前回「ビットコインはまだ実験段階か」と記しましたが、早くも取引所の破綻が明らかになってしまいました。
「システムに弱いところがありビットコインがいなくなって・・本当にすみません・・」とたどたどしい日本語でMt. Gox社のマイク・カルプレスCEOが頭を下げた。
いなくなった(消失)お金は114億円(海外時価換算で500億円)、債権者は12万7千人、うち日本人の利用者は0.8%(約1千人)だという。2009年から取引が始まってまだ5年。ビットコインは早くも大きな試練に立たされてしまった。
IT関係に精通した利用者が常にリスク覚悟だったせいなのか「仕方がない」とあきらめている被害者も少なくない。詐欺的な破綻の様相にはなってしまっていますが、国境を超えインターネット上で流通する未来通貨というビットコインの考え方、その目指す方向自体はまちがってはいないように思えてなりません。
仮想通貨に限らず現実通貨でも常に売買行為には、悪意のあるリスクは付きまといます。ビットコインのもつネットならではのビジネスチャンス、利便性へのあくなき追求はこれからもつづくような気がします。
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週刊ニューズウィーク日本版 2014年 2/25号 [雑誌] |
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