ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

Facebook番外編・「親を超える」なんて、おこがましいにも程がある。

2022-03-31 18:00:00 | 家庭・教育
思うところあって、Facebookのこの記事だけは個人的にたっぷり語りたくて、番外編とさせていただいた。


苫米地某の著書で、苫米地某は名のある方でありこの方に苦言を呈するつもりは毛頭ない。
ただ「親を超える」という考え方そのものを、私は受け容れられない。

何をもって、「親を超える」と言えるのか?
地位や名声か?年収か?
私に言わせれば、どれだけ社会的に立派になったところで自分という存在を世に送り出してくれたのは親のおかげであり、親を超えるなどという言い方そのものがおこがましい。
私が超えたのはわずかの差額の年収と身長ぐらいだが(笑)、親というのは一生超えられない。

私は京都のうどん屋の息子として生まれた。
元々うどん屋を継ぐ気はなく、私が大学に上がった時点で父は
「大学を出ないと就けない仕事に就け。うどん屋なんて中卒でも出来るから」
と言ってくれた。
そして縁のあった会社に就職し、今日で満32年。明日からは勤続33年めとなる。

しかしそれもこれも、1杯何百円かのうどんや丼を来る日も来る日も作って売り続けてくれた親のおかげで私は食うに困らず、大学も出してもらえたのだ。
本当に「親を超えた」と言えるなら、同じ時代に働いて親より稼いだら超えたと言えるのかもしれないが、そんな事はあり得ない。
仮に今私がうどん屋をやったとして、ネットを駆使しウーバーイーツなどで売上げを伸ばしたところで、黒電話にスーパーカブで雨の日も風の日も配達にいそしんだ父を超えたなどと言えようか。
親を超えた、と思う事自体、親を下に見るという事であり私には受け容れられない。

下の世代に対してもしかり。
私の息子は、私など遥かに超えた。
私は、特別な事をしたわけではない。ただ、子どもらの可能性の芽を摘むような事は一切しなかっただけだ。

我が子に対して「オレを超えろ」と言うのは正しい。
ただ自分を生んでくれた親は、超えてはいけないと思うのである…

カツオ出汁の担々麺。「担々麺の掟を破る者」。

2022-03-30 18:00:00 | うまいもん
前から気になっていた、グランフロント大阪南館7階のこちら。

担々麺専門店「担々麺の掟を破る者」。
このネーミングからして、あの「人類みな麺類」の会社がプロデュースしたであろう事は容易に想像がつく。

正午すぎのコアタイムなのに混んでおらず、すんなり入店出来た。
メニュウをチェック。

…高い…。
ここ、大阪やで?
最もベーシックな担々麺からして既に千円超えなんて、ハッキリ云って東京の値付けだ。
というか、このグランフロント自体の価格設定がそうなっている模様で、千円以下ではまずロクなものは食べられない。

カウンターに通されたので、キッチンがよく見える。

サーブされる水も、なんと炭酸水だ。

料金のうち100円ぐらいは、炭酸水なのだろうか?
卓上トッピングは七味と、山椒2種。

イチオシらしい「黄金の担々麺」税込み1,188円が着丼。

ビジュアルはヒジョーに美しい。
が、その割にあまり香って来ない。
そして、器も小さい。

箸を上げてみる。

太めの麺である。

スープをひと口。

…なんやコレ?
カツオ出汁が、とにかく不快なミスマッチなのだ。
やはりここは、鶏ガラではないのか?
掟破りの担々麺とは、カツオ出汁という意味だったのか…

しかも、後口が妙に苦い。
「黄金のカツオ出汁」と謳いながら、血合いの入った鰹節を使ってないだろうか…

味もボリウムも全く満たされないが、収拾がつかないのでひとまず替え玉をオーダー。

タレと黒胡麻がまぶしてあるようだが、麺の合間に見える黒胡麻がモリアオガエルの卵のようで気持ち悪い。

最後に、サービスの一口メシ。

本当に一口だ。

コレでトータル1,353円も取るのに、この釈然としなさはどうだ。
おそらく、二度と来ない。というか、コアタイムでこの客の入りは、ハッキリ云ってよろしくない。
おそらく、早晩撤退するのではと思われる…

山下達郎、3年ぶりの全国ツアーの日程発表。

2022-03-29 18:00:00 | No Music,No Life.

