ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

山下達郎は、「懐かしい」のか?

2024-01-24 17:37:00 | No Music,No Life.

(写真はワーナーミュージックのHPより)
あるベテラン女性DJと会話していて、そのDJが耳を疑う発言をした。
私が尊敬してやまない「歌う人間国宝」山下達郎について
「懐かしい」
と語ったのだ。
私は怒る以前に信じられなくなり、その話題を引っ込めてしまった。
理屈でねじ伏せる事も可能なのだが、このトシになるととにかくソフトランディングを求めてしまう。その方が後々楽だ。

ここで「懐かしい」という言葉の意味を考えたい。
ネットの辞書「コトバンク」から引用。

現代において、①の意味で「懐かしい」を使う例は、ほとんどお目にかからない。
大半は②の使用例だ。
今年71歳になるのに今なお現役の第一線であり続ける達郎を私は心から尊敬しているだけに、「懐かしい」と形容されてしまう事で「あの人は今」的な語り方をこのDJはしているのだと感じ、哀しい気持ちになった。

言うまでもなく、達郎のライブのチケットは国内有数の取りにくさだ。それは取りも直さず音質にこだわってアリーナツアーを拒み、2,000人前後のホールツアーに絞っているからであり、その知名度、ヒット曲の多さとは裏腹に流通枚数が少なすぎるためだ。
またCDも年々寡作になり、2000年以降オリジナルアルバムは3枚のみ。しかも収録曲の大半はそれまでに発売されていたシングルだが、発売されたアルバムは必ずチャートの1位になる。
達郎のどこをどう切り取っても「懐かしい」という言葉が適切だとは思えない。
善意に解釈すれば、例えば「クリスマス・イブ」を聴いて自身がバブリーな恋愛をしていた時代を偲んだり、アルバム「FOR YOU」を聴きながら海に行っていた時代を偲んだりして自分だけが懐かしいのかもしれない。
ただ、申し訳ないが曲は現役だ。
達郎のライブでも、それらは必ず演奏される。しかも当時と同じギターで、同じアレンジで。
また「RIDE ON TIME」がリリース後22年経ってキムタクのドラマ「GOOD LUCK」の主題歌に使われたように、リアルタイムのファンのみならず若い人達が達郎の楽曲に新たな命を吹き込んでくれているではないか。

最も残念なのは、彼女が公共の電波を預かるDJという事だ。
達郎を「懐かしい」の一言で片付けられた日には、我々ファンは黙っていない。極端な例はビートルズで、仮にビートルズの曲を「懐かしい」と語ってしまった日には、ファンに袋叩きにされるのは必至だ。
思いの全てを言葉で語る稼業であるDJにとって、配慮に欠ける発言を電波に乗せてファンの心情を害しておいて「言葉足らずでした」では済まされない。
おそらく彼女は、これまでもそのように配慮に欠ける発言をあちこちでやらかして来たのだろう。

ラジオだけに全てはリスナー、そしてスポンサーの判断に委ねればよいのだが、確実に言えるのは彼女は私・ほしちゃんというリスナーを失ったという事。そして、このような軽率な言葉遣いをしてしまうDJを局が起用してはリスナーの信用を失い続けた事が、今日の媒体価値の低下を招いたのではないだろうか…?

大滝詠一、今日で没後10年。

2023-12-30 17:38:33 | No Music,No Life.

私にとって「音楽の父」である大滝詠一さんが大動脈解離により65歳の若さで急逝して今日でちょうど10年となった。
私は山下達郎を「我が尊敬してやまない、歌う人間国宝」と称しているが達郎をナイアガラ・レーベルでデビューさせたのも大滝さんであり、また「宇宙一好きなバンド」としてスターダスト・レビューを語るがそのリードボーカルの根本要氏をデビュー前に映画「がんばれタブチくん」のテーマ曲で歌わせたのも大滝さん。どちらも見事に繋がっており、「音楽の父」という形容は少しも大袈裟ではない。

大滝詠一の魅力は既に全国津々浦々で語り尽くされており、別に今ここで間もなく56歳になるオッサンが語る事に大して意味はない。そしてまたそういう有名人の訃報にかこつけて「自分語り」をぶちかます人をあまり快く思わなかったのもあり、私と大滝さんの思い出は基本的に私の心の中だけに留めさせておいていただく(笑)。
何よりもあの甘い声、美しさと楽しさの振り幅が大きすぎるメロディとサウンド、圧倒的な音楽の知識、野球や相撲にも精通する趣味の多さ…いずれも言葉にするとそれだけになってしまうのが残念な限りで、語彙の貧困さを承知で「全てが魅力」と言うしかない。

10年前、亡くなった日に録った写真が出てきたので再録する。

三ツ矢サイダー、出前一丁、大関。
ファンならコレだけで分かっていただけると思うが、いずれも大滝さんがCMソングを手がけ現在も販売されている商品だ。
大滝さんはよく別名義で「多羅尾伴内」と称していたように7つの顔を持つ男だったが、そのひとつの顔がCMソングの巨匠である。
A LONG VACATIONやEACH TIMEもいいが、今夜は「Niagara CM Special」でも聴いて大滝さんを偲ぶことにするか…

もう買わない。大滝詠一「EACH TIME」40周年セット。

2023-11-21 18:32:15 | No Music,No Life.

