JR各社が、今日一斉にダイヤ改正となった。
私の通勤にそれほど大きな影響はないが、退勤時に必ず座れた大阪始発・野洲行き新快速が1本減便になったのは痛い。
大きな影響を受けるのは、近郊都市以遠だ。例えば琵琶湖線では草津から東、湖西線では堅田以北、嵯峨野山陰線では亀岡以北など。
もちろん草津からさらに大阪に遠い近江八幡や彦根から通勤する人がそれほど不便にならないようにほとんど減便はないのだが、デイタイムの新快速は1時間に2本だったのが1本になる。
合間の各停は1時間に2本がキープされてはいるが、目的地に早く到達したい人は緩急連絡が成立しなくなり、延々と各停に乗りっぱなしなのだ。
今回のようなダイヤ改正で最も大きな影響を受けてしまうのは、こういった地方都市の住民ではなくいわゆる「18きっぷ」を愛用する鉄道ファンだ。
私も数年に1度は18きっぷを握りしめてテツ旅を愉しむのだが、第三セクター化による使用可能路線の縮小は年々深刻さを増している。
まもなく北陸新幹線が、敦賀まで延伸となる。これにより、北陸方面はほぼ18きっぷの対象外エリアとなってしまう。
長引くこのcovid-19の影響下で交通機関や宿泊施設、外食産業などは耐え難い打撃を受けており、生き残りに必死だ。
JRも民営化35年、利益を出さねばならない構造ゆえ最低限のサービスは確保しつつ、18きっぷ愛用者のような単なる趣味や情緒を求める客など構っていられない、という事なのだろう…
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます