どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

今日も不真面目だ

2015-08-19 22:05:06 | 日記

 

そろそろ秋だ。とは言っても夏の気分がある。おまけに暇だ。庭の草取りでもすればいいのだが、天気が良すぎるので屋外プールに行く。今のうちの楽しみだ。あと少しで水温も下がって、少し辛くなる。

いや辛い。とにかく体を温めるために最初っから出力最大になってしまう。体が温まっていないところで無理をしても意味がないのだが、そうなってしまう。ゼイゼイ言いながら陸に上がってストレッチをするうちに、寝落ちしてしまう。

目が覚めてまた泳ぐと、また気分がいいわけで、おまけに早くなっている。屋外ならではの緊張感のなさが結果につながる。

 

 

盛岡市の博物館系の施設共通券というのがある。5回入場で650円という格安チケットなのだが財布に入れているうちにボロボロになってしまった。切り離し使用禁止なのだが、そのボロボロでも先人記念館は入れてくれた。どうも観光客向けのチケットのようで、市内の人が気が向いたらゆくという考えでは作られていなかったようだ。奥で少しあって、どうぞとなった。

盛岡出身の日本画・円山四条派の藤島静村のまとまった展示があるという。なかなかの人だ。ただ不思議なくらいに一箇所にいない。盛岡で活動して中央に認められて東京に移ったが、求めに応じて地方に赴いて画を描いていた人らしい。旅絵師と言われる職業になるのだが、高い技術とオリジナリティは感じられる。かなり面白い人のようだ。

ただその旅絵師になったのは、子供に高い教育を受けさせたかったというのでお金が必要だった。次男の藤村亥治郎氏は東大教授になって平泉中尊寺金色堂修復工事の時の監修もやったほどだ。

蛇足だが、どうも私は藤村亥治郎氏にあったことがある。そして同じ頃に盛岡大学の学長だった高橋富雄氏も知っている。そして当時の取引先が高橋富雄氏の学説を重要と考えていたので、なぜか私にその不満をぶつけてくるのですな。あれは建築史であって文化史ではない。平泉の文化史が重要なのであって建築は関係ないと延々と言われた。

そしてバイト先の記者から高橋富雄氏を捕まえる方法はないのかと聞かれたりした。建築史と東北古代史を合わせて記事を書きたかったようなのだが、もうどうしても高橋富雄氏と連絡がつけられなくなってしまって、蜘蛛の糸みたいな私にまで相談が来てしまった。

変なところに私がいた。今思っても嫌な話だ。どうも高橋富雄氏は相当にむくれていたらしいというのは、後から聞いた話だ。



先人記念館はなかなかに意欲的な特集をするが、今回もなかなかの出来だ。気になるところがあったのでもう一度行ってみたい。落款と印が微妙なのだ。落款がどのような意図で書かれていたのかよくわからないところがある。つまり旅絵師ならではの不安定さがあるわけで、真贋を見極めるのは難しそうな作家でもある。その上超多作でもある。羽織の裏に求められて書いたものもあった。

入ってすぐに解説ボランティアのおじさんと話になった。暇だったのだろう。すぐに米内光政の話になった。どうも一押しらしい。いや私もそう思う。少し面白く思っていろいろ話をしているうちに、どうも彼はなんでこんな施設があるのに盛岡市民が訪ねてこないんだといぶかっているようなのだ。

盛岡出身の偉人はいっぱいいる。土地の偉人をまとめて一気にという施設は全国見てもとても少ない。博物館の会議でも褒められている。なのに来るのは県外者ばっかり。本当に不満なようです。ただ触れてはいけない何かがあるので、この墓標のような施設があるという事実をどうもわかっていないようです。

時間が経っています。ここに顕彰された人物の子孫もひひ孫になっています。関係性も薄れている今だからこそ、行っても良い施設だと思うのですが。

とはいえあのおじさん、今度指名して4時間くらいあの館内をウロウロしようかな。かなりできる人だと思う。米内光政の優柔不断は何があったのかというのに真剣に答えてくれた。

 

