本当は泳ぎに行こうと思っていた。だが今日から寒くなるという。そう石油ファンヒーターのフィルターが届く。受け取ってから泳ぎに行かないと、暖房に不備が生じるわけだ。なので泳ぎに行くのは少し諦めた。
で、届いた。ファンヒーターの油受けは掃除しておいたし後はタンクを入れるだけにしておいたから、早速取り付けた。
やっぱりそもそも調子が悪いみたいだ。すぐにエラーメッセージが出る。まだ買って2年目なのだが。ウーン、泳ぎに行ったほうがよかったかな。
まあそれでもやることはいっぱいある。こなして高松の池に行く。昨日の雪と寒さで、氷が少し厚くなったようだ。
雁が渡って行く。このところ大きな群れが通り過ぎているから、渡りのピークが近ずいている証拠なのだが、白鳥はまだそうでもないようだ。
ただ本当に残念なことに、高松の池は安全な場所なのだが、今まで狩られ続けてきた雁にとって人家のそばというのは極めて危険な場所に見えるのだろう。本当にまれに、猛吹雪の中とかに一時的に来ることはあっても、ほとんどこうして通り過ぎてゆく。
山のほうは雪のようだ。
そういえばクリントン民主党大統領候補が、「日本や中国およびその他アジア諸国が過去数年にわたり為替操作で人為的に輸出価格を抑えてきた」とインタビューで話していた。最近TPPに反対だと言い始めており、この辺も気掛かりだ。
ただ大統領選での中であって、有権者へのアピールのための発言だとは思うが、サンダース上院議員に対して、「クリントン氏は最近の討論会で、サンダース氏はオバマ大統領を支持する姿勢が不十分だと批判していた。」CNNの記事だ。
オバマ大統領のTPP政策の意味合いを国内問題のみで語るのもどうかと思う。そして確かにQE3はオバマ政権というよりは、FRBのグリンスパン議長の政策だった。だがこの政策はホワイトハウスも支持していた。当時の国務長官は誰だったかな?
日本が金融緩和政策を始めた時に、韓国がやっぱり「日本は為替操作国だ!」と非難したがすぐにやめた。なぜだったのか。それはアメリカの金融緩和政策は、結果として為替操作になるということだ。あの時に一番ひどい目にあったのは日本。何しろ大震災の直後のファンダメンタル最悪の時期に円高になった。で、当時為替操作を韓国はやっていた。ようはブーメランに成ってしまったのだ。アメリカもやっている経済政策を否定したことになったのだ。その上自身の為替操作まで言われてしまう。だから黙らざるを得なかった。
ただ金融緩和政策の大きな問題は、実体経済を超える資金量が供給されすぎることによって、その金が漂流するという現象が起きた。ポラリティが高いと言っているが、実態はイナゴの大群になっている。2年前に集中したコモディティ市場、特に石油は暴落した。浮いたお金が株式に行ったと思ったら、今度は為替に行ったと思う。それも世界の資金量のほんの少しだけが動いただけでこうなったのだ。その一番の原因が投資対象のない世界の出現だ。だが経済の透明性と効率を高めれば高めるほど、魅力的に見える投資対象は無くなるのだ。ほんの少しの問題だけで一斉に資金が逃げて行く。これはコンピューター取引の問題もある。
私が言いたいのは簡単だ。あなた方は少し前にやったことを忘れてはいないか、オバマ政権下での経済政策を否定していいのかだ。韓国を恫喝したような気がするのは私だけかな。
中国は確かに為替操作をしている。だが自国通貨を高い方に誘導しようとして失敗している。だから為替操作国として非難される筋合いはない。ただ一番の問題はこの為替相場の根拠が不確かにしか見えないということなのだ。一番大きいのは国内の経済統計が全く信用できないこと、電気消費量などの指標からすればマイナスの可能性すらある。製造業の過剰設備問題や過剰生産問題はあるが、一般消費が伸びているというのはある。以前のようにバブルどころじゃない消費ではなく、堅実な消費が底上げされているとも言われている。
そう、言われているというだけで、中国の実態は誰もわからない。ただわかっているのは、中国から資本逃避があるということだ。それも政策から起きている。しかもそれが正しい政策だから始末におえない。腐敗撲滅と言っただけで、資本が逃げるというのはどんな国なんだと思う。
クリントンは、多分一般アメリカ人すらなめているのではないのだろうか。トランプがウケている向こうを張っただけなのだろうが、あまりにも貧弱だ
ただ中国の今のあり方は、今の資本主義には合っていない。その点は中国もよくわかっていると思う。ただアメリカが全くわかっていないのは、中国が崩壊して13億人が難民化した場合に何ができるかということだ。たった1%でも難民化した時には、今のEUの困難どころではないのだ。今の中東どころではない内戦と、宗教も絡んだ内戦と、なんかよくわからなくってミサイル撃つぞ。
そう、みんな幸せになりたいだけなんだけど、えらいことになるのは確実だ。イラクの失敗だけでも、アメリカの実験は崩壊しているのに。
でも変だよな。すっごいお金が頭の上を通り過ぎているのに、こっちには何にもこない。変だよな。
ただ、この流れを変えるためには、世界各国、特にアメリカとEUと日本が相続税を重くすることなのだが、できれば一斉になのだが、これが不可能だということだろう。お金持ちはお金があるから、できることがいっぱいあるから。
金苦労派次郎ばかりの写真を撮ってみました。そう思っていたら欲派次郎が一羽交じってしまいました。
世の中、複雑で嫌になります。