花の四日市スワマエ商店街

四日市の水谷仏具店です 譚

“稼ぐまちが地方を変える”

2015年05月19日 | おいらの商店街

目からうろこの一冊です。西村さん紹介のフェイスブック“東洋経済”に掲載の本“稼ぐまちが地方を変える”木下斉著 NHK出版新書

補助金を充てにした街づくりは成功し難い!数人のスタッフで、小さな事業を起こす。それなら失敗しても大きな傷にならない。補助金の縛りがないから修正がきく。利益を出すことは民間であれば当然だし、生み出された利益は次の事業にまわせる。

まちを変える10の覚悟として、木下氏はこのように挙げています。

1、行政に頼らない

  そこに住む人たちが自ら動き、改善していくまちは住みやすく、栄えていく。

2、自ら労働力か資金を出す

  人任せのまちづくりではなく、資金を出すか、でなければ労働力で参加する。

3、「活動」ではなく「事業」としてやる

  補助金を求めるのは本末転倒。利益を追求した事業として取り組む

4、論理的に考える

  事業は思い付きではなく、自分で描いた「論理」が必要

5、リスクを負う覚悟を持つ

  自分で考える力とリスクを負う覚悟がないと、現場の困難に立ち向かえない

6、「みんな病」から脱却する

  みんなでやろうとするから、無責任、意見がまとまらない、ムダな時間が経つ。自分から始める。

7、「楽しさ」と利益の両立を

  続ける条件は、楽しいことと儲かること

8、「入れて、まわして、絞る」

  地域外から人や財を入れ、地域内取引で回して、地域から出ていく人や財を絞る

9、再投資でまち全体に利益を

  生み出された資金は再投資して地域で回す まちづくりは金儲けの手段ではない

10、10年後を見通せ

  1年先ではなく10年後の繁栄を描いて行動を