以下、ソニーミュージックより引用。

>大滝詠一生前最後のスタジオ・フルアルバム『EACH TIME』。発売40周年を記念したボックスセットが2024年3月21日に発売されます。

発売40周年を記念した『EACH TIME 40th Anniversary Edition』には、幻の未発表曲および全曲初出となるミックス違い音源が収録され、“Alternative EACH TIME”と言えるアルバムとなっています。

ボックスは“CD3枚+Blu-ray Audio1枚+12インチレコード2枚組+豪華ブックレット+歴代「EACH TIMES」A4冊子(24P)+A2サイズポスター2種+ステッカー2種”という仕様で、様々な別テイク、アナザーバージョン、初出音源も多数収録される予定。

また、12インチ+7インチレコードがセットになったアナログレコードも同時発売。今作は1984年Original Mixの12インチフルアルバムに、1985年にリリースされた7インチシングル「フィヨルドの少女 / バチェラー・ガール」が同梱され、さらに2枚ともカラーヴァイナル仕様という内容です。完全生産限定盤。

『EACH TIME 40th Anniversary Edition』はボックスセット、12インチ+7インチがセットになったアナログレコード、通常盤CD(2枚組)が同時発売されます。ボックスセットに収録される楽曲情報は後日発表される予定です。
<『EACH TIME 40th Anniversary Edition』>

■『EACH TIME VOX』【完全生産限定盤VOX】
2024年3月21日発売

[3CD+Blu-ray Audio+12インチレコード2枚組+豪華ブックレット+歴代「EACH TIMES」A4冊子(24P)+A2サイズポスター2種+ステッカー2種]

※アナログレコードは重量盤12インチ33回転2枚組仕様

国内最高峰のSony Music Studios Tokyoによる2024年最新カッティング

SRCL-12700~12705

25,000円(税込)/22,727円(税抜)

…という事だが、私はもう買わない。
一昨年「A LONG VACATION」40周年のアナログレコード・CD・カセットテープなどのBOXセットを高額で買ったが、今日に至るまでCDを一度聴いただけ。レコードやカセットに至っては、開封すらしていない(笑)。
聴かないのがわかっているので、「NIAGARA TRIANGLE Vol.2 BOXセット」は購入を見送った。

誤解のないように言うが、私にとって大滝詠一は「音楽の父」であり、大滝さんの存在がなければ山下達郎も世に出る事はなかったであろう。
もちろんどの楽曲も大好きで、A LONG VACATIONは目隠しをされてギターを持たされても全曲弾き語りが出来る自信がある(笑)。

ところが、それらのBOXセットしかり、今年相次いで再販された達郎のアナログレコードしかり、結局起きた事象は、SNSにおける
「買った、買わないがあたかもファンの踏み絵となっている現象」
「どれだけアナログレコードを鳴らし切るオーディオ機器を持っているか、のマウント合戦」
なのだ。
それらを見てしまうと、私が純粋な心でこれらの音楽を浴びるように聴いていた中高時代の思い出が汚されてしまうような気がする。
かと言って、マウントに勝つために高額なオーディオを買う気もない。
ゆえに、私にとっての「EACH TIME」は1984年の初版アナログだけで充分なのである…

最後のライブは、「さよならジャニーズ事務所メドレー」。

2023-11-15 21:00:00 | No Music,No Life.

2ヶ月に一度出演していたライブも、私のあまりの激務ゆえ今日をもって出演を休止する事にした。

当面の最後となる今夜は、今年の音楽業界を総括するものとして、こんなメドレーを。

<さよならジャニーズ事務所メドレー>
仮面舞踏会(少年隊)
〜NAI NAI 16(シブがき隊)
〜ガラスの十代(光GENJI) 
〜ギンギラギンにさりげなく(近藤真彦)
〜夜空ノムコウ(SMAP)
〜愛されるより、愛したい(KinKi Kids)
〜愛なんだ(V6)
〜哀愁でいと(田原俊彦)
〜Ambitious Japan(TOKIO)
〜One Love(嵐)

今年2回目の、達郎しばりカラオケ。

2023-09-21 22:28:40 | No Music,No Life.

歌ったのは、以下の通り。

Sparkle
夏への扉
Only With You
Love Talkin'
永遠のFull Moon
カムフラージュ
Endless Game
ずっと一緒さ
ピンク・シャドウ
純愛ラプソディ
僕らの夏の夢
FUTARI
五線紙
過ぎ去りし日々
Dance With Me
君の瞳に恋してる
God Only Knows
ハイティーン・ブギ
潮騒
元気を出して
Let's Dance Baby
おやすみ
Loveland,Island
硝子の少年
Daydream
Silent Screamer
Let's Kiss The Sun
RIDE ON TIME
あまく危険な香り
Last Step
Your Eyes
That's My Desire