秋だというのにまた暑さが再来でびっくりしています。膠を買いに上野まで行ってきました。
赤羽から高崎線で12・3分くらいな距離ですが、最近外に出かける機会がないので、こんな近くでも久しぶりです。昔上野に勤めていたというのに案外景色が変わったところもあり、ついでに東上野を歩いてきました。
昔、よく歩いていた辺りにお稲荷さんがあったのですがまだ残っているかどうか、、、。
上野駅の浅草口。一頃ここに高層ビルが建つという構想の話がありましたが、どうなったのでしょう?でも駅舎の中を修復して店が入っているということはまだ残すということでしょう。「ああ 上野駅」という歌謡曲がありました。また石川啄木の「ふるさとの 訛り懐かし停車場の 人ごみの中にそを聞きに行く」なんて歌もあり、昔はここから北へ向かう人、志を持って上野に着いた人で溢れていたのでしょう。今でもたくさんの列車が発着してたくさんの人で溢れかえっていますが、列車も速いし、昔ほどの距離感とか郷愁というムードでもなくなっているかもしれません。
浅草通りに面してまだ残っている銅葺きの家。関東大震災での火災の経験から火の粉を受けないようにと銅で葺かれたと聞いたような気がしますが、、。緑青の色がきれいです。昔もっとたくさん残っていたような気がするのですが、建て替えが進んでいるようで。
すごいのは玄関の雨戸が木製なんです。チョコレートのような色です。
ちょっと表通りから内側に進み、件のお稲荷さんがあった辺りに行ったのですが、あれ?この辺にあったはずが、、、、。ぐるぐる捜しまわったのですが見当たらす、、、。久しく来ていなかったから土地勘が鈍ったのかどうか、、、。
日曜日の東上野は店も閉まっていてガラーンとしていました。昔食べた小さな洋食屋さんはなkなっていました。日本そば屋さんも休み。ついでなので時々買いに行く桐箱屋さんへ行こうと思ったものの、日曜はやっぱり休み。平日にまた来ようと思います。
上野東照宮や清水観音堂も参拝しました。
東照宮は立派な社殿で300円で昇殿できることがうれしい。
平成25年まで修復工事をします。
不忍池も良いですね。
上野は観るものが多いですね。私は昔、不忍池畔の下町風俗資料館というところに勤めていたことがありましたし、公募展への作品搬入をしたこともあったし、仕事で東京都美術館に出向くこともありました。最近でも国立博物館へ観たり、調べ物に行くことがあります。東照宮、昔何度か行きました。ご社殿の中に三十六歌仙の扁額があったのを憶えています。五重の塔は動物園の中ですよね。寒ぼたんには行ったことがありません。
今は、年中無休とか、元旦まで開いているお店も結構あり、儲けられればそれで良いという風潮のような気がします。
耐震性等を言い出すと、難しいかも知れませんが、こうした古く味のある建物が長く残って欲しいですね。
以前、上野(御徒町?)で品物を選んでいると「うちは、個人には販売しません」と断られた記憶があります。見た目、普通の小売店だったので、卸専門のお店とは気付かず、びっくりしました。
指輪のサイズ直しなど、職人さんの仕事を興味深く眺めたものです。
東上野は、浅草口に立って、昭和通りの向こう側。まん前から清洲橋通り辺りまでだと思います。
「まっとうな昭和時代の商売の姿」という言葉いいですね。日曜とか年末年始は休みというのは、子供の頃普通だったような気がします。今ではいつでも買うことができるという感覚にいつの間にか染まってしまっているようですね。この辺りは昔気質のお店もある上、古い家がオフィスビルに建て替わってしまっているところも少なくないので、日曜は人気がないということにも理由があるかもしれません。上野に勤めていた頃には、昔ながらの駅前旅館があったりいくらか賑やかだったように思うのですが日曜はどうだったか、、、。いろいろな職人さんがいて、有名な江戸凧を作るお爺さんもいました。
御徒町の宝石屋さん、まだ一度も入ったことがありません。
それにしても中学生の頃おつかいで宝石を運んだりなさっていたのですか?
結構スリルのあるおつかいでしたね。私はその昔、おつかいを頼まれてもなくしてしまったり、お釣りがあわなかったりとしょっちゅう怒られていたので高価なものを運ぶという緊張感を人一倍想像してしまいます。