我が尊敬してやまない「歌う人間国宝」山下達郎の3年ぶり全国ツアーの日程が発表され、ファンクラブにも届いた。
コロナのこの2年間はツアーを完全に休み(というか2020年は東京五輪のため交通手段や宿が確保出来ない見込みのため、当初からツアーをしない予定だった)で3年ぶりのフルキャパツアーとなり、かつ達郎も69歳となりこの先何年我々の前で歌ってくれるか、というところまで来たので今回も異様なチケット争奪戦が展開されると思われる。

今回の特徴としては、関西公演が結構地方都市にも来てくれる事だ。
聖地・大阪フェスティバルホールは6回・神戸国際会館2回はいつも通りだが、奈良・堺・姫路にまで来てくれるとは嬉しいではないか。
私はJR奈良線沿いの住民で、会場となるなら100年会館はJR奈良駅西口の真ん前なので、ロームシアター京都なんかより遥かに楽チンに行けるため、今回は奈良を第一志望として予約するつもりだ(笑)。

しかしコレは達郎に限った事ではないのだが、コロナを境にコンサートチケットは本当に高くなった。
前回までは9,000円で、それでも高いと思ったのだが今回はなんと11,000円…
感染対策費か、それともこの2年間食えなかったコンサート関係者への生活補填か…

冷麺の有名な「みその橋サカイ」の、濃厚天津飯に驚愕…

2022-03-27 18:00:00 | うまいもん
そんなわけで母親を病院にブチ込んだ後、やっとひと息ついて姉と昼食に向かったのがこちら。

年中冷麺が名物の「みその橋サカイ」。
「食べログ」の、百名店にも選ばれている。

実は私、実家に近い店ほど食べる機会がないのでこの店も四半世紀ぶりくらいかもしれない。
実家に来れば、必ず1食はとって帰るからだ(笑)。

久しぶりに、メニュウをチェック。

もうここは、焼豚冷麺一択だ。

すると姉が、
「ここは天津飯が独特でおいしいらしい」
と。
ならばひとつ頼んでシェアしよう、という事に。

焼豚冷麺、着丼。

そうそう、意外に地味なルックス(笑)。

よく混ぜ、箸を上げてみる。

ぶっとい麺。
そして胡麻ベースのタレは酸味、マヨネーズ、辛子などが混ざりあった何とも言えぬウマさ。
確かにコレは、夏に限らず年中いける。

そして問題の、天津飯。

…この餡の色は?

口に運んだ瞬間
「…天一のこってりスープ?」
と思ってしまうほどにまったりとした餡。
冷麺のタレをベースにしているようだが、スープは豚骨か?
通常、天津飯と言うと関西では醤油餡、関東ではケチャップ餡が多いようだが、このこってりラーメンのスープのような餡は、そうそうないであろう。
私は京都に生まれ育ちながら、歴史や寺社仏閣になーーーーんも興味はないのだが(笑)、せめて知っておきたいラーメン店ですらも知らない事が沢山あるのだ、と自らの不勉強ぶりを悔やんだのであった…

母を、入院させる。

2022-03-26 20:03:00 | 家庭・教育

今月に入って仙骨の脆弱性骨折の痛みでうなっていた母を、姉と結託してようやく今日入院させる事が出来た。

骨折の診断が下った当初、主治医は
「手術などの外科的治療を伴わないなら、covid-19感染のリスクのある入院という措置は取らない」
と自宅にて安静、の診断結果だった。
しかし独居老人の哀しさ、身の回りの事を何ひとつ出来ず姉と私の交互の見舞いも物理的限界に達し、今日は姉と雁首を揃えて主治医に入院を談判。
主治医は私の小学校時代の同級生で、双方の父親同士(ともに故人だが)も無二の親友。私と姉が揃って乗り込んで来た事で全てを察したかのように、速やかに入院先を探して下さった。

かくして、私のセレナも廃車前の最後の親孝行となる母の搬送を済ませ、私と姉で入院の手続き。
今はどこの病院も面会は禁止、我々も届け物などの頻度を下げるためパジャマやタオル、洗面具などは全てレンタルとした。
そして主のいない実家に戻り、冷蔵庫の野菜などを全て姉とシェアして生ゴミと共に持ち帰り、新聞販売店に配達停止のお願いをし、ご近所数軒に入院を伝えて回った。
些末な話かもしれないが、燃えるゴミを出す日のカラスよけネットをかけるのも輪番のため、それらを外してもらわねばならない。
しかし、これでひとまず母を24時間管理下に置けたので我々も安心し、姉とそれぞれの家に戻ったのであった…

さて競馬は、明日からいよいよ本格的に春のG1シリーズが始まる。
明日は春のスプリント王を決める高松宮記念。G12着5回と堅実なレシステンシアが1番人気で、馬券の軸はコレになるが私が単勝を買いたいのはグレナディアガーズだ。
グレナディアガーズは2歳時に朝日杯FSを制し、昨冬阪神カップを見事な切れ味で快勝した。本来は右回りの方が良いのだが、中京のユーイチには逆らえない。
相手はもちろんレシステンシア、同じ中京1200のシルクロードステークスを勝ったメイケイエール、3歳時は3冠馬コントレイルと好勝負を演じたがここへ来て短距離路線に舵を切ったサリオスが本線。
穴は一昨年のこのレース1位入線も降着となった「幻の宮記念馬」クリノガウディー。