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北関東の血が騒ぐ!かんぴょう作りに挑戦

2019-08-24 | クッキング


『夕顔』を初めて買ってみました。

冬瓜は買うことがあっても、夕顔は地元のスーパーではなかなか見かけないもの。
なじみの少ない夕顔ですが、ワタシは夕顔を「他人」とは思えません。

それはなぜかというとね・・・

ワタシの母は栃木県の生まれ。
生家は農家で、かんぴょうをメインに作っていたんですね。

かんぴょうは栃木の名産

スーパーで売っている高額のかんぴょうはほとんどが栃木産で
安いかんぴょうは間違いなく中国産ということになります。


  


子供の頃から夏休みに叔父さんがかんぴょう干しをするのを見てきたワタシ。
広い庭で竹竿に干して、雨が降ってきたら家族総出で取り込むのを手伝ったこともあります。

叔父がかんぴょうに加工するのはもっとまん丸い夕顔で、こんな細長いビジュアルではありません。

大きなスイカのさらに1.5倍はありそうな夕顔を垂直に串にさし、
足踏みで回転させ、水平にセットされたカンナのようなもので帯状のかんぴょうを吹き出すのです。
そのかんぴょうを竿に広げて天日干し。

無添加安全な国産のかんぴょうは、他の乾物同様、手間がかかって高額になるのは当然と、その工程を知っているワタシは納得ですが、それでもスーパーでかんぴょうを買うときに「高いなぁ」と一瞬中国産に心が揺れるのは否定できません。(それでもかんぴょうだけは国産を買います)

そんなかんぴょう夕顔をひと玉200円で買えるなら、
「これは自分でかんぴょうを作るしかないな!」と
北関東の血が流れるオンナは思ったわけです。


上にも書いたように、かんぴょうは夕顔を横に輪切りにしてそれを「かつらむき」した状態で干したもの。
だから長くつながって、長く帯状になったものをたたんで売っているんですね。

もちろん長ければ長いほど高級品で、私たちは売り物にならない端切れのようなものを日常は食べるのです。



よーし、夕顔をかつらむきしてかんぴょうにしよう!
ワタシは輪切りの夕顔の外側の皮を捨て、中の白い部分を上手に(?)かつらむきして、帯状にしましたよ。

・・・

2つほどかつらむきしたところで心が折れてきました・・・

あれれ?
これ結構大変な作業になりそう

それもそのはず。
叔父さんは回転する夕顔をカンナでシュルシュル~と吹き出すだけだけど、ワタシは1ミリ1ミリ包丁で進むのだもの。

割烹のように薄いかつらむきにならないとしても、それでもけっこう大変な作業
結局あと1つ輪切りにしたものをかつらむきにした後は、禁断の「ピーラー」を手に、縦にむいちゃうことにしました。

かんぴょうの繊維が縦と横で食感が異なるのか、横しか食べたことがないのでわからないのだけど、
ま、いいや!
自家用だし!
国産だし!



言い訳をあれこれ浮かべ、なんであれひと玉全部をピーラーで処理して、干してみましたよ。

これがカラカラになったらうれしいな

オットも「かんぴょう、自宅で作れたらすごいね!甘く煮つけて手巻き寿司になったらいいね!」と期待してくれているよう。

ま、任しんしゃい!
北関東のオンナがじき食卓にあげちゃるけんね!(なぜに福岡弁)



残った真ん中の部分。
種は柔らかく、口に残ることはなさそう。

ってことで、ゴマ油で炒めてから・・・



お味噌汁にて消費で~す!


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