ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

「吉本新喜劇に出てくるような食堂」、肥後橋「金時屋」。

2016-02-29 22:34:53 | うまいもん
本来ならば高浜原発4号機がトラブルで止まったニュウスなどについて死ぬほど書きたいのだが、様々な意見の方がいらっしゃるのでいたずらに誤解を招くワケにもいかず断念。
かくして、今夜もメシネタになるのでご勘弁を(苦笑)…

肥後橋の「金時屋」。

高いビルやホテルの間にひっそりと店を構える、うっかりすると通り過ぎてしまいそうな店だ。しかしこの界隈のサラリーマンや土建業者の皆さんを中心に、熱烈な支持を得ているのである。

扉をガラリと開けて入ると、もうまさにあの吉本新喜劇に出てくるような店内なのである(笑)。いや、いい意味で。
メニュウが貼り出されているのだが、もうどれも笑ってしまうぐらいに安い。

しかし私は敢えて、ここには書いていない定食を頼んでみる事にする。
日替わり定食は何か尋ねたところ、入店時間が遅かったのでもう海老フライしか残っていないと。
アタマの中には全く海老フライなどなかったのだが、これも縁だ。

かくして、日替わり定食・今日は海老フライで650円。

海老フライをアップで。

細目のパン粉を使い、軽く揚がっている。

さて私がこの店に感激したのは、味噌汁の具の多さだ。
この写真では奥まっているためよく見えないが、白菜・ネギ・えのき・大根・揚げ・豆腐も入って実に具だくさんだ。
私は具だくさんの、いわゆる「食べる味噌汁」さえあればおかずは要らない。私にとって、まさに理想の味噌汁である。
もちろん味わいも、様々な具材からダシが出てウマくないはずがない。
味噌汁の右にあるのはふりかけで、こちらも使い放題。アルミパウチされたスティック状の包装なので湿気も受けず、おいしくいただける。
素晴らしい心遣いではないか。

もう一つのこの店の魅力は、接客のお姉さんだ。
美人で明るくハキハキとした声で、私が広げていたスポーツ紙を横から盗み読みして私に話しかけてきてくれる。このような展開は、大阪以外の人には信じられないかもしれないが大阪ではよくある。
何だかこのお姉さんと友達になったような、ちょっとだけ楽しい気分にさせてくれる店なのだ。
海老フライが温かければなおよいのだが、そこはこの店の雰囲気でカバー。
あとはギャグで全員がズルッとコケてくれれば、まさしく新喜劇なのだが(笑)…

わざわざ行きたい!舞鶴「熱烈らぁめん」。

2016-02-28 20:24:51 | うまいもん
身内に不幸があったため、今日は京都・舞鶴まで日帰りドライブとなった。
京滋バイパスと京都縦貫道がつながり、宇治から舞鶴までが1時間少々という信じられない速さでつながったのだが、やはり亀岡の朝は霧である。

弔問も終わり、昼食でもという話になり親戚に連れてってもらったのが、舞鶴近辺では一番人気のラーメンだというR27沿いの「熱烈らぁめん」。

(外観の撮影を忘れたため、この写真のみ『食べログ』からの拝借です)

いろいろなメニュウがあるのだが、親戚は
「何も言わず、オーソドックスな『熱烈らぁめん』にしなさい」との事。
卓上にはなんとキムチと刻みネギが食べ放題。親切ではないか。
そこへ店員が「ニンニク、どうされますか?」。
我々は「下さい!」と言うと、なんと生ニンニクを「ニンニクつぶし器」と共に持ってきてくれた。

つぶしたてのニンニクで味わってほしい、という店のこだわりが素晴らしい。

「熱烈らぁめん」の、大盛り(800円)が、着丼。

好き嫌いがあるので、ネギは最初からは載っていない。このこだわりも素晴らしい。
ネギを載せ、彩りと香りを加えたところで箸上げ。

中細麺である。

さてスープは、いわゆる豚骨醬油。しかし臭みも全くなく、ものすごくスッキリと飲ませヒジョーにコクがある。
見た目は背脂がぎっしりで脂っぽいが、その脂がまるで感じられないほどにスッキリなのだ。
味の系列で言うと、今は店舗も減ってしまったが「金ちゃん」に近いだろうか?

食べ終わって店外に出ると、駐車場待ちの行列。さすが皆さん、この店のウマさをよくご存知のようだ。
釣りなどで舞鶴に来たついでに寄って下さい、というより、わざわざ舞鶴まで食べに行きたくなる味である…

安い!駅近!大浴場!神田セントラルホテル。

2016-02-27 22:02:19 | 旅行・レジャー
今回の東京で利用したのが、「神田セントラルホテル」。

見た感じは旧い、ごく普通のビジネスホテルだが実際そこそこ旧い(苦笑)。
しかし私にとっては、ここ数年で一番の当たりではないかと思われるほどに私には好都合だったのである。

