年賀状のシーズンです。
民営化されてから郵政職員の人たちの表情が暗くなったように感じられます。
全逓(全逓信労働組合)が健在だったころは、胸に闘争バッチをつけた組合員(職員)の皆さんの表情が明るかった。
聞けば年賀状を始め数々の販売ノルマが職員にはあるようです。1人当り数千枚。年賀状を自分以外に、人に売るというのは100枚でもたいへんなことでしょう。
≪用語説明≫
「自爆営業」販売ノルマをこなせない郵便職員が年賀はがきを自費で買い取る。
「お立ち台」交通事故を起こしたり年賀状の販売目標が未達の職員が、朝礼などで登壇させ反省の言葉を述べる台。関東支社圏内の大型局を中心に少なくとも数十はあるとか。
電通の過労死事件につづき郵政職員の過労死自殺も起きている。10月には日本郵政と遺族との和解がさいたま地裁で成立しています。
過労死やパワハラは電通だけではないですね。郵政も他の多くの会社でも。
労働組合や労働局・労基署には、しっかり職場環境を改善・監視していただきたい。
個人でも加入できる郵政ユニオンもあります。一人で悩まないで職員の人たちも団結し連携を図ってください。年賀状など過酷なノルマがなくなる日をめざして。
(033)自爆営業 (ポプラ新書) | |
樫田秀樹 著 | |
ポプラ社 |
郵政残酷物語:"自爆営業"…年賀はがき売却の次は