どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

ウーンこれはこれは

2016-10-01 00:58:26 | 日記

 

CNNに、今YouTubeでピコ太郎の「ペンパイナッポーアッポーペン」という1分弱のダンス動画が世界的に流行っているという記事があった。で、見たのだが、私は歳なのか全く受けなかった。CNNの記事にもあったが「私はなんでこれを見ることになったんだ。社会はどうしてしまったんだろう」が感想である。

タモリが世に出て受けたとき、当時の演芸人たちは「なんでお座敷宴会芸が受けるんだ?」と訝しがった。そんなのがテレビに出てくるのはおかしいと彼らは思ったようだ。確かにタモリのお笑いは、身直な人との飲み会とかで最大に発揮される芸だった。だがテレビは芸人たちの舞台ではなく、お茶の間に流れるものだった。なので玄人筋がいるわけでもなく、わかりやすいお笑いが求められていた。だがタモリの芸もテレビでは毒が強かったのか、タモリは当意即妙のキレでテレビで生き残って行く。

ウーン、ピコ太郎の面白さって、多分あの単純なそして微妙に本物の持つ、あのダンスなんだろうな。ただタモリの宴会芸よりさらに下な、一発芸に近いノリだと思う。さすがにプロだからよくできていると思う。映像も衣装もいい。内容は日本人が一番最初に習うあのナゾ英語だ。ペン、アップル、パイナップルだけ。刺せばペンアッポーになると言うだけだ。日本人としてこの自虐ネタはとてもよくわかるのだが、これが世界で流行るとは全く思えないのだが、流行った。

この極端な単純さが受けたのだろう。

漢南スタイルが流行ったときはダンスの面白さがもあったが、あの毒に反応した向きも多かったと思う。YouTubeにあった監獄編を誰かが作ったものなんか、ものすごくうまくできていた。毒が理解されているというのはよく分かる。私もあの強烈な毒に当てられた口だが、周りでは辟易してしまう人たちの方が多かった。

気になって漢南スタイルをYouTubeで見たのだが、今度は涙が出て仕方がなかった。ペンパイナッポーアッポーペンの純粋なくだらなさの前に、漢南スタイルの訴える悲惨さが際立ってきてしまうのだ。

 

 

今日は水泳強化週間ということで一日置きに泳いでいますが、キツカッタ。着実にタイムを縮めています。夏の特訓(あれが?)の成果です。でもまあどう考えても遅い。何しろマスターズの日本記録から見ると、私の50歳のカテゴリー100メータ短水路自由形で54秒29。私の倍のスピードです。下手な高校生より早い。で、私のタイムだと90歳以上94歳以下のカテゴリーの1分41秒47だと今のところ頑張れば切れるタイムですが、90歳でこれだったらもう、なんでしょうか。人なんでしょうか。

マスターズの日本記録というのは、そりゃ恐ろしい世界なので参照にしてはいけないのだが、現実の大会でも私のタイムはまったく通用しない。

自分のヘボさを認めて、もっと謙虚に行かなければいけない。とはいえ、速く泳げると結果練習時間が短くなるんですね。こちらが実利です。

 

 

タカヤアリーナでは体操競技の公式練習が始まっているようだ。おかげで何か入構規制とかがある。そして体操競技関係者とは思えない細い人とかがなにか体操競技関係者らしいウエアをきて警備をしていた。

まあ体操競技といっても新体操がある。そこの男子は服を着たらそんなに変な感じはしない。だがちょっとした違和感がある。

あれは、バイトなのではないのか。中に公安とか本物が混ざっている可能性はある。市役所職員という話もあったが、大きな人を入れていないとか、いっぱいある。その前に、二日前になんでタイヤ屋がテントを張っていたのかもわからない。とは言ってもあれはなぜか本当のタイヤ屋だったようだ。

多分これが最新鋭の警備なのだろう。

いや昔も警備は厳しかったが、見える形で警備が行われているというのはない話で、それが最近の海外のテロ事件の延長戦であるのだが、天皇と国民がふれあえることが全くなくなる可能性もある。後は敬語と尊敬語と最上級の尊敬語を喪失した人が語ることはできない。

天皇に自由を。祈ります。憲法以外の自由を。

 

 

 

シンゴジラはやっぱり海外ではマニア受けになるようだ。マレーシアで見た話が、ダイヤモンドオンラインにあった

 

『これは、3.11を経験していないと理解できない部分だ。これ以降、劇中ではいかに放射線の被害を拡げずにゴジラに対峙するかが課題となるが、その重要性と焦燥感はたぶん、放射線被害の恐怖を血と肉でわかっている人にしか理解できないだろう。そして原発事故前の日本人がそうだったように、○○シーベルトといわれても、それがどの程度恐ろしい数値なのか、映画を観ているマレーシア人にはピンとこない。そのシーンあたりで、やはり携帯を見だすマレーシア人観客がちらほら見られた。』


やっぱりね。あの重層的なゴジラは海外で理解しがたいと思う。その意味で日経ビジネスオンラインで連載している「私はこう読んだ」シリーズの「音楽から深読みするシンゴジラ」が傑作かもしれない。

海外で受けないであろう、そこが書いてある。だが今でもジワジワと映画館での上映回数が増えてゆく過程が、海外にあることを期待する。