どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

盛岡市的観光案内・岩手県営球場

2012-09-11 01:59:23 | まち歩き
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9月8日の取材です。岩手県営球場へ向かいます。一番の近道はこの北山トンネル。


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このトンネルですが、工事中に天井が落ちて大騒ぎになりました。リンゴ畑の陥没で済んだのですが、コンサルなにやってんだ!で完成まで時間がかかりました。


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りんごの袋が外れて着色期に入りました。この辺り、古い木が多いので味が少しマイルドです。岩手のリンゴは酸・甘・香がはっきりしているのですが、矮化栽培のリンゴの方がその傾向が強いように感じます。



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さて今日は北東北大学野球の取材で来ています。取材対象は1部リーグ唯一の独立行政法人岩手大学。取材なのでフツーじゃないアングルで御送りします。

外野にトンボが目立ちます。ほんと多いです。これだとピントが外れたりしそうです。



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はい外しました。


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5回が終わり、岩手大学があんまり良くありません。
かなり暑いです。



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記者席からみるとこんな具合。あの日は曇りだったな。



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この球場ですが1970年竣工です。打ちっぱなしのコンクリートの壁面がちょっと木目調になっています。もしかするとこれも鹿島建設かもしれません。この頃の大きな施設は鹿島が落札しているのが多いです。
岩手県と言えばゼネコンとの癒着とよく言われます。ただこれを言う人は、鹿島建設の創業者・鹿島精一が盛岡出身と言う事を忘れているような気がします。癒着以前なのです。特に70年代だと、創業者の故郷に錦を飾る意味合いが大きかったのではないのでしょうか。一切手抜きしないで建てています。当時としてはこれはすごい事です。阪神自動車道とかこのころのイロイロはすごいですから、どんだけ力を入れているんだと言うものです。
鹿島としては絶対落とせない案件ばかりだったでしょう。もう岩手県庁なんて耐震基準が変わるたびに、それをクリアーしてしまっているのですから、もうすごい。こんだけの実績があれば癒着どころではないです。


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青森中央学院大のピッチャーです。この大学は実践的なカリキュラムで知られていますが、校舎がすごい。何がすごいって、何か合体してロボットにでもなりそうな建物です。一度肉眼で見てみたいものです。青森中央学院大のサイトはこちら。青森の建築は特徴あり過ぎで有名ですが、これはすごいです。盛岡だったら観光名所になります。
野球部もある意味変わっています。大学野球なのですから地元にこだわる必要がないのですが、ほとんどが青森出身で、残りは秋田と岩手です。これで1部リーグに上がって来たのですからすごい事です。
青森の大学の野球部なのですが、なにか体格のいい子が目立ちます。なぜでしょうか。相撲取りの輩出した土地でもあります。多分青森は食べ物がおいしいのと安いのとが影響していると思います。お酒もおいしいです。田酒の西田酒造店がありますし。弘前の豊杯もいいですね。
とはいえマンガのクッキングパパの荒岩さんそっくりの選手がいたのですが、それはどうかと。



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取材対象が負けるとガックリきます。応援しているつもりは無いのですが、呼吸合わせたりしていないと写真を撮るのが難しいのもありますが、自分が取材しているから負けたのでは?とあらぬ事を考えたりします。



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グランド整備がすすんでいます。カラッカラですね。


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次の試合は八戸大学vs青森大学です。レベルの高い、しかし強者同士のガチンコが基本の試合展開になります。
なお王者同士だけあって、選手がデカイ。170センチの選手が小さく見えます。フィールドも小さく見えます。
なおこの北東北大学野球1部リーグですが、秋田県がいません。青森県が4校、岩手県2校です。しかも青森中央学院大がほとんど青森県人なので、青森県人の占有率が高くなっています。八戸大学から関西言葉が聞こえてくるくらいでしょうか。



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今回このカードがある割には観客が少ないです。ちょっと残念。このリーグですが、プロや実業団選手を輩出するリーグです。仙台6大学よりある意味厳しいかもしれません。見応えのある試合が多いのですが、今回本当に観客が少ないです。いつものマニアのおじさんたちがいません。
まあ呪われちゃったですから、この球場。もちろん今年の暑さで警戒している所もあると思います。


