昨日に続いて、真面目なネタで。
今朝の朝日新聞。
社説に、目が点になった。

他人事(ひとごと)に、わざわざ「たにんごと」とルビを振っている。
明らかな日本語の誤りなのだが、広辞苑などには「俗用」として追認され、掲載されている。
しかも、この文章は普通の記事ではなく最も大切な「社説」である。
仮に言葉を知らない若い記者が書いたとしても、社説だけにデスクのチェックは受けるだろう。
という事は、デスクもわかっていなかったという事であり、深刻な事態だ。
余談だが、正誤にかかわらず追認し掲載してしまう広辞苑は、今や何の権威もなくなってしまった。
イケメンは広辞苑で「いけ面」と書かれているし、LGBTの定義は間違っているし、私に言わせれば「喧々諤々」は「侃々諤々」と「喧々囂々」の混同による誤用なので明らかな誤りなのだが、広辞苑には「俗用」として載っている。
その昔
「喧々諤々は、広辞苑に載ってるから正しいんだ!」
と私に噛み付いた先輩が居たが、私はその人を見限らせていただいた。
個人情報になるので詳述は避けるが、その昔私はしゃべる仕事をしていた。
当時の先輩方はそれはそれは厳しく、普段の言葉遣いからダメ出しの連発で私はノイローゼ、失語症にもなった。
当時はまだパワハラという概念がなかったので、「たにんごと」や「的を得た」などと発しようものなら
「的は『射る』もんだろ!バカヤローてめぇコノヤロー!」
と鉄拳が飛んできた。
しかし今思えば、そこまで厳しく指導しエネルギーをかけて下さった先輩方には、とても感謝している。
今はどの社も人が少なく、部下や後輩の誤りをチェックする事そのものが出来ていなかったり、あるいはチェックすべき人自体が誤った認識を持っている事が多いのだろう。
これは言葉の世界に限った事ではなく、新幹線「のぞみ」の台車事件などを見ても、日本企業は「チェック出来ない企業」ばかりになってしまったのではないか。
かの金田一先生は、言葉は時代によって変わるものとおっしゃっている。
それ自体は否定しないが、社会の木鐸たる新聞はその最後であってほしい。
もはや、新聞にそれを求めるのも無理な世の中になってしまったのだろうか?
「ファクトチェック」などする前に、自社の記事の日本語をチェックしてはいかがか?
おっと、私も他人事ではいられない(笑)…
今朝の朝日新聞。
社説に、目が点になった。

他人事(ひとごと)に、わざわざ「たにんごと」とルビを振っている。
明らかな日本語の誤りなのだが、広辞苑などには「俗用」として追認され、掲載されている。
しかも、この文章は普通の記事ではなく最も大切な「社説」である。
仮に言葉を知らない若い記者が書いたとしても、社説だけにデスクのチェックは受けるだろう。
という事は、デスクもわかっていなかったという事であり、深刻な事態だ。
余談だが、正誤にかかわらず追認し掲載してしまう広辞苑は、今や何の権威もなくなってしまった。
イケメンは広辞苑で「いけ面」と書かれているし、LGBTの定義は間違っているし、私に言わせれば「喧々諤々」は「侃々諤々」と「喧々囂々」の混同による誤用なので明らかな誤りなのだが、広辞苑には「俗用」として載っている。
その昔
「喧々諤々は、広辞苑に載ってるから正しいんだ!」
と私に噛み付いた先輩が居たが、私はその人を見限らせていただいた。
個人情報になるので詳述は避けるが、その昔私はしゃべる仕事をしていた。
当時の先輩方はそれはそれは厳しく、普段の言葉遣いからダメ出しの連発で私はノイローゼ、失語症にもなった。
当時はまだパワハラという概念がなかったので、「たにんごと」や「的を得た」などと発しようものなら
「的は『射る』もんだろ!バカヤローてめぇコノヤロー!」
と鉄拳が飛んできた。
しかし今思えば、そこまで厳しく指導しエネルギーをかけて下さった先輩方には、とても感謝している。
今はどの社も人が少なく、部下や後輩の誤りをチェックする事そのものが出来ていなかったり、あるいはチェックすべき人自体が誤った認識を持っている事が多いのだろう。
これは言葉の世界に限った事ではなく、新幹線「のぞみ」の台車事件などを見ても、日本企業は「チェック出来ない企業」ばかりになってしまったのではないか。
かの金田一先生は、言葉は時代によって変わるものとおっしゃっている。
それ自体は否定しないが、社会の木鐸たる新聞はその最後であってほしい。
もはや、新聞にそれを求めるのも無理な世の中になってしまったのだろうか?
「ファクトチェック」などする前に、自社の記事の日本語をチェックしてはいかがか?
おっと、私も他人事ではいられない(笑)…
正しい日本語として問題はあっても、筆者は「たにんごと」と読ませたかったのではないでしょうか。
「ふるさと」は、故郷も古里も使えますし「ふるさと」を使いたい気分のときもあります。
目くじらを立てるほどでもない気がします。ダメでしょうか❔
「失声症」ではないでしょうか。(DSM-5)
先輩が言う「的は射るもの」は正しくありません。
矢を射て、的に当たる。(動作)
あの的を射る。(対象)
あの的を得る。(対象)
通時的な語史、用例・文法。
会社を代表する「社説」を若い新人記者が書くと思われますか。社長や部長が書くのが普通でしょう。
デスクはつくえです。チェックしません。
校閲部の校閲記者が校正します。
英語になる前の「チェック」の語源・語義を見られてください。
新語・新用法の認知度・理解度は、文化庁が調査した報告書があります。
このブログ筆者がいう「誤り」の基準はなんでしょうか。
自分の頭の中、1000年前のことば。
1000年前の人から見れば、今の人の日常語はみんな「誤り」になってしまう。
自分が正しい!と思っている人間は正しくなくて、精神的にも悪くて病気になりやすい。
6000年前アダム創造のあと、4200年前バベルの塔のときに神が複数の言語をつくったのが起源です。
記者が書いて、不完全な学者が辞書をつくって、校閲記者が確認したんです。
朝日新聞社元出版校閲部長が書いた文を見て日本語教師が「ひどい内容だ」といった例もあります。
サタンの影響で人間はこわれた状態ですので、人をゆるしましょう。
正しい人間は1人もいない。不満を抱くな。激昂するな。暴力は暴力によって滅びる。
そう書かれてあります。