yamanba's blog

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梅雨明け直後の五ケ山ダムと南畑ダム

2022-07-02 17:40:00 | 五ケ山ダム

台風4号は、2日正午現在、沖縄県の南大東島の西南西約130Kmあたりを1時間に約30㌔の速さで北北西に進んでいる。この後、東シナ海で進路を東寄りに変えて、来週5日から6日頃に九州や西日本に接近するらしい。というわけで、台風が来る前に五ケ山へ。

先日の報告どおり、五ケ山ダムではおよそ半分ほどの水量となっていた。半分といっても利水量は14,165,000 ㎥。他のダムに比べて桁違いに多い。現在、副ダムから南畑ダムへは約3㎥/S放流されているようで、南畑ダムでは7割程の水量を蓄えていた。どちらのダムもじわじわ貯水率は落ちてきているが、今のところ問題はなさそうだ。このまま少雨が続くようだとわからないが。

 

 

撮影日:2022.7.2

五ケ山ダム 7月1日現在の貯水率44.7%  福岡市内に比べると6℃気温が低く、風が心地よい(午前10時頃)

 

 

 

 

定点から見る  ビオトープ、だんだん馴染んできた

 

 

 

ダム堤体から見る 

 

 

 

貯水位約388m  どこまで上昇するか、、

 

 

 

 

副ダムから放流 水は南畑ダムへ

 

 

 

こちらは南畑ダム

7月1日現在の貯水率72.2%

 

 

 

《関連記事》

台風4号北上中 沖縄や奄美に雨雲かかる 来週は西日本に接近の恐れ(tenki.jp 2022.7.2)

 

《参考資料》

福岡県主要ダム貯水状況

福岡市関連ダム状況

 


九州北部 梅雨明け、五ケ山ダム貯水状況は(7月3日更新)

2022-06-30 21:30:00 | 五ケ山ダム

6月28日、九州北部(山口含む)が梅雨明けした。一瞬、フェイクニュースかと思ったが、そうではなかった。気象庁によれば、平年より21日(昨年より15日)早く、1951年の統計開始以降、最も早い梅雨明けだと。梅雨期間はわずか17日間(梅雨入り6月11日)で、こちらも統計開始以降、最も短い。こうなると気になるのが水不足。

梅雨明け以降、五ケ山ダム(カテゴリー)へのアクセスが急増しているので、取り急ぎ、五ケ山ダムの最新貯水状況を報告しておきたい。福岡県ダム情報によると、6月29日現在の五ケ山ダム貯水率は44.4%と半分以下に。ただ、五ケ山ダムは脊振ダムや南畑ダムと連動しているので、これらのダム貯水率も見ておく必要がある。そこで見ると、脊振ダムは68.8%、南畑ダムは79%で、3つのダム平均貯水率は64%。すぐさま水不足になるような状況ではなさそうだ。ちなみに、6月25日午前11時頃から午後5時頃にかけて、脊振一帯で100ミリ程度の雨が降っており、貯水率は若干上昇している。

そういえば、昨年は梅雨時期に雨がほとんど降らず、8月に入ってから梅雨のように雨が降り続いた。秋雨前線による大雨で(8月11日から17日までに)1000ミリ近い雨が降り、五ケ山ダム水位は一気に29m上昇し、ダムは満水になった。今年はどうなるのだろう。報道によれば、来週は”戻り梅雨”になるとか。(それならわざわざ梅雨明け宣言しなくてもと思うのだが)毎年7月5日、6日頃に災害が起きているので、大雨への警戒は忘れずに。

 

と言っていたら、今日、1日午前9時、台風4号が発生。4日から5日にかけて九州北部に接近する。これから本番。(7.1更新)

九州 台風4号 来週初めに九州へ接近のおそれ 今後の影響は?(tenki.jp 2022.7.1)

 

 

 

五ケ山ダム貯水位(6月30日11時現在)

今のところ水不足の心配はなさそう

 

