本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

彼岸に遊ぶ

2015-03-24 15:37:27 | 住職の活動日記

24日、今日で彼岸も明けます。

でも、まだ気温は上がらず

こちらは肌寒い日が続いております。

 

「おほつれ」 ?

祖父からか、彼岸明けのことを

おほつれと呼ぶのだと、

しかし、辞書にも載ってないので

確かなことは分かりません。

けれども、勝手に思うと

「ほつれる」

彼岸の一週間を過ごし

自分の迷いがほつれた

という意味ならば分かるような気がする。

 

寒い時期を乗り越えて、

草花もやっと芽をだし、

やっとお浄土のような日を待ち望んだ

何かしらホッとできるような、

そういう時なのでしょう。

 

本蔵院のお彼岸も無事に勤めました。

 

   

 

今回は新たに修理ができた

百万遍の念珠、「お数珠繰り」を

みなさんで途中交代しながらとっめました。

 

   

 

可愛い子供さんも大きなお数珠に

しがみつくように、一生懸命回しておれます。

 

   

 

この親玉が来たら頭に押し頂いて、

可愛い仕草で、お母さんの真似をして

お参りです。

 

「仏法は毛穴から入る」

分かる、分からないを超えて

こういう空気に身を置くということが

一番大切なことなのです。

 

庭の草花も彼岸を待っていたかのように

 

   

 

花をひらき、

   

   

 

この時期にしか咲かない

「樒の花」も白い小さな花を咲かせています。

 

   

 

「コデマリ」です。

これから白いまん丸い花を咲かせていきます。

 

   

 

入り口にあるモミジも初々しい葉を出しました。

これから緑色の葉をいっぱいに広げて

前の川を覆うようになります。

その種が飛んだのでしょうか、

 

   

 

池のほとりの砂利の間に

小さな芽を出しました。

たぶん踏まれて無くなってしまうでしょう

また、ここで大きくなっても

困ってしまいます。

生きる場所も大切です。

 

  

 

このツタも新芽を出してきたのですが、

鉢植えで頂き、それが伸びて

地面に届き、そこから土地の力を得て

どんどん成長し、一面ツタだらけになったので

刈り込まれて、無くなったかに思えたのですが

いやいや、命のたくましさは

ちょっとやそっとではなくなりません

頑張ってまた、新芽を出しているのです。

 

あまり誇らないように

そこそこで命を延ばしてほしいと

思っています。

ま~~ がんばれ!!

 

もうあちこちでサクラの開花宣言、

これから、目を楽しませてくれる

季節になってきます。

 

 

 

 

 

 

  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする