どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

あまりいい事はなさそう

2016-10-16 01:02:53 | 日記

 

金曜日は夕方から仕事だったので、お昼に泳ぎにゆく。1500メートル泳いだ。心拍数の落ち方がイマイチ遅く、昨日酒を飲み過ぎたと反省する。後半は休み休みバタフライのトレーニングメニューを入れたのでちょっときつく、休みが大方分楽だった。

岩泉の友人と電話で話したのだが、彼の地区は奇跡的に助かったようだ。おかげで彼に貸していたラフマニノフ自作自演集が生き残っていた。ありがたいことだ。ただその後のシン・ゴジラについての話で一方的に盛り上がってしまったのが、深酒の原因だ。

あの映画は2回見ないとどうしようもない。そしてまた今週も延長して公開している。

 

 

いいニュースが入っていた。村上春樹がまたノーベル文学賞を取れずに、ボブ・ディランの詩に賞が与えられた事だ。村上春樹が一つのテーマを深く掘り下げながら、様々な形で作品を作る姿勢は、純文学者として素晴らしいと思うし、読者としても作品の差異を読み取りつつ楽しむというマニアックな感情で喜んでいる。だがエンタメだよなというのがどうしても拭えない。だから受賞できないのだと思うが、どうもこの時代全世界的な閉塞感を前提にすれば、いつ取ってもおかしくないと思う。ただそのためには、彼は別な方向性のテーマを書かなければいけないと思うが、多分それはないだろう。

とはいってもディランの詩がたとえ良かったとしても、音楽と詩であって、詩集ではないわけだ、文学のカテゴリーを広げたいのだろうが、多分今パティ・スミスがなぜ受賞できないのかという人たちがいっぱいいるだろう。文学の枠を拡大したのはいいのだが、今後の落とし所をどうするつもりなのかがよくわからない。

拡大したノーベル文学賞で、ボブ・ディランと村上春樹を比べると、村上春樹は圧倒的に弱い。春樹の扱うテーマはあまりにも狭いからだ。

 

 

悪い話はアジアが決定的に不安定になったという事だ。タイのプミポン国王の崩御だ。アジアでも有力な国のタイが、確実に不安定になる。国民からの圧倒的な支持を使って、軍事クーデターと民主化が交錯する政治を、不介入と言いつつ穏やかに誘導してきた。政治と一定の距離を置きつつの離れ業は誰にでも出来ることではない。そして後継者の皇太子がどうもよくわからない人物のようだ。どうも相当な変人のようだ。

その上、王室は1年間の喪に服すのと、行政もそれに影響されるので、民主化への移行が遅れるばかりではなく政治的遅滞も起きると考えられている。さらに先のタクシン政権の農村への分配を厚くし過ぎた政策が反動のように国内を二分化して、大騒乱になった上に洪水やらなんやらクーデターで、不安定な状況での崩御だ。

タイが不安定なだけならまだいい。明らかに問題のあるミャンマーやフィリピンもある。特にフィリピンのデゥテルテ大統領の激情がどうなるのか。アメリカとの軍事同盟は維持すると言いだした。だが今までの発言がまだ残っている。本当に麻薬根絶ができるのかどうか、それが正しく司法手続きを取っていないのが問題なのだし、犯罪者リストが存在しそれがダダモレの状況で恣意的な操作も疑われている。

でやっぱりタイなのだが、麻薬合法化の動きがあるようだ。基本的にコントロールしないといけないし、政府の収入にもなるしね?というところだろうか。まねんかした場合の最終手段だろう。

なお写真の中にカワウがいます。

 

 

ただタイという国は少しだけ面白いところがある。HIVのコントロールが世界で一番うまくいっている国だという。ゲイに対する偏見が薄いので有名だが、それが結果としていいようだ。このニューズウイークの記事ではギリシャの難民問題が出ているのだが、困った人を助けるのが当然だという当たり前の話をしている。その上でタイのHiV対策がうまくいっているのは、偏見がないというのが重要なのだ。

さて土曜日だが、一日中仕事をしていた。写真を撮りまくった。で、古着屋で買った印半纏を着て歩いた。鳶の半纏なのだが、ウン驚くほどの反応だ。お祭りなので着ていたわけだが、現代の若者は半纏は消防としか思っていない。次に半纏と法被の違いをわからないというのがよくわかった。

 

 

歩き過ぎて左膝が痛い。

ああ、いい記事がCNNにあったよ。わんこそばの紹介だ。僕は150杯食べたことがあるよ。