 

 

五ケ山ダム観測データ

25日午後4時頃、1時間40ミリ以上の豪雨に 

ちなみに、山口の田舎は24日午後5時頃から大雨に。まさかあの雨で梅雨明けになろうとは、、

 

 

福岡県主要ダム貯水状況(6月29日現在)

18ダム貯水率 平年より約18ポイント、昨年より約14ポイント少ない(油木ダムは深刻な状況)

 

 

 

福岡県主要ダム貯水率(6月29日現在)

これからどうなるか、、

 

 

 

※7月2日、五ケ山ダムと南畑ダムへ行きました。現地の様子はこちら。(2022.7.3更新)

 

 

《関連記事》

九州北部 早い梅雨明け 短い雨の季節(tenki.jp 2022.6.28)

九州北部 最速梅雨明け…福岡水不足懸念の声(読売新聞 2022.6.28) 

まだ40℃の酷暑が継続か 今回の異例の暑さいつまで  来週は戻り梅雨で暑さに変化(tenki.jp 2022.6.29)

 

《参考資料》

福岡県主要ダム貯水状況

福岡県総合防災情報

気象庁台風情報

 


五ケ山クロスベース飲食店「TRAIL」~6月9日グランドオープン!

2022-05-21 18:20:00 | 五ケ山ダム

ゴールデンウィーク中、五ケ山クロスベースの飲食店が仮オープンしていた。店名は「TRAIL」(TAG STA)。メニューは、ハンバーガーやカレーライス、それに本格的コーヒーやデザートも。ただし、グランドオープンは6月9日なので、それまでは金曜~日曜日のみの営業で、ランチメニューは数量限定。6月9日以降はフルメニューで頂ける。

オーナーは、福岡市中央区春吉にある「TAG STA」のようで、こちらにはギャラリーが併設されていたので、同じようなつくりになるのかと思っていたけれど、五ケ山クロスベース公式ホームページに掲載された写真を見る限り、「TRAIL」にはギャラリースペースはなさそう。何はともあれ、今度は続いてくれればよいけれど、、

 

コロナ禍、介護をしている身としては、原則外食はできないので、屋外(クロスベース屋上)で食べることができればいいな、、😋

 

五ケ山クロスベース公式ホームページより

「TRAIL」 店内の様子

 

 

 

 

カレーが食べてみたいな、、(近々、行ってみるかな)

 

 

詳しくは「TLAIL」公式サイトで。

 

 

 


五ケ山クロスベース飲食店、22年3月オープン?

2022-02-28 18:58:00 | 五ケ山ダム

五ケ山クロスベースの飲食店が空き家になって今月で2年になる。このところその情報を求めてか、関連するブログへのアクセスが多い。そこで(時間は限られていたが気分転換を兼ねて)、五ケ山へ行ってみることにした。

那珂川市は、昨年9月に五ケ山クロスベースの飲食テナント募集を開始しており、昨年12月に既に入居者が決定していた。資料を見ると、入居予定は今年3月からとなっているが、現地ではオープンに向けた動きはなかった。ちなみに入居候補店は「TAG STÅ」。調べてみると、同名のお店が福岡市中央区春吉にあった。お店はギャラリーを併設した立ち飲みコーヒースタンド店だった。もしもこの店が出店するのであれば、五ケ山にもギャラリーができるかもしれない。予てから、ここは飲食スペースより多目的スペースとして活用したほうがよいと思っていたので、そうなることを期待したい。

 

※今回は時間がなかったので五ケ山ダムはパスしました。

 

撮影日:2022.2.28

五ケ山クロスベース 手前が飲食スペース、向こうに「モンベル五ケ山店」

 

 

 

 

那珂川市と協議が上手くいっていれば、3月オープン?