 

先人記念館にはよくわからないサービスがある。玄関先にその先人たちの誕生日と命日が、その日に合わせて出ているのだ。今日は五味清吉、明治から昭和の油絵の画家だ。そして葛西萬司の命日だった。東京駅の設計者の辰野金吾の弟子ということになっているが、設計事務所の協同経営者でもあり、多分出資者なのだろう。

変な日に惹かれてしまったものだ。

 

 

盛岡市議会戦と市長選なのだが、少し変な感じがしている。妙に派手なのだ。もちろん予定された選挙だから各候補準備万端なのだろうが、それにしても変。

予定されたものにしては壮絶に選挙カーがうるさいのだ。前回と比べてもうるさい。多分盛岡市に住んでから一番うるさい。そして今の時点で「もう少しです」という言葉が出る候補がいる。4人落選の筈なのだが、その中でもう少しというのはどういったことなのだろう。

票読みが確定してしまった、そういったことなのかもしれないが、にしても早すぎる。選挙のプロから見ても終盤戦に持って行くというのはよっぽど投票率が下がることを予想しているのだろう。

確かに投票率は市長選が行われるので、上がるのが一般的だ。なのに投票率が下がるのではないのかと言われている。国政の方がドンチャン騒ぎで、地方の争点がなくなっているからだ。その上共産党のように戦争法案反対とか言って、さらに争点がわけわからなくなっている。地方ならではの高齢者問題とか貧困問題とか本来の争点はいっぱいあるのに、そこに切り込めない市議会議員ばかりだからさらに争点がなくなってしまうということなのだろう。

投票率が下がって支持票以外が全く読めなくなったと考えるべきだろう。だからこの異常な盛り上がり方がある。

そして、岩手県知事選挙が無投票で現職に確定した。復興大臣まで務めた平野氏が民主党から自民党に鞍替えしてまで出馬する予定だったのに、直前に出馬を取りやめたからだ。これも国政との絡みだ。浮動票が全く読めなくなった上に反自民の空気がすらある状況で当選不可能となったようだ。

 

 

そして米山に行く。2時間ほどクダを巻いて帰ったが、どうも少し疲れているようだ。

店がもう少し盛り上がると良いのだが。


東松園せせらぎ公園

2015-08-19 01:15:11 | 日記

 

身長があり体重があるので、1日の体重変動は±1キロととても大きい。ところが最近どうも体脂肪の値が少なめに出ているようだ。もちろん足の裏の環境でも変わるわけだが、にしてもおかしい。どうも置き場に問題があるようだ。どうも木の床が少し弱っているようだ。そこで大きめのタイルとか下に敷いてやれば安定するだろう。そう思って黒石野のホーマックに行くが、この日は全店閉店だった。ヤマダ電気の体重計売り場でもそんなものはないし当然薬王堂にはない。

もう諦めて、緑ヶ丘を迷うことにした。

 

 

最終的にこのせせらぎ公園に来るつもりだったが、なんとほとんど迷わずにたどり着いた。

 

 

この公園の上には無人産直がある。どうも滝沢の農家が運営しているらしい。日の当たりにくいしっかりした作りなので野菜の鮮度がわりといい。ただよくわからないのは、枝豆を枝つきで売って、トウモロコシの皮をほとんど剥いて売っていることだ。鮮度保持に何か関係があるのだろうか。枝豆は確実に正しいのだが。

滝沢の農家なので、毎日商品の入れ替えをしているわけではなさそうだ。

 

 

ここの公園には小さな池がある。これは地図にも載っているもので、大きなコイが何匹かはわからないが住んでいる。水草と睡蓮が繁茂して何が何だかわからない。

もしかすると、この空いた少しの空間から水が湧いているのかもしれない。

 

 

右下に見えるのはせせらぎ公園の名の由来の「せせらぎ」だが水は流れていない。

さてこのせせらぎ公園だが、どうも他のプチ公園とは一線を画すもののようだ。もともとここに沢があって農業用水の池があった。それがここを市街地化するに際して沢を暗渠化した。だが池には利水権があった。だからこれらをまとめてプチ公園化して利水権を守った上で、かつての沢筋が出てくるように設計したのだろう。そしてこのせせらぎなのだが、この「せせらぎ」の上部に暗渠升があってそこからオーバーフローした時に流れ出すもののようだ。「せせらぎ」の下部にも升があってこれは上流のものより大きそうだ。そこに池の水と合わさって下に流れてゆくのだろう。ただやろうとすれば常にせせらぎに水が流れるように設計されていたはずだが、流れていないということは維持管理に問題があって、オーバーフローのみとなった可能性はある。

そして下流には高松の池がある。その水源の一つなので保全が必要だったのだろう。

残念ながら市役所のホームページには、このプチ公園についての記載はなかった。

 

 

ということでこの下にあるのは暗渠。畑の真ん中を突っ切ってゆきます。この暗渠は高松の池のどこかに合流するはずです。実は緑ヶ丘から喫茶響への近道を発見しました。それがこの道。

喫茶響の喫煙スペースでタバコを吸っていると選挙カーの様々な声が聞こえます。中に憲法9条を守れというのがあったのですが、安倍首相が諦めたものを蒸し返してもなんかと思うし、市議会では関係ないだろうとも思う。実際に必要なのは高齢化問題と少子化だ。その次に市の財政の均衡化だ。このうまくいかない案件を訴えるのは陳腐だというのはよくわかる。

個人的に、盛岡市の行政サービスをもっとわかりやすくする工夫を議会から提案してゆくという、多分一番わかりにくいことをいう人がいればいいのですが、そういった人はいないようです。

 

 

競馬場跡の公園に、ラベンダーが咲き始めた。


雨の予報

2015-08-18 02:00:15 | 日記

 

昨日までと違って今日は夕方から雨が降る。関ジャニが通り過ぎたからだろう。昼過ぎに夕食の買い物を済ませ、長くつを買いに黒石野のホーマックまで行く。

長くつはトンネル撮影用にあったのだが、そこの会社に置きっぱなしになっている。取りに行ってもいいのだが、間違いなく社長不在だ。それはそれと安いのがあるだろうと棚を眺めたが、物の見事にない。正確に言えば欲しいのがない。そして以外と高い。さらに私のデカ足のサイズがない。今日の雨のために買うのにしては間に合わない。そして探す意味もない。

気に入った靴で、どこまでも行くという悪癖がある。だから靴の寿命は短くなる。雨の日も風の日も同じ靴ならそれは仕方がない。少しそれに疑問を持ったというのは、多分奇跡だ。どうでもいい雨の日は長くつにすることにしたのに、どうでもいい靴しか並んでいない。それでは実用一点張りもない。だから一番安いやつを買った。

 

 

雨まではまだ時間がありそうだ。黒石野から響まで適当に道に迷おうと思う。とはいえ土地勘がないにもかかわらず、行き止まりには遭遇しつつもなんとなく目的地に進んでいる。少し面白くないので、以前に聞いた東松園の野菜の無人販売所を探すことにする。そこには最近では珍しい枝つきの枝豆が売られているという。最近では産直でも枝からもいだ状態で袋に入れられて売られている。青い豆を食べる枝豆とかは、鮮度落ちが激しいものだ。下手な八百屋よりは冷凍枝豆の方がうまいという人がいるが、それは事実だ。だから無人販売所で袋つめの枝豆は買ってはいけないものだ。スーパーのように低温管理していればまだしも、下手すれば直射日光が当たる無人販売では信用できない。

ただ枝豆は葉っぱを切り落として枝つきにすると鮮度落ちを避けられる。それがあるというので探したら、あっけなく見つかった。

ただその産直の下に、せせらぎ公園という小さな公園があった。ちょっと変わったところなので重複すると思うが、再度取り上げたい。

どうも水源保護のためのもののようだ。

 

 

キジがいた。

 

 

市議会選の街宣車の声が聞こえて来る。隣人の不幸は見たくないから近所の市議会議員が気になる。争点がなさすぎて投票率が下がるのが必至、だから彼らも今回はかなり頑張っている。だが頑張れば頑張るほど意味不明の言葉の連呼になってゆく。

 

 

その後長くつは役立った。


夏の終わりに飛び込んで関ジャニ

2015-08-16 20:36:37 | 日記

 

土曜日は朝方にも雨が降ったりして、不安定な天気が予想されていました。まあそれでも泳ぎに行って飛込み台で遊びたい。しかし午後の天気予報は50%だしレーダー予報でも2時から3時にかなりの雨が降りそう。しかし、まあそれでも行ってしまえと。雨が降ってもどうせ裸だ。雷さえなければそれでいい。

 

 

雫石川は最近のカラカラからようやっと普通になった感じ。さてここまでの間にペアルックの女の子、ペアルックの上に頭にでっかいリボンをのせた女性などをチラホラ見かけます。今年の女の子の流行は、70年代風の可愛い感じ、勝手にロリポップと言っていますが、ロリータファッションをシンプルにして軽くさせ、ポップな色や花柄とかストライプも使うのですが、ありていに言えば原宿風なのですがそこまでゴテっとはしていない感じでスイートなイメージでしょうか。そんな服が多いのはわかっているのですが、にしても変。どんなに親しい友人同士でも、全く同じというのはない。

 

 

ナゾは総合プールについて氷解。関ジャニのコンサートだった。土曜日は夜のステージのみ。気合のこもったファッションが目立ちます。そしてまだこの時点で、グッズ販売のみなのですがそれでも会場入り口はごった返しております。

私は、この後泳ごうと思ったのですがまずストレッチしてと準備していたら寝落ちしました。目が覚めたら今度はコースが開かない。おまけに知り合いまで来た。もう飛び込みのみにしようと、そのまま甲羅干ししながらリハーサル前の音響チェックやリハーサルの音楽を聴いていました。とは言っても聞こえてくるのはベースラインの音ばかりなのだが、少し歌のようなのも聞こえてきた。

そして飛込み台から落ちまくる、落ちまくる。5メーターの台で安定して落ちれるようになれました。

なお14時頃にパラパラ雨が降っただけで、とてもよく晴れていたのですが、どうもこの辺りだけだったよう。14時から14時10分の間に1ミリの豪雨が降ったようです。本宮の知り合いがそれはすごい雨だったと言いますし、茶畑の気象台でも記録していました。ただ総合プールやアイスアリーナではパラパラしただけでした。まあ関ジャニパワーか。

 

 

 

その後少し真面目に泳いでただ、20年ぶりに会う人が現れてビックリ。少し話をして出たのが4時半過ぎ。プールのロビーから正面玄関前までファンだらけ。もうペアルックだけでは驚いてはいけません。コスプレか?というファッションや、さらに巨大なリボンや身体中リボンだらけとかまあすごいこと。気合入れ過ぎです。

とはいえコンサートグッズのTシャツとかフツーの人も多いし、家族連れなんて当たり前で、明らかに一族郎等でくるお客さんもいます。揃いの法被とかも微笑ましい限りです。その前にファン層の厚さに驚きます。年代の幅もすごいし、連れてこられただけなのかもしれませんが男性も目立ちます。それも年齢層が広い。ジャニーズの底力を感じます。

 

 

とはいえこの状態。どうも近所のコンビニからプールのエントランスからロビーまで占拠されたのがクレームになったようです。特にプールのロビーは泳ぎ疲れた人や、練習前や後に勉強する子供、子供が出てくるのを待っている親とか使うのにスペースが全くなくなったわけで、次の日にはスタッフが目を光らせていました。

 

 

これがペアルック。とても綺麗にまとまっている方ですね。靴だけが違います。とはいえ普段あんなに差別化に競い合っているのに、ここでは同じファッションというのは驚くことです。奥の方にいる青と水色の同型のワンピースにお揃いのカーディガンと帽子の方に聞いてみました。すると「せっかく会えるのに気合を入れない方がおかしいでしょ」納得です。ペアルックに関しては「さらに目立つでしょ」これも納得です。どうも目立って一眼でも視線を送ってもらいたいということのようです。点ではなく面で目立った方がいいということです。とはいえお姉様方、少し迷惑そうでした。ゴメンなさい。

