ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

「大阪人の夢の架け橋」、開通…

2017-06-30 23:59:59 | おかいもの

今日は、大阪駅北口とヨドバシカメラをつなぐ橋がついに開通したというので、ちょっとした話題になっている。


2001年11月、大阪駅の北側にヨドバシが出来て以来梅田の人の流れはガラリと変わった。
それまではこのヨドバシ一帯はコンテナヤード跡地であり、阪急のある北東方面には流れがあったが北側には何もなかった。
一時は屋内型ゴルフ練習場があったが、それもすぐなくなった。
しかしその跡地をヨドバシが買った、というニュウスを聞いた時に我々関西人は
「そんな東京のチェーンが、大阪に根付くワケがない」
と激しい違和感を覚えたが、アッという間に梅田にヨドバシは定着。一方で関西資本の家電チェーンで元気なのはジョーシンだけとなり、ニノミヤも中川無線もなくなってしまった。

そのヨドバシ、東側は地下で大阪駅とつながっていたが西側は一度地上に降りて、信号を渡らねばならなかった。
それでも特段不自由か感じなかったのだが、4年前大阪駅がリニュウアルし北側が全面的にバス乗り場になってからは、俄然ヨドバシに行きにくくなっていた。
ヨドバシなしに家電ライフは考えられないほどに大阪人には定着していただけに、この橋は悲願だったのだ。

ただ、残念なのはまだ屋根がないのである。
屋根が付くのは、ヨドバシタワーが出来るあと2年後だろうか(泣)…

メニュウがないのに、みんな頼む。淀屋橋「福仙樓」のカレー焼そば。

2017-06-29 20:05:00 | うまいもん
ここも、10年ほど来ていなかった。
淀屋橋の「福仙樓」。

歴史的建造物の「適塾」と、ダブダブでおなじみの「ニューハマヤ」に挟まれた、B級グルメファンの間ではそこそこ有名な店である。
(断っておくが、私は『グルメ』などではない。念のため)

この店は、本当に変わっている。
まず、店内の雰囲気が中国の街の大衆食堂そのままなのだ。

もう17年前、上海に行った事がある。その時既に街中はものすごい発展ぶりであったが、少し都心を外れるとこんな感じの食堂が沢山あったものだ。

しかしそれ以上に変わっているのは、店内のどこを見回してもメニュウがないのである。
オバちゃんが水を持ってきた時に
「カレー、炒飯、焼そば、カレー焼そばです。何しましょ?」
と聞いてくるだけなのだ。値段も言わない。
よくそれで、やっていけているなと思うが人気店には間違いない。

私の印象で半分以上、おそらく7割ほどの客が頼んでいる、「カレー焼そば」。
並はたったの510円だが、メンズの大半は大盛りにしている。それでも680円の安さ。

どのくらい大きいか、例によって横にガラケーを置いてみる。

問題は味だが、コレがとにかくウマいのである。
麺がうず高く積もっているように見えるが、実は野菜がかなり貢献している。
リンガーハットのちゃんぽん並みに野菜が多く、皿に汁気が多いように見えるのも実は野菜から出る汁なのだ。
これだけの野菜から出る甘みがカレーと相まって、いくらでも食えるのである。
そのカレーも、炒めた麺と野菜にカレー粉をかけました、という素っ気なさはない。
かと云って、市販のカレールーをブチ込んだような粘りやくどさがあるわけでもない。
コレ以上でも以下でもいけない、絶妙の主張ぶりなのだ。

店内にメニュウがない。店員さんに尋ねても、たった4品しかない。
それでもそれらが安くてウマければ、充分に客が来て大阪の街の真ん中でもやっていけるのだ、という事をこの福仙樓は証明しているのである…



「バニラ・エア車イス事件」が、2017年の日本で起きている事の嘆かわしさよ。

2017-06-28 20:31:00 | 思うこと

今朝の朝日新聞より引用。


>鹿児島県奄美市の奄美空港で今月5日、格安航空会社(LCC)バニラ・エア(本社・成田空港)の関西空港行きの便を利用した半身不随で車いすの男性が、階段式のタラップを腕の力で自力で上らされる事態になっていたことがわかった。バニラ・エアは「不快にさせた」と謝罪。車いすでも搭乗できるように設備を整える。

