ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

同じデモでも、これだけ扱いが違うとは…

2015-08-31 20:56:30 | 思うこと
昨日は国会議事堂前をはじめ全国各地で、安保法案に反対するデモが開かれた。
私は立場上不偏不党でなければならないので一切の個人的コメントは差し控えるが、主催者発表で12万人、警察発表でも33,000人が集まったというのはスゴい事である。その話題を報じるのに、日経を除く主要4紙でこれほどまでに扱いが違うのかと驚いた。

まず、最も大きく扱ったのは毎日。1面トップだ。

さらに社会面でも、この扱い。


その次に大きく扱ったのは、朝日。トップでこそないが、1面左である。

社会面の方が、読みごたえがあった。


以上2紙は、世間で「左寄り」と称される。続いて「右寄り」と称される2紙。
まず産経。当然、1面にはならない。

ところが社会面では、事実関係はしっかり押さえている。


圧倒的に小さく扱ったのが、読売。1面はこの通り。

さらに社会面でも、この小ささだ。

当然CNN、BBC、AP通信、ロイター…世界各国にこのデモは報じられている。
このブログの読者の皆さんにとって、今回の安保法案は一体何なのか。日本の報道機関とは、一体何なのか。
上記の4紙の扱いをご参考に、お考えいただければ幸いである…

新潟・燕のステンレス鍋を、いただく。

2015-08-30 22:53:57 | 男の料理
新潟県燕市と言えば、全国に名をとどろかす洋食器の街である。
その燕市で作られた「ステンレス鍋」が、届いた。

直径24cmと大きくはないが、1~2人前の鍋を作るにはちょうどよく、このサイズのものが我が家にはなかったのでほしかったのだ。
もっとも自分で買ったワケではなく、先日の彩さん・よっしーの披露宴の引き出物のカタログギフトである(苦笑)。そのカタログのテーマが「匠の技」で、関の孫六の包丁と二択になったが最終的にこちらに落ち着いた。さすが、職人肌のギタリスト・よっしーだけの事はある。
鍋の側面には、ウロコのような模様が見える。おそらく燕市の職人さんが、気合いを込めてひとつずつ打ったのであろう。素晴らしい手触りだ。

早速、コレを使って何か作ろうという事になった。
昨日のTVで、モデルのアンミカが得意なヘルスィメニュウとして「豆乳キムチ鍋」というのをやっていた。最初に鍋にごま油をしき、豚バラとキムチを軽く炒めてから一旦取り出し、そこにスープを満たして具材を入れ、煮立ったら豚バラとキムチを鍋に戻し、仕上げに豆乳を加えるというレシピで、見た瞬間作りたくてしょうがなくなった。
そこへ、この鍋が届けられた。もうコレは「作れ」と神様が言っているのだ。

ただ、さすがに家族4人でこの鍋というのは小さくて追いつかない。ちょうど娘がバイトで遅くなるため、娘のためだけの鍋として具材をよけて作ってやる事に。
するとどうだろう、具材を盛り込んだだけで何ともいえず雰囲気が出てくるのだ。

どうという事はない具材ばかりなのだが、このステンレスの輝きの奥に燕市の職人の魂が見えて、本当に気合いの入った韓国料理店で食べるかのようである。

煮立たせると、その雰囲気は俄然盛り上がってくる。

改めて写真で見ても、この豆腐だけでも実にウマそうではないか。実際、食べた娘も絶賛していた。

この鍋を使うたび、あの華燭の典を思い出すに違いない。よっしー、彩さん、ありがとう!

