それは、画期的な手口であった。
なぜか私は、セレブのたくさんいるパーティーにもぐり込むことが出来た。
隣には高級ドレスを身にまとったナイズバディの相方がいる。
彼女は、多くを語らず、
おもむろに洗面台を外しだした。
え?まさかこの水道管の中を通りぬける気か?
いくら細身の体でもそれは無理だろう。
と思ったら違った。
床下を這っていくつもりらしい。
この水道管伝いに床下を這っていくと
このビルの奥のトイレにたどり着き、
そこまで行ければ、すごい大金を盗ってくることが出来るらしい。
そのためにコンパクトにたためる高級ドレスを着ていたのだ。
スルスルとドレスを脱ぎ捨てて
その狭い床下に彼女は入っていった。
素っ裸でこんな狭いところ這って行ったら、
体中が擦り傷だらけになってしまうだろうに。
でも、素っ裸だからこそ通り抜けられるってことか。
細身の女体だからこそ、出来る技だ。
向こうのトイレへ出るときはどうするのだろうと思ったら、
下から固定しているネジを外す不思議なテクニックを持っているらしい。
大丈夫だろうか。
私は先回りしてそのトイレの便座を外すのを
上から手伝ってやろうか。
うまくすれば彼女の汚れたナイスバディを拭いてあげることが出来るかもしれない。
でも、上の通路を通って行くのも危険だしなぁ。
そんなことを迷っていたら
ナイスバディを見る前に目が覚めてしまった…
ここまでの記憶を整理しておいて、
もう一度寝てみる。
待ってろよ~~
あぁ~
残念ながら、目が冴えて眠れなかった。
まだ正面からナイスバディ拝んでなかったのに…、
眠れていたら、おそらく廊下を通って先回りした私が、
擦り傷だらけの彼女を救いあげ、
その画期的な方法と彼女のプロ魂を誉めたたえ、
傷だらけになってしまった体の出っ張っている部分、
肩だとか、肘だとか・・・
体の出っ張っている部分をいたわりつつ、
出来るだけさりげなく、触れながら、
何の疑問も感じることなく、
先を急いでいたことだろうに。