後たぶんそれ以外にもお約束があるのだろう。

今回見た中で最高にイカしたペアルックは、確か濃紺と青と黄色の縦縞を細かくずらした縞模様、なんといっていいのかわからないが、そのすごく派手でシックな生地で、一人はパンタロン、一人はミニスカートとは言ってもあの裾が細かくちぎれたような細かいひだを入れたようなのに仕立てていたのがかっこよかったですね。とてもクールでした。

昨年のズカショック並みにすごいです。

 

 

まあでもこの天気は、本当にファンの熱気が雲を飛ばしたとしか言いようがありません。

以前のりピーのデビューして人気沸騰直前に盛岡でNHKFMの番組収録ミニコンサートがあったのですが、たった10分間で3回衣装が変わった、舞台上で、衣装というよりはあれはトランスフォーマーだった、いったいこの衣装はいくらするんだと驚いたものです。大体この衣装を設計したやつがすごい。

アイドルは金がかかるというのは確かです。でもこの関ジャニだって、アイスアリーナで1週間前から仮設トイレ設置、舞台装置搬入、音響・照明搬入、グッズ搬入陳列ととんでもない人数が準備しています。一週間かけてプロがつくりあげた舞台です。壮大な絵になっているのは間違いがありません。画龍点睛ではないですがそこにアイドルが立った瞬間に動き出す、エンターティーメントになっているはずです。

カメラマンとして思うのは、そういったリアルなイリュージョンを作るのは本当に難しい。関ジャニのファンには失礼かもしれないが、マクドナルドのポスターに何人ものプロが関わっているからあの写真がある。批判する人は多いが、エンタメとしてはかなりいいものになっているだろう。

とはいえすごい。一週間前から仕込み始めるというのは、普通じゃない。とんでもないものだから、熱狂するという図式がある。宝塚に似たところはあるのかもしれない。スマップがご贔屓だったんだけど今は関ジャニ一押しで、そういった「ジャニーズファン」も結構いそうだ。というかかなりいるだろう。

 

 

よ市に行くと、メロン売りの娘がいた。

 

 

雲の中に薄く虹が出ていた。

 

 

16日は大快晴です。関ジャニのファンが二組写っています。セブンの前は違うと思いますのでどれでしょう。もう街の風景が変わって見えます。延べ人数で9000人の関ジャニファンが盛岡に押し寄せたわけです。盛岡の人口のおおざっぱに3%です。グッズ販売のみで来た人もいると思いますので4%はいたのではないのでしょうか。

盛岡の3%が変わるだけで街の景色が変わる。いや1%でもかなり変わる。

 

 

今日も泳いで落っこちようと思います。ただ総合プールに一日中いるのは人としてどうなのか、結局監視員から変人だと思われているのをさらに補強したくないというのがあって、都南のプールに向かいます。都南のプールも今日が最終日です。

 

 

こまちも通りました。

 

 

北上川・雫石川・中津川の合流地点なのですが、その中津川寄りでリコリスを発見。仏のお導きかという前に、やっぱりこいつら上流から流れてきたという確信が起きます。

とはいえ、仏のお導きにしてしまいましょう。送り火の日です。

そういえばこの辺りでは、火は樺の木の皮が主流です。樺の皮は香りのある油分を含んでいてよく燃えます。そして香りがいいのですが、魔除けによくあるパターンだよなと。

 

 

上りの新幹線が出て行ったら、下りの新幹線が入ってきました。お盆の交通ラッシュなのでしょうか。

 

 

