一昨日窯入れした素焼きをヤスリがけしたり、塗りかけの狐たちの続きをして大晦日までに仕上げて納めると同時に新年明けの支度、特に成形や素焼きは大晦日では間に合わないのでやり残したひねり鳩を今のうち形づくって干しておく必要があります。
毎度の話ですが、本来は形づくって竹ひごのくちばし、両足、尾っポを挿したまま乾燥させ、焼かずに色を塗って仕上げるものなのですが、それではすぐ壊れやすいので、自分の場合成形のため、挿した竹ひごは一度はずして乾燥させ、素焼きのあと、収縮した孔に細く削った竹ひごを挿して地塗り、彩色と進みます。
古いものを見ると挿す竹ひごの木口は丸ではなくて角なんですが、仮挿しだけ丸い串焼き串片を使って、素焼き後の本挿しでは、削った角のひご片を使っています。早く済ませてまたヤスリがけや色塗りです。
と、言っておきながら余計なことに耽ったりする…。
自分の経験から、古いひねり鳩を見つけたとき、いっしょにひねりの唐辛子やナスが出てきたりしたのでおそらく鳩の姉妹品でしょう。ついでにやってみました。