特に催促されていなかった仕事が、いきなり督促になった。頑張らなきゃいけないよね、というときに限ってボールペンがないとか、立ち上げられない様々な理由が発生して、まあ更にひどいことになっている。
画像処理の仕事は、基本的にルーティーンワークなので作業手順を整備すればいい。そのマクロもしっかりと作ったのにもかかわらず、ボールペンが発見できないだけでくじけていた。えらく情けないことなのだ。イザ、そのマクロを使い出すと、サクサクと仕事が進む。とは言っても一枚に4分はかかっているのは多分私の能力のなさのせいだ。切り抜きほどではないが微妙にめんどくさい要素がある。
もうここは、定番のワーキングソングに頼ります。ショスタコーヴィッチの交響曲7番です。レニングラード包囲戦ですよ。もうドイツ軍に囲まれて絶体絶命で友軍はきっと来ないだろうという状態。単調なリスムで盛り上がって行く第一楽章は作業に役立ちます。それでいて盛り上がるんですから、なんかイケイケです。迫り来るドイツ軍のことさえ考えなければね。自虐的な第2楽章があって、3楽章以降は何か英雄的努力といいますか、現実ではそんな7番一曲で仕事が終わるわけじゃないんですが、やっぱり攻防戦が切れたその未来みたいなもんが出てきますんで、仕事が次に続きます。
今回は、もうどうしようもなくて交響曲5番を次に持ってきます。脅迫されている感じですね。仕事はサクサク進みます。
で、ジャズ組曲ですね。これを間に入れたら効果抜群。ショスタコーヴィッチのジャズ感というのはよくわからないもので、当時のロシア人の考えていたジャズというのは、アメリカ調ヨーロッパ舞曲といいましょうか、アメリカの映画音楽やミュージカルや歌謡曲まで全部ひっくるめていたようで、何が何だかわかんないのですが、明らかにスーザのマーチだったり、絶対ありえないワルツとかポルカのジャズというか、バラライカが出てきた時点でどうなのとしか言いようのない曲です。
でも現状のカオスではぴったりな曲なんです。随分助けられています。
でもこうなってくると、交響曲11番すらも有効になってしまうわけで、重苦しく単調で、地味すぎてどうしようもないのですけど、もう切羽詰まると有効ですね。
とりあえず山は通り過ぎた。なんとかなる目処はついた。だからブログを書いているわけだ。
ショスタコーヴィッチには助けられています。