3ヶ月に一度、以前カテーテルアブレーションを受けた病院に通院し検査と問診を受けている。
アサヒビールの「アサヒドライクリスタル」。
血液検査は半年に一度だが、今回は検査前日が休日出勤だったためそれを終えた解放感で缶ビール1本、ハイボール2杯、麦焼酎水割り2杯を飲んだがγ-GTPは40しかなかった(笑)。
生涯で最も高く出たのは10年前、東京単身赴任でメンタルを病んでいた時でその時の数値は114。あの頃は焼酎の1.8㍑紙パックが4日ともたなかった。そう思えば、今はストレスが少ないぶん少々飲んでも問題ないように思える。
ちなみに尿酸値は5.8、こちらも正常であった。
とはいえ、アルコール摂取は肝臓に負担をかける。肝臓は疲労を回復してくれる臓器だが、アルコールが入ると疲労回復よりもアルコールの分解を最優先してしまうため、結果として疲れが翌朝に持ち越されてしまう。
「お疲れさん」と杯を交わすのは、労うどころか疲れをわざわざ翌日に残す行為なのだそうな(笑)。
そんなわけで、こんなものを飲んでみた。
アサヒビールの「アサヒドライクリスタル」。
アルコール分は、たったの3.5%しかない。
白っぽい缶にプルタブは赤で、まるで日産のNISMO仕様車を連想させるスタイリッシュなパッケージ。
しかし、ひと缶飲んでみたところで結論から言えばおいしくなかった。
スーパードライの人気の理由であるキレは健在なのだが、まるで味がない。
数年前にスーパードライがリニューアルされ、随分以前にも増してあっさりしてしまったと思ったもので、以来一切飲んでいないがそれをも下回る味わいのなさ。
(余談だが、かつてスーパードライは『コクがあるのにキレがある』と謳っていたが、リニューアルと共に『コク』とは一切言わなくなった。どうやらコクを捨てたようだ)
救いは、いわゆるオフ系ビールにありがちな「苦いものが舌にべったり貼り付く感じ」がない事。何らかの事情でアルコール摂取を控えねばならないなら、同じアサヒでも「ドライゼロ」の方がまだ飲める、と思ってしまうほどに物足りない。
もう40年ほど前になるが、同じ3%前後のビールではサントリー「ペンギンズバー」なるヒット商品があった。その頃は私もオコチャマだったので、例えアルコール度数が低くてもしっかりビールに感じたものだが、同じものを今飲むとどのように感じるだろうか?
人の味覚などいい加減なもので、例えばゴルフで前半のハーフを上がってクラブハウスでコレが出て来たら、半泣きのウマさに感じるかもしれない。逆に言えばそのような極端なシチュエーションでない限り、わざわざコレを買う事はなさそうである…