いなご家のだんご3兄妹~それぞれが輝ける未来へ~

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在宅看護の選択

2021-10-09 13:54:37 | Weblog

仕事で、知り合った方なのですが、話していて、とても複雑な気持ちになりました。

会社の社長さんです。

数名の従業員がいます。

奥さんが、数年前からガンを患っていたのですが、末期になってしまたそうです。

背骨に転移してしまったので、歩けなくなり、入院生活。

痛み止めが効かずに「痛い、痛い」といい続け、「家に帰りたい」と。

旦那さんである社長は、単身赴任だったり、忙しかったりで、妻に迷惑をかけてきたので、せめて妻の願いを叶えてやりたい・・と退院を決意されました。

でも、足腰が動かないし、痛みはあるし、つきっきりの在宅看病になると思われます。

仕事・・・・。

従業員を路頭に迷わせるわけにもいかないし・・。

子供たちは遠方にいて、仕事があり戻って来れない。

どうにも八方ふさがり状態です。

奥さんは、私と同じ年齢でした。

ガンの末期で、いつまで生きられるかわからない。

「どうしてこんなことになったのかな・・。」と、ポツンとつぶやかれた言葉が印象的でした。

入院させたままなら、社長は仕事が続けられます。

でも、退院の決意をした。

仕事は、多方面に振って、なんとかしのげるよう、手配をされましたが、先行きは不透明です。

退院された奥さんを、いろいろな所に連れて行きたい・・と、介護車両の購入を検討されていました。

家庭内看護。

想像を絶します。

太郎の退院後を思い出しました。

痛み止めが全く効かずに、毎日眠れなくて、「痛い、痛い」と言い続ける毎日。

太郎は、もちろん痛くてつらかったのですが、それを聞いても何もできない私も、相当つらかったです

病院であれば、点滴に痛み止めを入れて、かなり痛みを和らげることが可能なのですが、経口の痛み止めでは十分な効果がでません。

「もっと入院していたかった」と言った太郎の言葉がそれを表していたと思います。

これから来るであろう、親の介護、もしくは夫の介護の可能性もあります。

その時、どういった選択ができるのでしょうか。

なんだか、現実を突きつけられたようで、すごく気持ちが重くなりました。

私も、その仕事を手伝うことになったので、出来る限りがんばりたいと思います!

 

P.s

くう、3歳になりました。

 


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