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さてこの球場のある三ツ割地区です。一塁側スタンド奥から見ます。市内から山一つ隔てているだけなので住宅が目立ちます。


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そこから球場を見ます。築42年ですからかなりなものですが今でもプロ野球の会場になります。もうこれは歴代のグランドキーパーの努力の結晶です。ほんとに野球場はちょっと手を抜くとすぐガタガタになります。おまけにプロはそこにすごい厳しいのです。グランドでイレギュラーなんか起きた日には…。


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もの凄い晴天です。最高気温31.2度まで上昇しました。


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三塁側スタンドからの三ツ割の眺めです。ここは岩泉街道と松園・山岸・緑が丘を結ぶ交通の要衝です。なのでショッピングセンターやコンビニ、飲食店が充実しています。文房具屋もあります。北山トンネルが出来る以前は急な山越えの道だったのですが、今ではかなり便利になりました。


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練習も終わりグランド整備がはじまっています。



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ありったけのじょうろを使っての水まきです。
グランドキーパーの方から聞いた所、先月から今月にかけて三ツ割ではゲリラ豪雨ですら降っていないとの事です。8月の末に南から北上山地沿いにゲリラ豪雨が北上したはずですがと聞いた所、それすらスルーされてしまったのだそうだ。おかげで夕方7時頃から2時間以上水まきをしているのだが、全然間に合わない。今日も午前中で乾いてしまった。との事です。しかもこの球場、スプリンクラーの施設が無いのです。イレギュラーを嫌っての事なのですが、消防用ホースで散水は、本当に大変な事です。
外野にトンボが多かったのは、水がまだ残っていてあそこだけ気温が低かったのだそうです。
確かに第三試合ではトンボの数がかなり減っています。



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今日の主幹校の八戸工業大学のメンバーが水をまいています。撒いてもすぐに乾くので念入りに撒いています。そのせいかちょっと試合開始が遅れました。


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試合開始です。八戸大学vs青森大学は因縁の王者対決なのですが、ちょっと両校ピッチャーがらしくない感じです。例年バケモノを揃えているイメージが強いので、なんかなーと。


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主審が面白い人でした。トンボにボールが当たったらどうなるのかね、と聞いて来たので「これがほんとのトンボ玉」と答えたら、君って面白いねェとあきれられました。
でもアクションが大きくて結構かっこいいんですよ。野球の試合では、審判も見所かもしれません。


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さすがにですね、投げて打って投げて打っていい試合なのですが膠着状態。先の負け試合でお腹いっぱいの所もありまして、4回が終わって帰りました。すると例のごとく5回に青森大学が1点を入れて勝利。残念でした。
さて二日間の試合の結果ですが、八戸大学と富士大学が5勝1敗、青森大学が3勝3敗、岩手大学と青森中央学院大が2勝4敗、八戸工業大学が1勝5敗です。ちょっと先の見えない展開になってきました。
北東北大学野球秋季リーグ選1部リーグは、このあと9/15・16に遠野市立球場で、9/22・23に花巻球場で試合があります。プロのスカウトが来る試合ですから、まあ間違いは無いでしょう。ぜひご観戦ください。
なお球場設備からすべてスパルタンですから、自衛のほどをよろしく御願いします。



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岩手県営球場ですが、最近では施設稼働率を上げるためにけっこう何でもかんでも予定を入れる傾向にあります。なので実は利用しやすくなっています。以外と料金もそんなに高くない事もあります。平日のナイターとかあいている事も多いようです。
とはいえ本来高校野球以上のレベル対象なので、本当はいい事ではないのですが地方財政の現状ということです。とはいえ利用する際には、ぜひ覚悟のほどを。いくら専任のグランドキーパーがいても、使い方が悪ければあっという間にガタガタになるのが球場です。ぜひ球場に敬意を御願いします。



PS
この長文ですが、実は一回ミスして消してしまい、魔の午前1時に泣く泣く書いております。サファリで落っことさずに、保存保存で。まあでも一度書き直した方が文章は整理されますね。