東京の土人形 今戸焼? 今戸人形? いまどき人形 つれづれ

昔あった東京の人形を東京の土で、、、、

黄色の眼

2011-04-27 01:00:51 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

P1010162 胡粉の下地を塗り、種類によっては目元に朱で刷り込みを入れます。

その上に「猫もの」だったら黄色の眼を入れます。古い今戸焼の人形をみても、猫の眼は黄色かイエローの染料か、金色(真鍮粉)ですね。ごく稀に水色のがあったりしますが、、。

まだ墨で眼点を入れていないので、こうしてみると不気味でしょう。

今日は黄色の絵の具だけです。泥絵具を膠で溶いて、湯煎にかけるので、一度の湯煎でできるだけ効率よく黄色の塗れるところを廻して塗ります。

羽織狐の草履部分とか鉄砲狐の台座の上面も黄色です。他に天神様の笏など、、。

明日はいよいよ眼点と鼻を入れ、そのあと鼻孔と口に行きます。

P1010164


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2 コメント

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全然、不気味じゃないですよ(笑) (ウリ坊)
2011-04-29 12:58:06
土が、こうしたプロセスを経て、お人形になっていくんだなぁと・・・興味深いです。
もう、ここまで来たら、完成に近そうな気がします~~、右手(前脚?)や身体のひねり加減が、とてもキュートです。
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ウリ坊さま (いまどき)
2011-04-30 03:16:57
コメントをありがとうございました。
不気味ではなくてうれしいです。
超常現象というのでしょうか?子供の時から何度か不思議な目に遭遇しているのですが、ましてやこうして猫さんや狐さんの姿を作っていると不思議です。目を入れている最中に入れ替わり立ち替わりに猫さんたちが部屋へやって来ます。それも全然お馴染みでない猫さんも来るのです。でも一番不思議だった経験というと、以前のことですが、土で羽織狐をたくさん作って干して、帰ろうとして電気を消したら、一瞬ピカッとひと筋の光が暗闇に走ったのです。びっくりしました。関係ない話ですみません。
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