太田薫さん(元総評議長・故人)、きっとお墓で怒っているだろうな。
「ガラガラ声の太田ラッパの音色が聴こえてきます♪」
「資本に同調して労働者を守らん組合幹部は許せんですよ!」
「連合、成果型労働制の容認」の記事には、びっくりしました。
専門職で年収の高い人を労働時間の規制から外す(残業代を払わない)という「高プロフェッショナル制度(高プロ)」を、労働者の全国組織「連合」が認めたのだ。
対象はいずれ一般労働者へも
最初は年収1075万円以上の人を対象と条件を付けてはいる。一般の労働者からみたら1000万円以上も収入のある人など高嶺の花。嫉妬こそ感じても今の自分には関係ない、そんな高給取りの「残業代無し」制度なんか知ったこかと一瞬思ってしまう。
ところがこれは第一段階、対象者の年収額を徐々に引き下げて行き、いずれは500万円クラスの人にも当てはめたいというのが使用者側の本音とも言われています。
高プロ=残ゼロ法案で過労死増
分かりやすく言うなら「残業代ゼロ」制度の始まりなのだ。連合の神津会長が、これまでの反対方針を転換した理由を並べたててはいるが、とても理解できるものではない。太田薫さんがいらしたら神津さんは怒鳴りつけられたのではないだろうか。過労死が増える超残業社会の到来を、なんと連合が後押しをもするというのだから。
連合が出てくるまでは総評、同盟、中立労連などが主な労働組合のナショナルセンターだった。3~4者が切磋琢磨していたあの時代の方がよっぽど健全だったのではないだろうか。
太田薫さんは早くから、「労働者、労働組合は要求で統一するものだ。政党支持も自由にせにゃいかん」と主張されていた。「民進党=連合」の図式も、もうとっくに合わなくなっていたのではないでしょうか。労働者の要求が守れない連合の有様では、傘下の労働者の帰属意識がどんどん薄れ浮動票化が進む。むしろそれは自然の流れのようにさえ思えます。
平尾昌晃さん、亡くなりました。『ミヨちゃん』よく口ずさみました♪
それはミヨちゃんから始まった・・・平尾昌晃
高度プロフェッショナル制度についての疑問については異議が有りません。年収額がちがっていますので指摘させていただきます。
「1750万円」ではなく「1075万円」です。
労働者が労働時間ではなく仕事の成果で処遇される働き方として何時間働こうが、あるいは働くまいが、会社が一定の賃金を支払う。その対象は高度専門職で一定の収入年収1,075万円以上がある者とされています。算出の根拠は一般労働者の年収350万円の3倍を想定したもの。しかし早くも3倍に固執する必要はない1.5倍だなどと審議会の経営側委員から規制外しの意見が出ています。
連合幹部の変節には断固抗議しましょう!!!
さっそく訂正させていただきます。
計算の根拠は一般勤労者の350万円の三倍が目安だったのですね。
ていねいなご説明もありがとうございました。
これからもご意見、ご指摘お待ちしています。