上旬と1年に4回産卵するようだ。
産卵から5日~7日ほどで卵は幼虫に孵化する
幼虫には1齢〜6齢までの段階があり、脱皮を繰り返しながら4〜6週間程度で6齢に達する。
キッズイベントさんのページより
① 卵から孵り4齢幼虫までの期間:2〜3週間程度
② 緑色になった5〜6齢幼虫の期間:2〜3週間程度
③ 蛹の期間:10日〜2週間程度(越冬蛹の場合5ヵ月ほど)
④ 成虫の活動期間:1〜2週間
という事は逆算すると8月上旬の産卵だろう。(我が家の幼虫は今が6齢かは分からない)
芝植え作業をしていたころに産卵したのだろうが全く気付かなかった。
それにしても我が家の片隅のほんの小さな山椒の木をどうやって蝶は見つけるのだろう。
人間などまず山椒の木など見つけることは出来ないであろう。嗅覚もそれほど鋭くないし。
蝶は目視で見つけるのか・嗅覚なのかな。
何年も我が家に山椒の木が有るのなら生まれ故郷に帰るサケやハトのように
親の蝶も帰巣能力でここに帰って来たいう事も有るのだろうが我が家に居る幼虫の親はそうではない。
蝶は嗅覚というよりフェロモンのような物質を感ずる特殊な器官をきっと持っているのだろう。凄いことだ。
こういう事って将来蝶の研究を進めていつか人にとって有意義な発明に繋がるヒントにしてもらいたいね。
昨日その幼虫を見たが山椒の葉をすっかり食べつくしてしまい木にうずくまっているように見えた。
もう葉っぱは全く無い。可哀そうだが仕方ない自然界の厳しい所だ。
この先どうなるか注目していく。
山椒の木も葉を全て食べつくされてしまってこの先どうなるのかな。