総合プールはスポーツ施設なのですが、都南のプールはのんびりしたレクリエーション施設です。いろんな人の背中を見ながら、やっぱり男は背中だよなと、わけもなく思う。

北の肉とかいているわけで、肩甲骨と腹のことかと思えば形象通りなのだが、この人は昔何をやってきたんだろうとか、スポーツを何かやっているかとか思いながらボーっと見て行くと、別なことを考えます。人の正面は胸と腹に分けられますが大体等分割だと。ところが背中は腰を含んだ概念でやたら広い。人は南を向くから、背は北だとも言えるが、正面を指す用語に南はない。

そして自分の背中は自分で見れない。人類最大の面積の概念を直接見ることがない。見ることのない履歴というのはなんなのだろうか。

私というのは、背中にあるのかもしれない。

 

 

今日は舟っこ流しだ。

 

 

盛岡市長選と市議会選も始まった。

今回市長候補が現職と新人ということになって、少し波乱含みになっている。そして新人候補が微妙すぎる。そして現職はとてもいいのだが、盛岡の経済界出身すぎて、4期やらせたらまずいのではないのかという、そういった不安がある。商工会議所との連携はかなりよく動いているのだが、彼らは我田引水な気がしている。商人だからしょうがないのだが、目立っているというのは良くない。

あと一番大きいことは、盛岡市は工藤市長という教育系の市長がいた時代があった。高度経済成長期なので無理が聞いたと思うのだが、ある部分では文教エリアというのを盛岡の歴史から見ても無理のない形で作った。それが高松・上田エリアだ。ただそこを引き継いだはずの、太田・桑島コンビの計6期だと思うが、その間がバブルだったということもあって西南開発の促進など問題が残ることをしていた。

その前に合わせて6期ということで、どうも権威になりすぎてしまった嫌いがある。盛岡市動物公園の伝説では、太田市長が孫からキリンが欲しいと言われて、北方動物を集めて展示するというコンセプトから大幅にずれたことになってしまったと言われている。そしてそれを止める人がいなかった。特に市役所職員には全くいなかった。それは盛岡市役所出身の桑島さん助役がだったからだ。

そして現職にもその傾向が出て来始めている、そう聞こえている。市役所に派閥があるとも聞いている。とても良くない。

 

 

この道には花の育苗農家の直売所がある。ところがここは花ばかりではなく野菜も売っているし、パラペーニョソースとかも自家製で売っている。手広くやっているのだ。ここの名物らしいメキシコ漬というのを買おうといったらなくて、とても残念だった。

都南のプールが今年最後だからゆくというのと、総合プールで一日中はバカすぎるのもというのもある。ただもう一つ、メキシコ漬を食べたかったというのはある。そしてどんなにメキシコ漬けが食べたくとも、さすがにここまでは来ない。夏の屋外プールとの組み合わせでの欲望なのだ。

来年があれば是非食べたい。

 

 

都南のプールの欠点は水深が浅いことだろう。その上蒸発量が大きいので、規定より水深が下がることが多い。予算の関係か水はそんなに入れられないし、浄水槽もそんなに回っていない。あと神社がとなりで木立からの落ち葉や虫があることがある。子供のつけていたカットバンが浮かんでいることもある。

不衛生に見えるかもしれないが、その程度で病気になった話はない。今の水質基準はそこまで厳しい。そしてその程度で人は死なない。

ただ今日は最終日ということで気合が入っていたかもしれない。水もとても綺麗だった。

突き刺すような日差しは、夏のものではなくなっていた。もっときつい秋の棘のある日差しだった。

プールのとなりの多賀神社にお参りしようと思ったら、本殿正面の階段脇にカップルが座っていて、少し困った。いや大いに困った。お参りしたいのだがこのままではカップルも参拝してしまう。もちろん彼らは神ではないが、その仲むつまじさいいんだが、はよどけと思っても口に出せない。

いやあのカップルに参拝するべきだったかもしれないが、それでは変態だ。意味不明すぎる。何にでも神の表れとする神道でもそれは許さんだろう。

格式があって相撲と神楽の座のある立派な境内だ。

 

 

舟っこ流しの舟が、お供えを置いて焼かれるのを待っていた。

 

 

舟っこ流しの会場はこんな具合。

 

 

