どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

盛岡私的観光案内・遠山病院感謝祭

2012-09-23 18:06:01 | まち歩き
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下の橋を渡って右側ですが、旧武家街でした。鷹匠小路とか馬場小路などの名称が残っています。


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さて橋のたもとのコンビニに、遠山病院感謝祭とあります。病院が感謝祭?ちょっと面白そうです。


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なぜ病院がイベントをするのかと言えば、当然経営的な事もあります。なかなかいきにくいイメージのある病院をもう少し親しみをもってもらうという意味合いもあります。そして地域住民の健康管理のために行うと言う事もあります。そこで以前は無料健康相談とか簡単な健康診断をするイベントだったのですが、もう少しイベントを大きくして集客を集めようと言う意味もあります。


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更に最も大きいのは地域貢献です。医療はそれだけでも十分な地域貢献をしているのですが、人を元気にしたら街も元気にしようと言うようです。今日本各地で、そういった動きがあるそうで、遠山病院でも2年前からこの広い駐車場をもったのではじめたようです。
クライベイビーズが演奏しています。丁度イシガキフェスティバルをやっているので呼べたのでしょうか。



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リハビリセンターを見学します。とやはり車いすに目が行きます。ニッシン製のこの車いす、なんと車高が3段階にかえられます。この意味は実は大変大きいのです。やはり個人差が大きい状態で、誰もが使いやすい車いすと言うのは難しいもので、こうして高さが調節できると言うだけでも大きいのです。更に背もたれシートの張り調整が出来ます。腰の部分は円形状になって腰をホールドします。また腰の大きさに対して調整できます。更に座椅子部分を動かせれるので、身体の大きさや健康状態に対してきめ細かな調整が出来ます。実際調整前と調整後に乗ってみたのですが、明らかに操作性が良くなりました。
なおニッシンの車いすは、どちらかと言えば介護用ではなく脊髄損傷の方が好んで乗るそうです。



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さてマニアックにもほどがありますが、足こぎ車いすです。ハァ?と思われる方もいるかもしれません。足が悪いから車いすなんだろう?これはリハビリ用の車椅子です。脳梗塞の後遺症とか、一旦寝たきりになってしまった方などのリハビリに使います。かなり効果が高い器具なのですが一般に認知度が低いです。
特に足の筋肉量は身体の中でも最大です。第2の心臓とも言われます。足の筋肉の収縮だけでも血液の循環をサポートしているのです。全身の血液循環が良くなる事が知られています。
病気は寝て直しますが、あんまり寝てばかりだと血液の循環が悪くなり、悪化する可能性もあります。神経系だと身体を使おうとしていれば、神経系にバイパス機能が出来、ある程度機能が回復する事もあります。また移動できるので、同じ所でグルグルするウオーキングマシンより気分転換になります。
適応例に筋ジズトロフィーや筋硬化症があったのはビックリでしたが、さもありなんと思います。
方向転換には右手側のレバーで操作します。けっこうスムーズな操作感でした。


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さんさおどりです。


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さてもち巻です。その前にビニール袋が配られます。なんとサービスがいいのでしょうか。


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さてはじまりました。お菓子の袋も混ざっています。



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大変盛り上がりました。
さて遠山病院なのですが、中規模の病院です。でもスタッフが一杯いるのでビックリしていましたら、介護福祉もやっているので、そちらからのスタッフも来ているとの事です。



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入院患者さんが帰ってゆきます。とやっぱり車いすに目がいってしまいます。外国製の高級品です。大柄な旦那さんなのでこの車いすなのでしょうが、コレ病院の持ち物です。
病院で買ったものもあるが、個人からの寄贈品もあるのでいろいろあるのだそうです。それでも個人差に会わせて、車いすが選べられるのはいい事です。




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この辺りの解説はこちらからどうぞ。不親切ですね、私は。



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ちょっと変わった家があります。なにか御稽古ごとをやっている家のようです。なんでしょうか。


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このあたりはやっぱりお屋敷が目立ちますが、イロイロな家もあります。


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かわらばしです。中津川に戻ってきました。


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ハテ?個人宅に河川占有許可書が?どうも土手と住宅を繋げたので、許可が必要になったようです。


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いい天気です。



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下の橋中学校です。金田一京介が一番の有名人です。



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下の橋の通りに戻りました。さてここから石井県令邸に向かいます。


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盛岡で最も重要な建築物の一つです。多分最重要。設計者がオランダ人で建築が日本人の洋館です。明治初期の本格的な洋館です。


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明治の初めに廃藩置県で赴任して来た石井県令が建てたものです。それが看護学校になって遠山病院の所有になって、保全されています。正直な所と遠山病院が買わなければ今頃残っているかどうか。


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地上2階半地下一階のなのですがとても天井が高い建物です。今でも岩手山が見えます。


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床の木組みも、130年前の建物としてはかなりいい状態です。建物の経緯から、半地下のワイン倉庫あたりはかなり手が入っていますが、上屋はほとんど改造されていないのが特徴です。


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残念ながら常時公開していないのですが、10/8まで11時から18時、工芸展が開かれています。作品を楽しみつつ建物も楽しめます。入場料は無料ですが、建物の維持のために寄付金を募っています。一口200円です。


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建物の中心には暖炉があります。


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残念ながらこの建物、応接用のスペースしか残っていません。住居部分は別に売却され、現在はあんこ屋さんになっています。そちらはかなり改造されているようです。


