
メレンゲクッキーのレシピが大体完成しました。そこでレシピを出しますが、完全版と言いつつ相変わらず曖昧です。だって、何入れても成立するのですから。バナナチップを砕いて混ぜても大丈夫。焼けます。比率?バナナチップを砕いて100%をやっていないので何とも言えませんが、多分チップを油で揚げた分を計算して、小麦粉を入れればメレンゲのしぼみ具合は防ぐ事が出来ると思う。まあでもそのうちやってみよう。
メレンゲは油分に弱いのです。卵黄の一滴で全然出来なくなるほどです。
よくわからんレシピでバレンタインバージョンにしようというのだから、厚かましいです。さて様々なチョコを買ってきました。この中で結局使わなかったのは、小さいチョコチップです。

絞り金は2種類用意しました。5ミリと10ミリです。10ミリで大体出来ますが、ちょっと絞り加減が難しいです。
なおココナッツファインを入れるので、丸口がいいと思います。

メレンゲを作ります。卵Mサイズ1個分です。大体30gから35gです。少し泡立った所でグラニュー糖10gです。

少し固く泡立って来たら、てんさい糖を15g入れます。
合計25gですね。多分最低10g。メレンゲの安定に砂糖が役立っています。必要です。
さて、メレンゲなので砂糖の味がわりと強めに出ます。ブラウンシュガーの場合、グラニュー糖とのブレンドをお勧めします。黒糖風味がすこしきついです。あとてんさい糖やブラウンシュガーはなぜか溶けにくいので、あまり固くホイップしてから入れると砂糖のダマが出来ます。グラニュー糖もそうです。しかしこれを逆手にとると、舌に強い甘みの刺激スポットを作るので砂糖を減らす事が可能です。
なお砂糖は卵白の水分を引きつけて、メレンゲの膜を強くする作用があります。精製の低い糖は引きつける力が少し弱いのか、生地が柔らかく出来ます。グラニュー糖は固めに、一番水分を引っ張る力が強い粉砂糖はかなり固いメレンゲになります。

あ~写真ブレている。恥ずかしい。
粉ですが、基本はアーモンドプードル15g、薄力粉15g、ココナッツファイン10gです。薄力粉はコストダウンのためだけに入っています。アーモンドプードル30gでもかまいません。
ココナッツファインの役目ですが、固く焼き締まるのを防止する作用で入れています。風味もいいですし、一石二鳥です。粗い粒のものだったら同じような効果があります。今回は実はアーモンドプードル10g、ピーナッツ粉10g。そば粉10g、ココナッツファイン10gになります。ピーナッツ粉も焼き締まりにくいのでいいです。
おろし金で擂ったナッツ類は大体うまくいっています。オススメはカシューナッツとクルミです。降ろす過程で出来るつぶつぶがおいしいのです。

メレンゲは大体こんな感じ。角が立つと言いますが本当に表現が難しいですね。ボールをひっくり返して垂れないくらいと言うのもありました。

粉は2回に分けて切るように混ぜます。

切る様にですよ。泡を潰さないようにと言いながら、泡が消えてゆきますね。半分近く消えます。

実は生地の硬さを調整出来ます。焼きあがりがペターとしたければマカロナーシュ、つまりのばしながら練ってゆく作業です、これをやれば薄く焼き上がります。ただ全体やり過ぎに注意です。サクっとやる程度です。

さてチョコを用意します。本命はレーズンチョコです。板チョコは熱湯で包丁を暖めながら切っています。ただちょっとした力加減でバキっと割れてしまいますが。

5ミリの絞り金で、小さく絞り出します。

チョコを上に載せます。チョコと言いつつカシューナッツが載っています。

載せたチョコなどの周りを囲むように、生地をくるっと流してっぺんに出来るくぼみを隠すように絞り金を動かして、覆ってしまいます。のの字を書くようにと言いますか。

140度に予熱したオーブンで37分焼きます。
さて左上の生地が小さくなるようにしています。これはウチのオーブンにむらがあるから。ご自宅のオーブンの癖を掴んでおけば成功間違い無しです。

さて今度は10ミリの絞り金で、引っ張るように絞り出しながら変な形を作ってゆきます。大きく絞り出してから、絞りながら絞り金を下に移動し、絞り口を少し戻して生地を切ります。そうするとこの形になります。

さて上に載せるチョコです。

宇宙人や土偶が出来上がりました。140度に予熱したオーブンで35分焼きます。

焼き上がりはこんな感じです。少しチョコの色が濁るのが残念な所です。黒いチョコがベストです。
エクレアとかにかけるチョコチップで、小さなコイン上のものがありますが、焼き上がってからそのチョコを載せて40度20分で暖めて付ける事も出来ます。

さて今度は10ミリの口で、大粒のレーズンチョコやガーナストロベリーチョコの粒の大きいのを並べて、生地で覆ってゆきます。またのの字を書く要領で。

一度載せた上にもう一個載せて更に生地を載せます。大きいので140度に予熱したオーブンで40分焼きます。

出来上がりはこんな感じ。

写真の出来が悪すぎる…
さてこんな感じで、中にチョコを入れて焼く事が出来ます。温度が低かったり時間が足りなかったとしても、中がしっとりした、カントリーマアムみたいな出来になります。
この中でなぜレーズンチョコが本命かと言えばレーズンとチョコを一緒に入れると言う手間がかかっているように見えるからです。中に入れるのは甘納豆や焼き栗でも大丈夫ですが、中に水分を多く含んでいるものは柔らかく仕上がる傾向があるようです
メレンゲさえ作れたらとって簡単ですよ。
追記・チョコチップバージョン

生地にチョコチップを入れます。この場合カシューナッツとアーモンドプードルの生地です

カシューナッツを入れて、のの字に生地を付けてゆきます。

予熱した140度のオーブンで40分焼きました。結構チョコチップの混じり具合にむらがあります。多分絞られる過程でチョコチッップが口に近い方に集まってしまうようです。最後の方はチョコチップが少なくなって、どうしようとなりました。均一にしたければ途中で、絞り袋に追加していれるなど必要かもしれません。