どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

高松の池に白鳥が来ているんだけど誰もハクガンに気がつかない

2016-10-23 00:51:45 | 日記

 

高松の池には先週コハクチョウが来ていたようです。でもまだ渡で寄ったというだけで本格的な越冬というわけではなさそうです。火曜に寄ったのですがその時にはいませんでした。

 

 

今年の高松の池のバラ園は、なかなかの花を見せています。花数も発色も見事です。市営の公園としてはいいのではないのでしようか。

 

 

オシドリもいつのまにか戻って来ています。オオハクチョウ、コハクチョウ、マガモ、オナガガモ、ヒドリガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、オオバンと一通りの水鳥が来ています。ミコアイサはまだなようです。

 

 

飛んでいったり飛んで来たり、まだまだ出入りの激しい渡りの季節です。こんな時には大物がいるんですね。

 

 

いました。ハクガンです。世界的にはまだ数はいるようなのですが、日本に飛来する数は乱獲で1940年代に激減し、環境省のレッドリストでも、野生では絶滅寸前となっています。つまりかなりレアです。

でも誰も気がつかないんだね。コハクチョウの群れに混ざっているから。コハクチョウの子供だと誰もが思ってしまうようです。100メートル離れて仕舞えば普通の人にはわかりにくいです。ハクガンは結構大きいので、遠いとサイズがわかりにくいです。あとシーズン初めはまだ白鳥撮影の人たちも少なく、騒ぎにはならないというのもあります。でもこれがシーズンだったらニュースになっていただろうね。

家出る前に300ミリを持ってゆくか考えたのですが、まあ大したことないだろうと思っていたら、この大物。残念です。多分春に寄った個体だろう。レアが続くというのはそれしか考えられないのだ。

よいちでアオゲラ農場に話すと「明日までいますか!」という。さすが野生動物出身だね。でもこればっかりはわからない。でもこの疲れ具合だと、もしかするといるかもしれない。なお、鳴き声でのオオハクチョウとコハクチョウの違いは、オオハクチョウは全てにおいてジャイアンだということ。コハクの方が少し繊細です。とはいっても栄養状態のいいコハクと、栄養状態の悪いオオハクの区別はやっぱり困難です。

 

 

オオハクチョウと思われる、というかそれしか考えられない群れにちっこい鳥がついていた。迷ってもついていけばなんとかなる。渡りが一斉に行われるのには、意味がありそうです。