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外観はこんな具合です。いまでこそ駐車場の真ん中にポツンと立っていますが、当時はどうだったのでしょうか。庭の中央に堂々と立っていたのでしょう。


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さきほどのクライベイビーズのコンサートが行われるようです。残念ながら参加できません。これから劇団よしこの撮影があります。よしこ最優先です。もう2ヶ月前から楽しみにしていましたから。



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お城に近い方にお屋敷が多い感じです。



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北上川近くは、もうちょっと庶民的な雰囲気です。これは岩手酒造組合の工場でしょうか。



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杉土手のあたりの町並みはこんな感じです。北上川の治水が完璧になってから、この辺りに住宅が出来たのでしょうか。このちょっとの高さの違いが町並みを変えています。



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盛岡で一番大きい料亭です。いいにおいがあたりに立ちこめています。



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向かいに金比羅様があります。多分なのですが、水害の多い所と少ない所の境目がこのあたりなのでしょう。


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家から猫が飛び出してきました。近づいたら引っ込んでしまいました。


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下の橋町に向かいます。なんでしょうかこの建物は。今横から見ていますが、なんと幅が一間も無い薄っぺらな建物です。倉庫に使っているのでしょうか。


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やっぱりスプロール化が起きていますが、なんというか新しい景色が出現するという、メリットもあります。



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カルガモが餌をとっています。雨のおかげで中津川も水量が少し戻りました。



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盛岡城趾公園の中津川ぞいです。ここは犬の散歩がとっても多い所です。犬ウオッチに最適です。いろんな犬種がいます。公園ではいしがきフェスティバルが行われています。明日はここを少しのぞいてみます。


劇団よしこ「花葬日記」大変迷惑をおかけしました

2012-09-23 03:04:38 | インポート
本番撮影なので、お客様に迷惑がかからないようにしたかったのですが。大変申し訳ない事に、600カット写真をとってしまいました。相当うるさかったと思います。申し訳ありません。
心から御詫びします。
現在その写真を見る作業が終わりました。ただこの時点で解る事なのですが、これは相当うるさかったと思います。あのときは本当にどうにかしていました。
ただとりすぎた言い訳はさせてください。よく言う舞台構成とか立ち位置とかあるんですけど、そのなんと言えばいいのか、生きている舞台でのその誤差がないんです。そうとしか言いようが無い舞台でした。それの写真を撮ると言う事で、かなり夢中になりすぎました。申し訳ありません。

さて写真を見終わったのですが、時間がかかりました。途中泣いてしまうんですね。ちょっと作業が遅れてしまいました。で、脇役からすべてが完璧な位置にいる。どこを撮ってもすばらしい写真が出来る。
その恐ろしい瞬間に立ちあった、カメラマンの行動として、シャッター音がとってもうるさいというとっても良くないことでしたが、すいません。本能のままに動いてしまいました。

自分は理性のある人間だと思っていたのですが、とにかく作品にやられっぱなしです。



劇団よしこ「花葬日記」をみてきた

2012-09-23 00:16:23 | インポート
写真がない?公式写真撮影なので出せないと言うか、まだ自分の撮影した写真を見終わってない。なので出せない。これほんと。

最高です。特に初演を知っているのでなおさら感じます。数段上のパワーアップです。
舞台装置は前回のシンプルさを、和のテイストで仕上げているのですが、これがゴチャゴチャにならずになぜかシンプルさを引き立てています。そこではじまる劇の、シンプルなのに複雑な機微に圧倒されるでしょう。
ネタバレとかいろいろあるのでこれ以上は言いませんが、盛岡市内もしくは周辺の方で、一度は芝居を見たいと思っている方には、心からオススメします。また大昔弘前劇場の芝居を見たのだが、それ以降いい芝居に出会っていない方にもオススメします。そのうえ今まで盛岡の演劇がウルサくてガナリ立てるばかりだと、一回見て敬遠している方にもオススメします。
前回も「花葬日記」は撮影で入ったのですが、まあそのときも泣いた。今回はオートフォーカスって本当にありがたいと思った。ピントあわせられないよ。あれじゃあ。撮影が泣いててどうすんの。もうまったく。
で冷静にしていたつもりなのだが、芝居が終わって立ち上がると膝がガクガク言っているんです。階段上がるのもかなりきつかった。心拍数も血圧も相当いっていたのではないのか。心臓(人体の臓器そのものの)が疲れているのがよくわかる。頭より身体が感動していたようだ。
頭じゃなくって、身体がです、この芝居。感動を司る大脳ではなく、むしろ小脳、いや記憶を司る海馬あたりでしょうか、感動しているのです。
さてこのブログ、ステマでしょうか。とりあえず撮影で入った人間ですからステマと言う人はいるでしょう。でもそれでこの芝居を嫌ったら、損です。間違いなく損しています。大損です。
以前ちょっとPRしましたが、やっぱり本公演は鉄板の舞台です。盛岡演劇史上最高峰のランクです。そして予想以上です。
さて9/23日、14時開演の舞台が最後です。場所は盛岡劇場タウンホールです。当日券一般2500円というお高いチケットですが、確実です。泣きながら撮影した私が保証します。
そしてだが、来年劇団よしこは1年お休みをします。なので来年はありません。この機会を逃す手はありません。
泣けます。あの切なさは本当にジワジワ来ます。