まず、山手線・メトロ銀座線の神田駅から歩いて1分という交通至便な立地でありながら、シングル7,000円で泊まれる。

狭いが、さんざん飲み歩いて転がり込むだけのホテルならコレで充分だ。もちろんWi-Fi付き。
神田と言えば東京駅からひと駅2分であり、秋葉原・神保町なども徒歩圏内だ。銀座線に乗ってしまえば銀座の中心地、赤坂見附、青山、表参道、渋谷などにダイレクトアクセス出来る。
しかも銀座線の神田駅は古いため、駅が笑ってしまうほど浅く、近いのだ(笑)。

しかし一番のこのホテルのウリは、この値段でこの立地でちゃんとした大浴場を利用出来る事だろう。

(この写真のみ、公式HPより引用)
シャンプー・リンス・ボディソープはもちろん完備、サウナも利用出来てアメニティもひと通りある。しかも24時間利用可。
私は身体がデカいのでシングル部屋のユニットバスでは全く疲れが取れないため、極力大浴場のあるホテルを選んでいるのだがどこもそこそこの値段がする。
しかしこれほど安く駅近にもかかわらず、これだけちゃんとした清潔で広い風呂を使えるのは最高にありがたい。

敢えて不満を言えば、B1の大浴場にアメニティを集中しているために何をするにも、例えば寝グセひとつ直すにもB1に降りねばならず、またそのためのエレベーターが1基しかない事である。特に朝は朝風呂利用客とチェックアウト客がぶつかり、結構な待ち時間を要する場合がある。

このホテルは軽食付きプラン(15組限定)以外食事を提供するプランはなく、朝食は外で済ませるか買って持ち込む事になるが、全く困らない。なんせ、歩いて2分で「元祖のりトースト」の珈琲専門店エースがあるからである(笑)…

神田「エース」で、「のりトースト」を食す。

2016-02-26 17:59:34 | うまいもん
大ファンである番組「吉田類の酒場放浪記」で一度取り上げられ、どうしても行きたかった神田の珈琲専門店「エース」。

ここの名物「のりトースト」を、一度食べてみたかったのである。

TVの見よう見まねで、自宅で作ってみてかなりウマかったのだがやはりホンモノを食べねば。
朝早い時間であったが、ちゃんとモーニングセットになっていた。

着席。カウンターを見渡すと、世界中のコーヒー豆の品種がズラリ。さすがの専門店だ。
そして卓上には、これでもかと「元祖のりトースト」の小さなノボリが鎮座。

待つ事しばし、そののりトーストをフィーチャーしたモーニングセット500円が到着。

コレでは分かりにくいので、のりトーストをアップで。

さらに、一部の人から「指がエロい」というご批判を頂戴しているが、トーストをめくってみる。

ちゃんと、海苔が敷かれている。

早速、かぶりついてみる。
さすがに浅草海苔の文化、いい海苔を使っているようで口に含んだ瞬間とても香ばしい。TVではパンに海苔を載せ醤油をかけてトーストしていたが、その醤油のかかり具合が絶妙、これ以上でも以下でもいけない。まさに熟練の技だ。
この醤油でパン生地の甘さが立ち、海苔の風味と相まってさながら餅を食べているような錯覚に陥るのである。

午前中ならおかわり自由というコーヒーも香り高くまろやかで、苦みも酸味も出っ張っておらず実にマイルドで何杯も飲みたくなる。しかもアツアツで供されるので、この店はコーヒー1杯・トースト1枚に一体どれほどの気合いを込めているのかと感心する。
さすがは、昭和46年にこの神田の地に店を構えて45年の老舗だけの事はあるのである…

秋葉原「雲林坊」の担々麺に、再会。

2016-02-25 22:28:05 | うまいもん
昨夏以来の、東京である。
やって来たのは、秋葉原。

別に、電器屋にもフィギュア屋にも用事はない。
用事があったのは、この店。

担々麺の銘店「雲林坊(ゆんりんぼう)」である。

私は、東京に単身赴任していた事がある。短い間の出来事で、正直それほどいい思い出はない。
しかしその中で、衝撃のウマさの担々麺に出逢ってしまったのが、この店だった。もう辺りを漂う花椒の香りがたまらず、店の前を素通り出来ないほどだった。
住んでいた間は、月イチぐらいでは通っていただろう。

その時以来の、あの担々麺との再会。

期待に胸は躍る。なんだか、昔の恋人に逢うような胸の高鳴りを覚える。

食券を買ってカウンターに陣取る。ハネ除け用の紙エプロンを付け、準備万端。
先に、ごはんが出てくる。

韓国海苔と、味玉がトッピングされている。

ほどなくして、担々麺が着丼。

これだ。この色、この盛り付け。そして、このたまらない香ばしさ。
箸を上げてみる。

箸でスープを割った瞬間、誰かが真横でシンバルを鳴らしたかのような衝撃と共に花椒の香りが立ってくる。

…たまらない。もう、言葉は要らない。
あとは、昔の恋人と無我夢中で愛を確かめ合ったのである(笑)。
いや、単に担々麺を食っただけなのだが、私と彼女(担々麺)との間の秘め事なのでその刹那の思い出は私だけの胸にしまわせてほしい…