人の不出来さ、未熟さを知るのはずっと後だ。
人の世の不思議さ、奇妙さを感じるのはもっと後だ。
わけのわからぬ人間を観るには、幼すぎた。
単純に理屈の正誤を基準に判断していた。
正しさが、一方側からの見方でしかない、などと思いもよらなかった。
人は仮面をつけている。
矛盾を知ると、単純にそう思っていた。
どんな心も、多種多様の仮面だらけとは気づけなかった。
本人でさえ、心をコントロール出来ないのに・・・
私は通常の通学生より30分早い電車だった。
それは乗る駅の関係だ。
早く学校に着いた私は、そこで普段見られない光景を見る。
普段は、ものわかりのいい校長先生だった。
とても、見た目も話す言葉も態度も立派だった人だ。
素朴な育ちだ。
校長先生ともなれば、さすがに立派だなぁ・・・
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