「十王村の水」を求めて、思いつきドライブ。

2015-08-29 20:47:27 | クルマ
先々週は、母の実家がある舞鶴・杉山で「大杉の清水」を汲んで帰った。
先週は舞鶴の「ドライブインダルマ」の帰りに、福井県の「瓜割の滝」で水を汲んで帰った。
朝晩涼しくなったとはいえ、うまい水があるに越した事はない。特に高1の息子は「水グルメ」で、ウマい湧き水には目がないのだ。

そこで今日は全くの思いつきで、滋賀県は彦根まで水汲みドライブを思いついた。但し全くの思いつきなので、R307を使ってオール下道である(笑)。
まずは八日市の「スマイルキッチン」で腹ごしらえ。

ここは知る人ぞ知る、手作り惣菜の販売とその場で食えるバイキングなのだ。
オール手作りで、その数ざっと30種類。


デザートのチーズケーキも、もちろん手作りだ。
盛ってみたところが、こんなん。

味噌汁もちらし寿司も、驚きのウマさだ。コロッケや唐揚げも、舌がヤケドしそうなほどにアツアツをいただける。これで千円はヒジョーに価値が高い。

お腹も落ち着いて、今日のお目当ての彦根市「十王村の水」へ。

清らかな水がドバドバと湧いており、20リットルのタンクが一瞬で埋まるほどである。
その真下では、鯉が気持ちよさそうに泳いでいる。

もちろん水の味わいは文句ナシ、しかも程よい冷たさだ。

帰りには、R307沿いの道の駅「あいとうマーガレットステーション」へ。
ここはまだ子どもらが小さかった頃、本当によく来た。なかでも名物のジェラートに加え、ハーブ・アロマ・ポプリ関係がものすごく豊富なのだ。妻がリースを作る際、ここへ来れば思い通りのオーナメントが揃うので通ったものだ。

久しぶりに訪れたが、よほど賑わっているのだろう、以前にも増して充実していた。



思いつきの割には、なかなかいいドライブであった…


「ぎょうざの満洲」なら、さらに安く野菜が食える。

2015-08-28 21:24:35 | うまいもん
今週は香港でのチャージが効き過ぎたのか、熱く語る記事が多かったので(笑)今日はバカバカしいネタで。

昼夜問わず、手軽に野菜を補給出来るチェーン店といえば、特に私のような京都出身者の場合「餃子の王将」(以下『王将』)にトドメを差す。
しかし、ここ数年王将が妙に高くつくのだ。国産の食材にこだわっているので仕方ないのだが、以前なら600円そこそこで食べられていたメニュウが今では800円ぐらい、場合によっては千円近くしてしまう。最近王将に行って、高いなと思われた方は少なくないのではなかろうか。

そこで、「ぎょうざの満洲」の存在を思い出した。埼玉県所沢市に本社があり、関西では大阪府下に5店、兵庫県尼崎市に1店を構えるがまだまだメジャーではない。
私自身、行くのは3年ぶりだが行ってみる。
メニュウは、何と言っても餃子専門店だけあって餃子をメインにしたセットがイチオシのようだ。

餃子2人前にスープとライスが付いて490円というのは、正直かなり安い。
しかし、意外に麺類も豊富なのである。

私は「安く野菜を摂りたい」という思いで、シブく「タンメン」単品を大盛りでオーダー。
出てきたのがこちら。

期待以上の野菜の量で、素晴らしい限りだ。
箸を上げ、麺をチェックする。

中太麺である。

ここで、あとは脳の満腹中枢を騙すため食べ方を工夫する。
まず、上の野菜だけをよく噛み、じっくり時間をかけていただく。こうする事で急激な血糖値の上昇を抑え、「肥満ホルモン」とも云われるインシュリンの分泌を抑えるのだ。

具材だけを綺麗に平らげ、麺だけになる。しかし口の中はタンメン本来の味に、少々飽きている。
ここで後半の麺をいただくにあたり、卓上の酢をドバドバ入れさらにラー油を入れて、酸拉湯麺のようにする。

口の中がさっぱりするばかりでなく、酢が油を分解してくれる。

するとどうだろう、麺を半分ほど平らげた段階で充分な満腹感が押し寄せてくるのである。もちろんもったいないので麺は完食するのだが、仮に完食したところでインシュリンの分泌は抑えられているので体内への蓄積は少ない。それが証拠に、食後は全く眠くならない。

大盛りにしたのに、これでたったの557円である。お試しあれ!

