今日も暑かった。最高気温が32,8度で、実はこの時間帯外で仕事をしていた。暑かったなぁ。でも結構いい仕事ができたのでその点は満足だ。だが午後5時あたりから急速に湿度が上がってきて、そちらの方が苦しかった。
現在拡張し続ける肖像権の問題なのだが、簡単にまとめておく。
肖像権そのものは例えば映画に出た俳優が、そこからの物販販売で写真を使われる場合にお金を払うというもの。有名なのはルーカスフィルムのスターウオーズの最初の時、ほとんどの俳優が肖像権の設定をしなかった。結果、大ヒットした映画にもかかわらず、Tシャツから全ての物販の肖像権の利益はなかった。
ただよくあるのは有名人の写真を加工してTシャツとかで大儲けした場合だ。有名人はある程度ならファンだねということで許すが、大儲けしたらそれは肖像権の侵害となる。
俳優や歌手など、写真に価値が出てしまう人たちだけではない。講演だけで活躍する経済学者とかも肖像権はあるので注意が必要だ。ここでは損害賠償請求になる。
次がプライバシーの侵害だ。ここが一番拡張している。意外と古くからある。有名人の不倫とかそういったものだ。一般人でも恥ずかしい現場を撮られたらプライバシーの侵害になる。
だがここは線引きが難しい。何を持ってかというのが非常に不明瞭になっている。例えば悪所に出入りしている写真とかだとわかりやすい。ただトイレから出てきたところを撮られたというので、肖像権の侵害になった例がある。ただこれは名誉毀損での訴訟になっていた。
ただ今この点が拡張しているが、基本的に名誉毀損になっていると思う。
そしてなのだが、個人情報という概念が出てきた。生体認証が進んできたため、虹彩認証や指紋認証のデーターを写真から盗めるということだ。ただこの点は、はっきりいうが個人情報は単独では全く無意味である。名前だけでは同一人物がいくらでもいる。顔写真は大きな情報であるが、名前と連結されていなければ有益ではない。
実は媒体という問題がある。実は肖像権の問題が多岐に渡るのはネットの問題なのだ。
だから写真に写されない権利というのはあるのだが、それは肖像権ではないのだよ。