 

 

 

 

ギャラリーができれば、、

 

 

 

《参考資料》

那珂川市。五ケ山クロスベース 飲食店舗募集の審査結果について(2021.12.14)

TAG STÅ 

 

 


五ケ山ダム、8月豪雨で満水に~豪雨の爪痕も 

2021-10-30 08:57:57 | 五ケ山ダム

久しぶりに福岡県ダム情報を見ると、五ケ山ダムが満水位を超えていた。8月の秋雨前線による大雨でダムの水位は一気に上昇、最後に確認した8月14日は満水位まで17mのところ(390m)だった。その後、8月17日に200ミリを超える雨が降り、満水位まで10mのところ(397m)まで上昇。それから脊振ダムからの流入量が増えて、8月21日に水位は400mを超えている。さらに、9月2日から4日にかけて100ミリを超える雨が降って、9月9日に満水位(407.1m)に到達。結局、昨年12月22日に試験湛水が終了してから9ヵ月足らずで満水になったことになる。何と言っても、8月11日から17日までに29m上昇したことが大きい。ちなみに、9月17日以降はほとんど雨は降っていない。

(というわけで、現地へ)

五ケ山ダム視察は、8月4日以来となるが、五ヶ山周辺では8月豪雨の爪痕があちこちで見られた。南畑ダム付近の国道385号線沿いでは土砂崩れが発生しており、防護柵の工事が行われていた。さらに、五ケ山ダムの入り口でも土砂崩れが発生していた。こちらはすでに防護柵が設置されていた。五ヶ山付近では8月11日から17日までに1000ミリ近い雨が降っていたので、どこで災害が発生していてもおかしくはない。あとで現場の方にお聞きしたが、土砂崩れによる人的被害はなかったらしい。何よりだった。

今年、九州北部では、平年より20日も早く梅雨入りしたが、雨はほとんど降らず、8月に入ってからまるで梅雨のように雨が降り続いた。五ケ山ダムは100年に1度の洪水にも機能すると言われている。しかし、異常気象もパワーアップしている。この夏、ドイツ・ベルギーでは洪水で200人以上の方が亡くなっている。100年に1度の洪水対策がされていたにもかかわらず、、今年は試験湛水後でダムが空いていたからよかったが、、災害への備えは怠らないようにしたい。

 

 

撮影日:2021.10.29

ふたたび満水に 

 

 こちらは豪雨前(8月4日撮影)

 

 9月9日14時、満水位到達(福岡県ダム情報より)

 

 

ダムサイトを見る  

 

 

 

 

背後に土砂崩れの跡が見える

 

 

 

 

定点から見る

 

 こちらは豪雨前(8月4日撮影)

 

 

ビオトープ 泥水状態

 

 

 

 

下弦の月が、、 

 

 

 

 

昨年の7月豪雨から 

 

 

 

 

ダムサイトから見る

 

 こちらは豪雨前(8月4日撮影)

 

 

満水位を少し超えたところ

 

 

 

 

クレストゲートから放流中 

 

 

 

 

五ケ山ダム入り口の土砂崩れ

 

 

 

 

防護柵設置 

 

 

 

こちらは南畑ダム

10月29日現在、貯水率49%

 

 

 

 

南畑ダム付近の土砂崩れ 防護柵は12月中に完成するとのこと 大丈夫かな、、

 

 

 

 

この辺りの地質は花崗岩、上の写真は風化した状態の真砂土  五ケ山ダム入り口も同様(地質naviより)

 

 

 

おまけ情報

令和11年完成予定の南畑バイパスの起点(南畑ダム入り口)で測量がはじまっていた。測量している方に建設ルートをお尋ねしてみたが、まだ具体的なことは決まっていないとのことだった。本当かな?

 

 

 

 

バイパス終点(福岡市水道局南畑取水場)の近くに現場事務所らしきものができていた。(人がたくさんおられたので遠くから撮影)

 

 

 

《参考資料》

福岡県総合防災情報(ダム情報)

福岡県主要ダム貯水状況(随時更新)

気象庁、過去の気象データ検索