カルテ番号 よ・6(24)
体験する為に生きている。
百合は何かが見えたような気がした。
院長の言葉は続く。
「自分を覆う服も様々です。
苦しいのは、服というよりも鎧ですね。
自分を過剰に守る為に、重い鎧をまとってしまった。
重すぎて、歩く、つまり生きていくのも苦しい。
辛い、大変だと思い込んでしまいます」
百合はわかる。
実感してきたことだ。
自分を鎧の中に閉じ込めていた。
表に出る事が怖かった。
でも、表に出なくても、鎧は重く、苦しかった。
出ても苦しい、出なくても苦しい毎日だった。
院長は言った。
「鎧は重すぎでしょう。
鎧を脱いでも、いきなり裸ではありません。
厚手の服を着ています。
安心して脱いでも大丈夫です。
やがて、厚手の服も重かったり、苦しくなったら・・・
それも脱げばいいのです。
すると、下に普通の服を着ています」
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
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