妊娠・出産を経て、「まれ」がますますひどくなる…

2015-08-27 20:46:27 | エンタメ

これまで「純と愛」を超えるひどい朝ドラはないと思っていたのだが、現在放送中の「まれ」が主人公の妊娠・出産を経てさらにひどい事になっている。

能登でフランス菓子店を開く資金が足りず、ついに親友・みのり(門脇麦)の勤める農協から350万円の融資を受けて希は店を開く。
しかしまず普通に考えて、なぜケーキ屋の開店資金を農協が貸すのか。あんな小さな町の場合、普通は信用金庫だろう。
あるいは、目下安保法案のすったもんだに隠れて忘れられた感のあるTPPが「農協つぶし」とも云われるなかで、農協はこんな融資もしますよというアピールをする事で農協の口封じを狙っているのか。安倍首相の傀儡である籾井会長のNHKなら、ない話ではない。

その「安倍首相の傀儡である籾井会長のNHKなら、ない話ではない」という下衆の勘繰りが、あながち当たらずとも遠からずなのではと思わせる展開が先週末から続いている。
オープンした菓子店が軌道に乗らぬ中、まだオープン3ヶ月なのに希が体調不良を訴え、それが妊娠のつわりだと発覚。しかも双子である。
授かった事自体は喜ばしい話だが、となると彼らはまだ店を開く前後に子作りをしていた事になる。若夫婦の無計画ぶりに、開いた口が塞がらない。

そして仕事を抱えながらの妊娠期間はスッ飛ばし、いきなり月が満ちて希は輪島市内の病院で双子を無事出産する。
石川県内の産科事情に詳しいワケではないが、双子の出産というのはリスクが高い事ぐらいは男親の私にも分かる。通常は管理入院のため、最低でも金沢市内の総合病院に入るのではないのか。女性脚本家とは思えぬほどの、妊娠・出産に関する扱いの軽さが気になる。

紺谷家の跡取りの誕生であるにもかかわらず、圭太の両親である博之(板尾創路)と直美(藤吉久美子)は一切出産の病院には顔を出さない。それも信じられないが、希がケーキの常連客にどうしてもケーキを作ってほしいと懇願され3時間だけ双子を圭太に預けたらその間に片方が高熱を出す。
慌てて病院に担ぎ込んだら、そんな時だけ姑の直美が病院に現れて
「アンタは母親やろ!なして自分の事ばかり…」
と希を厳しく叱責するのだが、私はこのシーンで怒りのあまり吐きそうになった。

私が大学時代に在籍したサークルに2名居たのでよく知っているのだが、石川県の女性はとにかく我慢強く真面目だ。そして
「若奥さんを徹底的に働かせ、自分は孫の面倒をみるのがおばあちゃんのステータスだ」
という話も聞いた事がある。
その意味で、直美も藍子(常盤貴子)もそんなに忙しいワケでもないのに一体何をしていたというのか。
私に言わせれば、
「直美!アンタはバアちゃんやろ!バアちゃんならバアちゃんらしく、孫の世話せんかい!」
である。
さらに追い打ちをかけるように、みのりは「子育てに専念したい」と農協を辞めるという。
このドラマは、そんなに女性を家庭に押し込めたいのか?

私はこの展開に、第一次安倍政権(2007~08年)の「美しい国」を思い出した。その中の「親学の提言」に、やれ母乳で育てろだの子守歌を聞かせろだのというくだりがあり、自民党内からも異論が噴出した事を覚えている。

妊娠・出産の扱いの軽さ。「結婚したら、女は家庭に入れ」という昭和な価値観の押しつけを感じてしまう視聴者は、少なくないのではなかろうか?
現・安倍政権が「女性活用」などとのたもうているが、敢えてそれを声高に言うという事は裏を返せばいかに今まで女性をぞんざいに扱っていたか、という表れではないのか?

…とボロカスに云いながら、毎朝楽しんで観ているのだが(苦笑)…