大晦日です。
「いま、わたしはもう一度若くなりたいとは思わない。わたしは喜んで、歳をとってきた。そして人生という時の境をこえて神が共におられたことを心から感謝している。わたしと人生と永遠と、その境は、わたしにはいよいよなくなってきている。わたしはいま、あの夕日が沈む山の向こうの光のあるところに立とうとしている」(『わたしはよろこんで歳をとりたい』こぐま社)
ドイツの牧師、イェルク・ツィンクの最期のメッセージの一節です。
静かに、私たちがここまで生きてこれたことに感謝したいと思います。また新しい歳が加算されますが、喜んでそれを受け入れたツィンクさんの言葉をかみしめたい。
今年6月に改題した「ポポロの通信舎」。アクセス数はむしろ微増で推移しています。みなさまのご来舎ありがとうございました。
迎える新しい年もどうぞよろしくお願いいたします。
(『本のひろば』2018年12月号大澤秀夫牧師の書評参考)
【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔
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わたしはよろこんで歳をとりたい |
イェルク・ツィンク(牧師・独) |
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こぐま社 |
Sergio Mendes & Brasil '66 - Pretty World