この明治橋のたもとには山清商店という種苗会社がある。そこの産直が結構面白い。イロイロなものがあるのではなく、種苗会社として農家にこんな野菜があるとアピールするためにある。今農家は産直なりで売り上げを伸ばしたいと考えているのだが、どうしても新しい売れ筋を開拓できる余裕がない。そこで盛岡で育てやすくて美味しい品種を提案するのだが、実際食べてみないとわからない。だから自家菜園で作って提案する。

今はタキイの玉ねぎ一オシのようで、少し古い品種をわざと押している。土地に合っているのだろう。そこにあったジャンボピーマン。大きいと大味というのはよくある。ただマイルドな青臭さが従来品種と比べていいと思う。大きさもウリだ。産直で目立つだろう。

 

 

総合プール飛込み台で、落ちた落ちた。腹黒いカメラマンから、落ちたカメラマンともう一つ名を取れたかもしれない。

落ちることに慣れると、なぜかそんなに体力を使わなくなる。多分あの疲労のほとんどが緊張なのだろう。そして底まで落ちてしまうと浮上のための体力が必要だが、それもほんの少しの体の動きでコントロールできるようだ。

だがそれでも底にたどり着きたいというわけのわからない願望がある。たどり着く意味のない願望だが、なぜか底にたどり着きたくなる。多分見上げた時のあのキラキラした青を見たいのだろう。必死で浮かび上がってゆく最中にわずかに見るあの光を見たいのかもしれない。それを見るためにはそこまでたどり着かないといけない。

 

 

プールから出ると、関ジャニの入れ替えでごったがえしていた。こうしてみると初日のあのファッションはコアな人たちだったんだと思う。演劇では楽日を狙うものだが、歌なので初日の方が間違いがないのだろう。もしかすると手違いを楽しむとかの玄人筋の話があるのかもしれない。

アイドルに関する現象はなかなか観れるものではない。だが見たとしてもその深層にたどり着くことはない。それでもわかるのはこの人たちは歩き方が綺麗だということだ。やはり個人差はある。でも努力はしている。そこは間違いない。会える緊張感から起きてるのかもしれないが、アイドルは彼女たちを綺麗にしている、しかもとてつもなく。

なかなか奥深いものを見た。


14日

2015-08-15 02:20:40 | 日記

 

お盆というのは、地獄の釜が開く日でもある。だから亡霊を鎮めるために様々な儀式がある。一番大きいのは迎え火と送り火だろうが、夕方になれば毎日迎え火を焚いているというのもおかしな話になる。迎え火と送り火の差はどこにあるのかわからなくなる。祖先崇拝ではないとすれば、話は簡単になる。死者をやり過ごす4日間ということになる。やり過ごす方法としては、儀礼的なものがある。墓参りとか住職にお経をあげてもらうというものだ。線香あげたり花を供えたりもそうだ。だが確実な方法がある。生者が一堂に集まることだ。これによって死者をはねのけられる。

そうはいっても、お盆に今年も帰れないでいる。

 

 

安倍首相の戦後70年予想通り可もなく不可もなくだった。それに対する韓国や中国の反応も予想通りだった。予想していなかったのは3000字という長さだ。首相官邸からのものを出力したらA4サイズが4枚だった。平明な言葉に徹したからここまで長くなったというのはある。

だがこれを英訳した場合どうなるのか、中国語訳でも同じだが多分短くなるのだ。それでは謝罪された側とすればどう見えるか。たったこれだけ?となるわけだ。だが今回のように玉虫色でありながらくどくどと長々と話すというのは、実際正しい。長々と話さないとわからない相手の方が多いのだ。

逆に日本人の簡潔で明瞭な言葉選びというのは、文化や経済基盤が揃わないと実は通じない。日本人だってそうなのだ。互いに分かったつもりになってゆくゆくまずいことになったことはよくあるだろう。こういった話し方は極めて理にかなっている。

そして歴史認識というのはどこにあるのかというのを、延々と述べたという点が大きい。

けっこうよくできた談話だと思う。

 

 

いつも思うのだが、日本の誇りというのはあった試しがなし。