仕事で、知り合った方なのですが、話していて、とても複雑な気持ちになりました。
会社の社長さんです。
数名の従業員がいます。
奥さんが、数年前からガンを患っていたのですが、末期になってしまたそうです。
背骨に転移してしまったので、歩けなくなり、入院生活。
痛み止めが効かずに「痛い、痛い」といい続け、「家に帰りたい」と。
旦那さんである社長は、単身赴任だったり、忙しかったりで、妻に迷惑をかけてきたので、せめて妻の願いを叶えてやりたい・・と退院を決意されました。
でも、足腰が動かないし、痛みはあるし、つきっきりの在宅看病になると思われます。
仕事・・・・。
従業員を路頭に迷わせるわけにもいかないし・・。
子供たちは遠方にいて、仕事があり戻って来れない。
どうにも八方ふさがり状態です。
奥さんは、私と同じ年齢でした。
ガンの末期で、いつまで生きられるかわからない。
「どうしてこんなことになったのかな・・。」と、ポツンとつぶやかれた言葉が印象的でした。
入院させたままなら、社長は仕事が続けられます。
でも、退院の決意をした。
仕事は、多方面に振って、なんとかしのげるよう、手配をされましたが、先行きは不透明です。
退院された奥さんを、いろいろな所に連れて行きたい・・と、介護車両の購入を検討されていました。
家庭内看護。
想像を絶します。
太郎の退院後を思い出しました。
痛み止めが全く効かずに、毎日眠れなくて、「痛い、痛い」と言い続ける毎日。
太郎は、もちろん痛くてつらかったのですが、それを聞いても何もできない私も、相当つらかったです。
病院であれば、点滴に痛み止めを入れて、かなり痛みを和らげることが可能なのですが、経口の痛み止めでは十分な効果がでません。
「もっと入院していたかった」と言った太郎の言葉がそれを表していたと思います。
これから来るであろう、親の介護、もしくは夫の介護の可能性もあります。
その時、どういった選択ができるのでしょうか。
なんだか、現実を突きつけられたようで、すごく気持ちが重くなりました。
私も、その仕事を手伝うことになったので、出来る限りがんばりたいと思います!
P.s
くう、3歳になりました。
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