多くのサラリーマンや学生・生徒にとって、日曜夕方から夜は憂鬱なものだ。
特に勝負をかけたレースをハズした競馬ファンともなると、なおさらである。
(余談だが、私は本命カレンブーケドールが4着に沈んだものの、保険のクロノジェネシス流しをしっかりと仕留めた。私はしぶといのだ)
昔は日曜夕方と言えば「笑点のテーマ」が聞こえてきて憂鬱になり、「サザエさん」が始まったら立ち直れなくなったものだが、今の私は最終レースが終わってから急につらくなる。
なので「ザ・鉄腕DASH!」や「イッてQ」は観たくないので、いつも20時台は横になっている(笑)。
ちなみに大河ドラマは、BSの早出しを18時から観ておりそれ終わりで夕食にするパターンだ。
ところがそんな憂鬱な日曜の21時から、私のツボ中のツボな番組をやっているのでそれを知って以来私は日曜夜が楽しみに変わった。
BS12の「ザ・カセットテープミュージック」で、MCは芸能界きっての音楽通・マキタスポーツと音楽評論家のスージー鈴木。
この2人が、我々アラフィフが聴いて育った音楽の良さをコード進行など様々な角度から分析し倒すのだが、私のように楽器をたしなむ者にはたまらないのだ。
昨夜はテレ朝の「旅サラダ」をもじり、曲のサビについて分析する「サビサラダ」というテーマだった(笑)。
一般に曲の最も盛り上がる部分をサビと呼び、サビがサビとして認識されたのは1971年の「また逢う日まで」「あの素晴らしい愛をもう一度」で、1971年をサビ元年と位置づけた(笑)。
そのうえで全く別メロディの「大サビ」が出てくる曲としてサザン「メロディ」や米米CLUB「浪漫飛行」、盛り上がりの前に一度楽器を減らして緩急をつける曲としてサザンの「TSUNAMI」、これ以上ないサビに次ぐサビのオンパレードとしてSuperflyの「愛を込めて花束を」と、それらの曲をかけまた手元のギターを鳴らしながら語るのだが、コード進行ヲタクの私には至福のひと時なのである。
こういう事を言うとまたオッサンの始まりだが、このような昔の曲をかけながらグダグダと語るだけの番組が成立するのは、取りもなおさずその頃の曲のクオリティが素晴らしいから、という事に尽きる。
それは我々が聴いて育った、まさにこの番組で取り上げられている曲の数々が今全世界で「シティポップ」としてもてはやされている事からも、明らかなのである…
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