どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

近所の実梅、アンズあり

2016-04-17 01:01:43 | 日記

 

北東北の実梅というのは、よくわからないものでして、品種と呼べるかどうかすらも怪しいものがいっぱいあります。大体放任で育っているものも樹形が千差万別で何が何だかわかりません。そして実の大きさも地域でかなり違います。三戸の梅漬けは巨大です。梅漬けでピンポン玉くらいのサイズですから、どんだけでかいんだか。一説にはアンズの青い実を使うと言われていますが、この系統の木が名須川町の法華寺にあります。ここではキッチリ梅干しにしていますがやっぱり巨大です。そして当人が梅であると言っているので梅です。この北東北の実梅の系統は一括してなぜか豊後系と言われています。アンズとウメの交雑種で、限りなくアンズに近いものから限りなくウメに近いものまであります。小学生の時に隣に生えていた大きな梅の木は、ほぼアンズでした。でもその家の人もウメだと言っていましたからウメなんでしょうね。

なお津軽半島の梅干しは、ナゾな食品でして、梅の実に塩を振って漬けるまでは普通なのですが、干している間、梅酢に赤しそで色をつけるのですが、そのしその葉を広げておきます。干した梅をつけ戻してから、実からタネを取り出して漬けていた赤しその葉で包んで付け直すのです。その際に梅酢に蜂蜜を入れたりして甘く仕上げるのもあります。って、大体半分想像で書いているけど多分大体この工程。えらい手間がかかる梅干し?です。限りなくアンズに近い梅だから、実が柔らかすぎてこういった作業になるのかと思います。

で、さらに実生系らしく豐産のものから実をつけたがらないものまで様々です。梅は異花受粉性なので、近くに異種の木があるかどうかというのが大切なのですが、それぞれの木は半径100メーターに異種があるので、木の特性かと思われます。

さてナゾ品種の前に、多分これは南高だと思うのですが。何しろこの10年程度に植えられた木です。品種ものでしょう。でも豊後を植えるかな~という疑問がありまして、南高かなと。

 

 

多分「花香実」という品種。八重で芳香があって色がきれいで実がなる梅です。実も美味しいと言われる品種です。これもまたこの10年で植えられたものなので多分そうでしょう。桃だという人もいるかもしれませんが、これは梅です。

ここからナゾ品種です。

 

 

一時期枯れそうになる程弱っていたのですが、最近元気になった木です。昔はよく実をつけていました。

 

 

こいつはなりがでかいが実をほとんどつけない。数個ですか。ただ最近樹勢が弱ってきました。

光原社にある梅に近いような気がしている。

 

 

こいつも実が少ない木です。近くに異種があるにもかかわらずです。ただこの実は美味しいです。

 

 

こいつは豊産です。美味しいです。とてもいい場所にあるので多分品種ものだと思うのですが、全くわかりません。

 

 

で、その近くにある木です。こいつは実をつけませんね。なんででしょう。

 

 

これは花梅です。こいつも実をつけにくいですね。異品種が周りにいっぱいあるのに。

さて実はですね、梅とアンズの違いは花の萼がそっくり返るか返らないかという違いで判断できるという説がありまして、その検証だったのですが、何が何だかです。全部反っていました。

梅というのはどうもとてもよくわからないもののようです。梅とアンズとスモモは交雑するようで、どうもアンズの耐寒性を獲得したものばかりが近所にあるようです。さらにスモモの遺伝子を獲得したような変な白梅も近所にあります。実がスモモなんですね。で、色がつかない。青いだけでやたらジューシーの梅の味の奴がいます。

で、この写真の中にアンズの花を入れ込んだんですが、どれがどれだか写真では全くわからないでしょう。

植物の分類の難しさを感じます。


雑草満開

2016-04-17 00:52:43 | 日記

 

春でございます。まずはオオイヌノフグリとオドリコソウです。オオイヌノフグリはちっちゃなネモフィラといった雰囲気で好きです。光るように咲くのがいいです。オドリコソウも花の蜜がうまいですね。とは言ってもものすごく微量。暑さに弱く、すぐうどん粉病にかかってしまうので、要除草ですね。

 

 

野良化したナタネですね。春は黄色です。

 

 

ナズナです。ペンペングサも生えないと言いますが、アブラナ化の植物って結構土地を選びます。春の七草ですね。

 

 

タンポポですか。今日は競技馬の大会でずっと撮影しておりました。でもこの大会暇なんですね。なのでこうして花なぞ撮って過ごした時間の方が長かったりするのですな。