 男性は大阪府豊中市のバリアフリー研究所代表、木島英登(ひでとう)さん(44)。高校時代にラグビーの練習中に脊椎(せきつい)を損傷し、車いすで生活している。木島さんは6月3日に知人5人との旅行のため、車いすで関空に向かった。木島さんとバニラ・エアによると、搭乗便はジェット機で、関空には搭乗ブリッジがあるが、奄美空港では降機がタラップになるとして、木島さんは関空の搭乗カウンターでタラップの写真を見せられ、「歩けない人は乗れない」と言われた。木島さんは「同行者の手助けで上り下りする」と伝え、奄美では同行者が車いすの木島さんを担いで、タラップを下りた。

 同5日、今度は関空行きの便に搭乗する際、バニラ・エアから業務委託されている空港職員に「往路で車いすを担いで(タラップを)下りたのは(同社の規則)違反だった」と言われた。その後、「同行者の手伝いのもと、自力で階段昇降をできるなら搭乗できる」と説明された。

 同行者が往路と同様に車いすごと担ごうとしたが、空港職員が制止。木島さんは車いすを降り、階段を背にして17段のタラップの一番下の段に座り、腕の力を使って一段ずつずり上がった。空港職員が「それもだめです」と言ったが、3~4分かけて上り切ったという。

 木島さんは旅行好きで158カ国を訪れ、多くの空港を利用してきたが、連絡なく車いすで行ったり、施設の整っていない空港だったりしても「歩けないことを理由に搭乗を拒否されることはなかった」と話す。

 バニラ・エアはANAホールディングスの傘下で、国内線と国際線各7路線で運航する。奄美空港だけ車いすを持ち上げる施設や階段昇降機がなく、車いすを担いだり、おんぶしたりして上り下りするのは危険なので同社の規則で認めていなかったという。バニラ・エアは奄美空港でアシストストレッチャー(座った状態で運ぶ担架)を14日から使用、階段昇降機も29日から導入する。

 同社の松原玲人(あきひと)人事・総務部長は「やり取りする中でお客様が自力で上ることになり、職員は見守るしかなかった。こんな形での搭乗はやるべきでなく、本意ではなかった」とし、同社は木島さんに謝罪。木島さんは「車いすでも心配なく利用できるようにしてほしい」と話している


まことに残念な事件だが、何が残念かと言うとこれだけインバウンドに沸き、あと3年でパラリンピックも開催される2017年の日本で起きていたというのが、信じられない程に哀しいのだ。

この事件には、いくつかの論点がある。

①バニラ・エアの社内規則は、どうなっているのか?「神対応」したら処分されるのか?
②客が搭乗券購入時に、車イスである事を敢えて申告しなかった事はどうなのだ?
③LCCだから、こんな問題が起きたのか?
④そもそも奄美空港に設備がないのは、いかがなものか?

まず①だが、下半身の不自由な男性が上半身だけの力で階段を昇り、周りの客もスタッフも誰も助けないというのは極めて異様な光景である。
社内規約云々の前に、人としてその異様な光景をただ見ているだけ、というのは到底理解出来ない。
私なら、規約は知らなかった事にしてでも抱きかかえてタラップを上がる。

②だが、この男性がバリアフリー研究所代表というのが少々引っかかる。すなわち、意地悪な見方をすれば
「事前申告なしに車イスのまま搭乗し、各社がどんな対応をするのかを試したかったのでは?」
という想像も出来る。
しかし、どうだろうか。その客が車イスである事は事前申告がなくともチェックインカウンター、手荷物検査、搭乗口と何度も確認出来るはずだ。
その企業の社会的地位保全のためにも、バリアフリー対策には万全を期すべきではないかと考える。

③だが、新聞によるとピーチは
「予約時などに要望があれば対応を取る」
と答えたそうだが、裏を返せば要望しないと対応しないかもしれない。
この悲劇が、ピーチで起きていた可能性もなきにしもあらずなのだ。

