たかが前髪、されど前髪

運動会を控えた花子、毎日、疲れ果てて帰ってきます。

毎日のように、ソファで寝落ち・・。

この炎天下、外で練習していたら、体力消耗するよな～。

もちろん、朝、起きるのもギリギリ。

何度起こしても、返事だけして、また寝る。

最後には、私も放っておく。

遅刻したら、遅刻した時さ～。

家を出る１０分ほど前に、飛び起きて来る。

毎日の光景。

その１０分で何をするか？？

顔を洗って、着替えて、髪の毛のセット～。

おいおい、貴重な１０分をそんな事に使っていいのか？

ヘアアイロンを使って、前髪を丁寧に伸ばしている。

運動会の今、練習中は、帽子を被るのだそうです。

その帽子からのぞく前髪で、いけてるか、いけてないか・・が決まるのだとか・・。

要は、かわいく見えるか、見えないか・・。

もはや、理解不能です。

先日も、鏡の前で、前髪の長さを微調整し、自らカットしていた。

次の日、友達に、「前髪いけてる！」と言われ、ご機嫌で帰ってきた。

女子高生ってわからんわ～。

「そんなに必死になっても、男子にはわからんやろ？」と言うと・・。

「いや、男子からも、『なんか雰囲気変わったね』って言われたもん！」と上機嫌。

ま、前髪1つで機嫌がよくなるのなら、よしとしよう。

そんなにいけてる帽子からはみ出た前髪、運動会の時に見てやろうじゃないか！！

「運動会では、その帽子姿を楽しみにしてるよ！」と言うと・・。

「ああ、運動会本番は、ハチマキだから～」と返された。

おいおい・・・・・。

 

P.S

白目、かわいい。