画像は初日の17日、お墓のお参りの帰り、お昼過ぎに寄ったところで撮影したものですから、2日目最終日の様子はどうだったか気になるところです。
お世話になっている吉徳さんのご出店。昨年よりも大きな小屋掛け?になっていました。
拙作の人形も飾ってくださっているのを撮ってきました。初日も2日目も雨が降る時間帯があったようですがどうだったでしょう。
今年は吉徳さんだけではなくご出店のお店すべて覗かせてもらいました。羽子板に関しての専門ではないので、どうこういう資格などありませんが、歌舞伎を題材にした押絵の羽子板でもすっきりとして「いいなあ」と思うものとそうでもないものとがあります。同じ狂言の同じ役で同じような動作の一瞬を捉えたものが複数あっても「いいなあ」とそうでないもの、面相や布の善し悪しだけでなく、羽子板の形に収まる構図でかなり印象が変わって見えるということですね。
弁慶とか見得で目を寄せているものでも加減次第で大げさな感じになってしまうものですね。
あと題材ですが、最近ほとんど舞台に出ないような狂言のものもあるのが不思議に思いました。例えば「河庄」(心中天網島)の頬かむりした治兵衛なんか今どき珍しいなと思いました。
観音様の裏手のイチョウの木が見事。「田圃から拝む観音様後ろ向きとは曲がない」とは助六に出てくる白酒売のセリフですが、お堂裏からの眺めも十分見事です。
私の東八拳の弟弟子が、一昨年まで数十年にわたって羽子板市で店を1軒あずかっていました。当然、羽子板に描かれた題材について説明できるのですが、実際に芝居を見たことはないとのこと。羽子板をこしらえる職人にしても、案外そんなものなのかも知れません。
記事を拝見して、そうだったんだ・・・と思った次第です。
折々の行事を大切にしておられるのは素晴らしいなぁと思います。
その中に、いまどきさんの作品が並んでいるのは、もっと素晴らしいですね!