豚薄切り肉が頃合いよく残っていたので、久しぶりに肉じゃがにしたのがやはりウマく、家族にも思いのほか好評であった。
我々関西人にとって、カレーや肉じゃがはまず牛だ。
カレーはチキンやシーフードなどバリエーションもあるが、そもそもポークカレーを食べない。
ご存知カレーチェーン「CoCo壱番屋」はデフォルトがポークカレーで、それに具材やライスの量をカスタマイズしていくスタイルだが、私が高2の頃京都に出来たココイチに初めて行って、ベースがポークカレーである事に激しく違和感を覚えたものだ。
7年前、私は9ヶ月だけ東京に単身赴任したのだがそこではやはり薄口醤油はあまり置いておらず、自炊大好きな私は週末に京都に戻るたびに地元で仕入れた薄口醤油や白だしをトランクに入れて転がしながら「のぞみ」で東京へ向かったものだ。
またソースも私はあまりトンカツソースは使わず、揚げ物にもサラリとしたウスターソースをかけるのが好きなのだが東京は「中濃ソース」が幅を利かせており、どっちつかずであまりいい印象を持てなかった。
そんなわけで、ある時に「郷に入っては郷に従え」ではないのだが、いっそ関東風の豚肉を濃口醤油で煮る肉じゃがを作ってみたら大層ウマく、作り置きも利くのでしばしば作っていたのだ。
牛はしっかりダシが出るので薄口醤油が合い、豚はそこまでダシが出ないぶん濃口醤油のしっかりした味付けが合うように思える。
これからは豚肉が適量あれば、こちらでも肉じゃがにしようと思うのだが問題はじゃがいもの高さ。
昨年の天候不順で、種芋が採れず高騰しているのだそうな(泣)…
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