下重暁子さんの「極上の孤独」を読んでいます。
一生に一度と言っていい恋をした下重さん。大学3年に知り合い、10年間恋人同士だった人がいたそうですが、下重さんは結婚に向かない人で共に歩むことが出来ず別れたそうです。
ただひたすら惚れていたそうです。涙が出るほどいい奴だった。
と、ありました。
ある時から封じ込めた感情が、今頃になって疼く…と。
もう一度会って、ぶつけられなかった感情をぶつける。そうしておかねば、死ぬに死ねない。
いつかその日がくる。私はそれを信じている…と綴られていました。
ところで最近目につくのは老夫を険しい声で怒鳴りつける老妻。
夫が耳が悪いせいもあるかもしれませんが、聞き苦しくて醜い。
私たち夫婦はそうなる前に終わっちゃいました。(笑)
下重暁子さんではないけれど、私の夫も「涙が出るほど」いい人だった。
さて、下重暁子さんによれば、素敵な人は、たいていひとりで行動するとか。
樹木希林さんも、永六輔さんも立川談志さんも美空ひばりさんも、実は孤独な人だったそうです。
永六輔さんは、全国各地にたくさんの友とファンを持つことで有名だったかたですが、実はとても孤独で、最後まで一人で生きようという姿勢をお持ちだったようです。
孤高の孤独…
ステキな生き方に違いありませんね。