『死んだらおしまい、ではなかった』
著者は浄土宗の僧侶、大島祥明和尚。
2000人を葬送したお坊さんの不思議でためになるお話。
突然の転落死、事故死などは「本人=霊」が不在の状態。「本人」はご遺体の近くにおります。じっと静かに見ている・・。和尚さんにはそれが感じられ見えるそうです。葬儀の本質はご本人に死んだことを悟らせるためにある、と。そのまま成仏される人は200人に1人。多くの人は未練も断ち切らずご自分の葬式を見て、「なぜだ」・・と。
死んだらおしまいではないのですね。そこから成仏するまでの階段があるそうです。遺族の人達の心からの供養がそこで本義となるのです。
“戦争参加法案”もおしまいではない
日本がいよいよ他国に出向いて戦争に参加することとなる「集団的自衛権行使」が公明党の賛成により来月1日にも閣議決定される運びとなりました。ここでも「死んだらおしまい」=「閣議決定でおしまい」ではなくこの法案(閣議決定)の新たな正しい“成仏”(廃案)まで祈り続けたいものです。
きょうの一曲はポールアンカの【君はわが運命】。
死んだらおしまい、ではなかった | |
大島祥明 著 | |
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Paul Anka - You Are My Destiny (1963 Version)