我が愛してやまないバンド、スターダスト・レビューのライブツアー「年中模索〜しばらくはコール&ノーレスポンスで」の、私にとって2本目となる大阪・オリックス劇場(旧・厚生年金大ホール)であった。
4月のまだ寒い時期に我が宇治の隣の城陽で観た1本目から半年近く開いており、忘れてしまっている部分も多かったので2本目でありながらものすごく楽しめた。
今回のツアーは客も声を出せないなどの制約があるぶん、声には出せない客の感情が拍手の温かさに出るのだが、今夜は前回の城陽を遥かに上回るものがあった。
スタレビは40年のキャリアの中で2,500本以上のライブをやっているが、そのうちの1/9がなんと大阪府下でのライブだけに、メンバーも「大阪に育ててもらった」という思いは強いのかもしれない。
そんな大阪のファンの熱い思いを受け止めてか、アンコールのトークで要さんが数回顔を押さえて話せなくなる場面があった。
メンバーもファンも、このcovid-19のせいでライブが出来なくなるかもしれない、と危機感を募らせていた。
それだけに、我々もこのオリックス劇場に帰って来られて嬉しかったしメンバーも思いは同じだろう。
ネタバレは避けるが、今回の日替わり部分のセットリストで最もグッと来たのは「RUNNING」だ。
下柳剛投手が阪神時代、登板時のテーマ曲として甲子園球場で流していた事でも知られているが、このイントロの瞬間明らかにオリックス劇場の空気が、動いたのである(笑)。
ただ今回唯一残念なのは、満杯にはならなかった事。
感染対策を充分に施しフルキャパにしたのだが、3階席はかなり空いていた。
covid-19以前はオリックス劇場は半ば聖地化しており、チケットはすぐに売り切れていたものだがあの空席分が観覧を控えた人達の割合だろうか。
現場ではしっかり対策をしているので、どうか安心してライブに帰ってきて下さい、とメンバーやスタッフに成り代わって申し上げたい次第である…
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