衣笠山のふもと、
近くには金閣寺、龍安寺もあり
京都市内を見渡せる
素晴らしい場所に位置しています。
東寺の小子房に襖絵もあり、
一度は訪れたいと思いつつも
京都にいるときはついぞご縁が
ありませんでした。
建物自体がもう美術品です。
庭に置いてあるベンチも
アートです。
柱も見事な装飾です。
ドアの取っ手も芸術品、
中に入って驚きました。
その素晴らしさに圧倒されました。
絵画の幅も広く、
日本画から抽象画まで、
その時代を先取りしたような作品に
時の立つのも忘れ、
印象の空間に浸っていました。
東寺の小子房（こしぼう）
と呼んでましたが（しょうしぼう）ともいうようです。
弘法大師に帰依された後宇多天皇、
教えの師である大師に対して、
自分は一国の王であるということから
へりくだって自分のことを小子と呼ばれたのです。
そこから天皇の御座所を小子房といいました。
この建物も年に一回、
陛下の御衣をご祈祷する法要の時
勅使の方がお見えになるためだけに使います。
中の襖絵は、
非常にシンプルな墨絵の
構図は小鳥あり、イタチがいたり
ひな鳥の親子の姿があったりと
可愛い図柄が玉座とのコントラストが
面白いものです。
今度当院でお参りする高野山の
根本大塔にも印象の金剛界曼荼羅の
仏たちの絵画を見ることができます。
窓の構図も抽象的な面白さを見せています。
売店も見れば見るほど
どれもこれも欲しいものばかりで、
可愛いウサギの絵葉書と
六観音のポスターを求めました。
場所も素晴らしいし、
中の絵画も素晴らしく、
また中の展示品も変わると思います。
季節に応じて拝観したいところでした。
