10月14日(日)は明治神宮の人形感謝祭の当日でした。先の「思い出人形展」の展示準備ともども20~30代の頃には例年お手伝いの参加させていただいていたのですが、その後勤めが忙しかったり、そのしわ寄せで日曜日には寝込んでしまったりで久しく参加できませんでしたが、今年は本当に久しぶりでお手伝いに加えていただきました。今年で第24回。来年で25回を数えるのだそうです。昔の記憶と違って驚いたのは当日お人形を持ち込まれる数の多さです。画像で見えますが、はじめお人形さんたちは、ご社殿の門を挟んだ回廊に設置された2段の仮設台に並べられていきます。門を挟んで両側の回廊の台がいっぱいになると、今度は台の真下に白布2列分のスペースを追加して並べられていきます、それもいっぱいになると回廊の中側にさらに白布2列分のスペースを追加。さらにそれがいっぱいになるとまたその内側に白布を敷いて、、、とスペースを追加して並べていくのです。昔は回廊がいっぱいになるくらいだったのが、こんなにお人形さんの数が増えたとは!!!!聞くところによると昨年度がこれまでの最高受付数の記録で、今回はそれに次ぐ記録なのだそうです。お人形をお持ちになられる方々は、受付で人形をお預けになって、それらを係に人間が並べていきます。その代わりお人形さんはお払いを受け、紙でできた人形(ひとがた)にその魂が移され、人形(ひとがた)にお名前やメッセージを記入して納所される流れになっていますが、長いこと一緒に生活してきたお人形さんとの別れを惜しむご家族の皆さんは回廊の中を探して並べられたお人形さんと記念写真を撮られることも多いようです。できるだけ最後をきれいに並べてあげたいと思いますが、莫大な数のお人形さんでご家族の方に十分満足いただけるよう並べることができているかどうか気に留めながら作業していたつもりではありますが、、、、。
お声がかかり、わが家の人形とお別れの写真を撮りたいのでカメラのシャッターを、、。とかもう少し整えて並べて欲しいとかいうご要望をいただくこともありました。外国からの観光で参詣される方々にはやっぱり不思議な光景でもあり、また特別に日本的な光景にも見えることでしょう。記念写真を撮られる方も少なくありませんでした。お雛様、五月人形、五月飾りからリカちゃんやバービー、ぬいぐるみに観光記念のお人形、アイヌの木彫りの熊にミッキーミニー、こけし、だるま、ウルトラマンなどのキャラクター人形、手作り人形、博多人形に郷土人形郷土玩具、貯金箱などなど、顔のあるものに対する日本人のもつ優しさが伝わってっくる年中行事でした。