④は、既にこの事件後すぐの14日にアシストストレッチャー(車イスを運ぶ担架のようなもの)を導入し、解決しているそうだがそれまでなかったのもどうかと思う。

以前、とあるLCCの会社の広報担当者が
「弊社は、安さが最大のサービス。それ以外の事は致しません」
と、キッパリと答えていた。
確かに、重い荷物を積み込むのも機内でお茶を頼むのも全て有料だ。
ただ、今回の件を通じてそれらのサービスレスぶりは健常者にのみ通じ、ハンデのある乗客は前提としていなかった事も顕在化したのである。

今回の件を機に、ハンデのある客への対応が変われば幸いである。
ましてLCCはチケット購入も全てPCやスマホの場合が少なくないため、購入前のチェック項目に加えるなどしていただければと思う次第である…

ものすごく久しぶりに「イボコロリ」を買う。

2017-06-27 20:15:00 | 日々の健康

その昔実家にあったので使った事はあったが、おそらく自分でおカネを出して買うのは初めてであろう「イボコロリ」を、先週末に買った。

この数ヶ月、左足に大きなウオノメが出来て悩んでいた。
原因はいくつかあろうが、まず革靴の底がそもそも硬くて痛かった事と、革が伸びて隙間が出来た事が大きいだろう。
スポーツ用インソールを入れてクッションは解決したが、ウオノメそのものは治らない。
あとは仮説の域を出ないが、この2ヶ月ほど骨盤を矯正してからウソみたいに体調がいいのを考えると、それまで背骨や骨盤が歪んでいて体重のかかり方がいびつだったのかもしれない。

さてこのイボコロリ、ドラッグストアで千円ちょうどくらいである。
フタを開けると、フタに直角に付いたガラス棒が懐かしい。そうそう、この棒で1滴ずつ塗るのである。

さすがに患部の写真はキレイなものではないので掲載は差し控えるが、治す理論としては
「何度も塗るうちに白く固め、風呂上がりなど皮膚が柔らかい時にぺりッと剥がす」
のである。
まだ3日少々なので無理には剥がさずにいるのだが、自然に剥がれた時にはさぞ気持ちいいものであろう。
それ以前に、以前は患部を押すだけで痛かったのが完全になくなった。コレだけでも大きな進歩だ。

地味なクスリだが、ないと困る。
これこそが、家庭薬の存在意義なのである…

新地で台湾まぜそばなら、「麺やマルショウ」。

2017-06-26 20:42:00 | うまいもん
先週、北新地で「ぺぺラーメン」の話題を書いたところ、このブログの熱心な読者である私の大学時代の後輩(仮名;ますちゃん)が
「新地に、めっちゃウマい台湾まぜそばがありますよ!」
と教えてくれ、早速連れてってくれた。
こちらの「麺やマルショウ」。

ううむ、塩まぜそば・カレーまぜそばもある。悩ましい。
台湾まぜそば以外にも汁のある台湾ラーメン、ノーマルなラーメンもある。

しかし、ここは初志貫徹でノーマルな台湾まぜそばをオーダー。

正直、私は台湾まぜそばについて、あまりいい印象はなかった。
大阪市内某所に出来たというので行ってみた時も、こんなものかという感想だった。
しかし、ますちゃんは
「台北なら、鼎泰豊(ディンタイフォン)より安くてウマい店がありますよ!」
と北大行(ベイダーシン)を教えてくれて、行ってみたらそのウマさと安さに私は虜になってしまった。
そんなますちやんが認める台湾まぜそばが、ウマくないはずがない。

着丼。

そうそう、台湾まぜそばというとこの肉味噌、白ネギ、ニラ、魚粉、卵黄がハズせない。
「よく混ぜて食べて下さい」と言われるので、混ぜてみる。

するとどうだろう、魚粉の何とも言えない食欲をそそる香り、その合間から辛味を帯びた香りが立ち上って来る。
そうか、台湾まぜそばとはこの香りから楽しむものなのか…

麺をひと口。
素晴らしいコシと歯ごたえ。
そして肉味噌、ネギ、ニラ、魚粉に麺の小麦粉の香りが負けていない。
ますちゃんには何軒かラーメンに連れてってもらったが、例外なく麺がウマいのには本当に感心する。
私の中で、台湾まぜそばの印象が変わった。

このウマい肉味噌を最後まで余すところなく楽しむため、「追い飯」もサービスされる。

しかし、いつ見てもホトケさんのお供えみたいですなぁ(笑)…
いやぁウマかった!ご馳走様でした!